年末年始特別警戒取締り 他【新千葉新聞】
- 2022/12/17
- ニュース
新千葉新聞2022年12月17日発行
年末年始特別警戒取締り
関係団体等約150人が事故防止へ
木更津署と2市 交通安全等の出動式
木更津警察署(署長・渡邉優)と、同署管内の木更津市(市長・渡辺芳邦)・袖ケ浦市(市長・粕谷智浩)共催による『年末年始特別警戒取締り及び冬の交通安全運動』同号出動式が、15日(木)午後4時から、旧木更津市役所西側駐車場で開催された。
出動式には、木更津警察友の会、管内金融機関防犯連絡協議会、学校警察連絡委員会、少年警察ボランティア連絡会、交通安全協会、木更津地区安全運転管理者協議会、木更津市・袖ケ浦市各地区から多くの防犯ボランティアや青パト所有団体、木更津市・袖ケ浦市・木更津警察署などの関係者代表約150人と、関係車両17台(乗務者31人)が参加した。
同式で、主催者・渡邊署長は参列の各種団体に対し、日ごろから様々な形での交通事故防止・防犯抑止への協力に感謝する中で、木更津警察署管内の犯罪・交通事故件数などを報告し、「年末年始は重大な事故や犯罪が増える時期である。市民が明るく穏やかな信念が迎えられるように」と、一層の協力を願い挨拶した。
共済者を代表して渡辺市長も、「行政も安心・安全な松づくりに努めてはいるが、十分に行き届かないところもある。今後も各種団体の皆様方の力を借り、誰もが安心して暮らせるまちを構築したい」などと日頃の協力及び、出動式への多くの参加に感謝した。
式の後、参列者は街頭警備に向かう警察車両等を見送り、それぞれの警ら活動に出発した。
木更津警察署管内の11月末現在の犯罪件数は957件(対前年比17件増)で、主に、忍び込み、自転車盗などが多い。
交通事故死亡者数は12月14日現座で6人(対前年比3人増)。
また飲酒運転の検挙者も増加傾向にあり、取締り・検問などを強化している。
雑巾を寄贈
明治安田生命労組
明治安田生命労働組合はこのほど、雑巾219枚をフィランソロピー活動の一環として、社会福祉事業のために使ってもらいたいと、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に寄贈した。
マインドストーム使って
木更津高専 中学生がプログラミング
木更津工業高等専門学校ではこのほど、公開講座「マインドストームを使ったプログラミング講座」を開催した。
県内在住の中学生6人が、同校の担当教員及び電気電子工学科の学生4人のサポートを得て、マインドスト^む(教育版レゴ)で作られたロボットを動かすプログラムの作成に取り組んだ。
参加した受講生からは、楽しかった、分かりやすい、また参加したいなどの声が寄せられており、高い満足度を得られた様子だった。
県7751人
15日のコロナ感染
県内では15日(木)、新たに7751人が新型コロナウイルスに感染し、5人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の木曜日と比べ1829増か、11日連続で前の週の同じ曜日を上回った。
累計感染者数は117万1409人。
新規クラスター(感染者集団)は19件。
君津地域では君津市内の高齢者施設で14人、富津市内の高齢者施設で8人の感染が確認された。
社会福祉にと
八幡台秋祭り有志
木更津市の八幡台秋祭り有志は、今月13日、社会福祉事業に役立ててほしいと、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会へ、11256円を寄付した。
久留里線の乗り方等学ぶ
JR木更津駅等で 小学生に乗り方教室
JR久留里線活性化協議会では、沿線地域在住の小学生および保護者を対象に公共交通である鉄道の乗り方や社内マナーについて学んでもらうほか、実際にJR久留里線に乗車し、地元の鉄道に愛着を持ってもらうことを目的に、あす、18日(日)午前9時30分から午後零時10分まで「JR久留里線乗り方教室」を開催する。
開催場所は木更津市役所駅前庁舎およびJR木更津駅。
参加者は君津市、木更津市、袖ケ浦市の小学生および保護者等12組。
開催内容は、
▽JR東日本社員による座学授業、「鉄道の乗り方や社内マナーについて」
▽JR木更津駅の見学及びJR久留里線の乗車体験、みどりの窓口や乗車券券売機などの見学
▽JR木更津駅~JR東清川駅間の往復乗車体験。
JR久留里線活性化協議会は、令和2年4月15日に君津・木更津・袖ケ浦市の市長や千葉県総合企画部長、東日本旅客鉄道(株)千葉支社企画部長を会員として設立された。
社説
アクアライン開通25周年
あす18日、東京湾アクアラインは開通25周年を向かえる。
東京湾アクアラインは、東京湾の中央部を横断し、神奈川県川崎市川崎区浮島と千葉県木更津市中島を結ぶ延長約15.1キロの有料道路、路線名は一般国道409号、車線数は4車線、設計速度は80キロ/h、総事業費は約1兆4400億円。
調査に約20年、建設に約10年の歳月をかけ、1997年(平成9年)12月18日に開通した。
その建設は、設計から施工まで当時の最先端の技術とノウハウを終結し、数多くの市い技術・新工法が開発・実用化され、『土木のアポロ計画』とも呼ばれた。
改訂の軟弱地盤、風や潮、地震等の自然条件、東京湾内の船舶の航行、環境保全など多くの困難を乗り越えて完成した。
東京湾アクアラインの構造は、日本初となる会場の休憩施設「海ほたる」をはさみ、川崎側約10キロが海底トンネル(アクアトンネル)、木更津側約5キロが橋りょう(アクアブリッジ)となっている。
さらに海底トンネルの中央部には、トンネル換気施設を有する人工島「風の塔」があり、川崎側のトンネル入り口部にはピラミッド型の浮島換気所があり、木更津側には料金所がある。
海底トンネルの掘進には口径14.14メートルの巨大シールドマシンを開発した。
開通前、神奈川県京浜地区と房総地区との移動には、東京湾沿いの道路で、東京湾を半周、約86キロ、約65分間要したが、アクアラインの開通により走行距離は約26キロ、所要時間は20分となり移動時間の大幅短縮、かつては陸の孤島と言われた房総半島(千葉県)と首都圏との地域交流促進等の役割を果たしている。
道路を管理するNEXCO東日本東京湾アクアライン管理事務りょと、東京湾横断道路(株)では、現在、15周年記念フェアを来年2月18日まで実施している。
開通以来四半世紀、東京湾アクアラインは今、首都圏の大動脈として更なる役割が期待されている。