市貢献で特別功労表彰 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2022年11月13日発行

市貢献で特別功労表彰

夫人の寄付と合わせ1千万円を市に寄付
木更津市が伝達式 髙品政明氏に紺綬褒章

木更津市はこのほど『紺綬褒章』の栄に浴した(株)タカヨシ代表取締役会長の髙品政明氏に対し8日、駅前庁舎・市長応接室で「紺綬褒章伝達式及び木更津市功労表彰式」を実施した。
これは昨年12月に受章者髙品氏が木更津市に対し~『電子地域通貨アクアコイン』の活用による地域経済の活性化に役立ててもらいたい~と760万円の寄付を行ったため。
また同日、髙品佳代氏(会長夫人)が、~木更津市の学校給食提供に向けた『有機米プロジェクト』に役立ててもらいたい~と、240万円の寄付で、両氏合わせて1千万円の多額の寄付があった。
市では同市表彰規定に基づき、紺綬褒章受章者に「木更津市特別功労表彰」を行ったもの。
伝達式には髙品会長と大盛り広美取締役開発本部長が来庁、木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、重城貴浩市長公室長、佐伯浩一経済部長など関係者が出席して敬意を表した。
渡辺市長は「貴重な財源として有効活用させていただいております」などと感謝した。

今年3回目の下草刈り

新しい形式の鎌足桜カレンダーも販売中
木更津市鎌足桜保存会 君信からも応援に

木更津市鎌足桜保存会(会長・田中幸子副市長)では、このほど鎌足さくら公園近くの矢那川ダム沿いに植栽された鎌足桜の今年3回目の下草刈りを行った。
当日は保存会会員ととともに君津信用組合(本店・東太田支店)から守支店長をはじめ8人のボランティアの参加があり、総勢24人で作業を行った。
作業後は参加者全員で、きれいになった法面と鎌足桜の説明看板をバックに記念写真におさまった。
同会では、昨年まで開催してきた「『鎌足桜の魅力』写真と短歌・俳句コンテスト」の終了に伴い、新しい形式の鎌足桜カレンダー(B3判1枚)を作成した。
保存会員への配布を中心としているが、1枚100円で一般への販売も可能としている。
購入希望者は、鎌足公民館(TEL52-3111)まで問い合わせるか、ホームページを参照してほしいとしている。

オスプレイ10機目到着

11機目はあす予定 岩国から木更津駐屯地

陸上自衛隊が導入した輸送機V-22オスプレイが11日、新たに1機、暫定配備先の木更津駐屯地に到着した。
10機目になる。
防衛省北関東防衛局から情報提供があった木更津市が明らかにした。
市によると同日午前10時ごろに米軍岩国飛行場を離陸、正午頃、木更津駐屯地に到着した。
同省は陸自に17機を配備する計画。
佐賀空港を最終的な配備地とすることを目指し木更津への配備期間は2020年7月から「5年以内を目標」としている。
11機目もあす14日に到着予定。

7日間で231人

木更津市コロナ感染

木更津市は11日(金)、直近7日間(4日~10日)で新たに231人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
前週金曜日の発表分(205人)から26人増えた。
前週の発表人数を上回るのは2週連続。
同市の新規感染者内訳は、医療機関等で診断された人・185人、陽性者登録センターに登録があった人・46人。
療養状況は、自宅及びホテル療養者数(推計)・231人、入院中の人はいない。
県内では2600人が感染し、4人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の金曜日から2.4倍以上に増加。
高齢者施設や保育園等で新規クラスター(感染者集団)が発生。
このうち1件は富津市内の「特別養護老人ホームやまぶき苑」で確認され、5人が感染した。

6部門で真剣な対局

木更津市文化祭将棋大会 市外からも多数参加

「第46回木更津市文化祭将棋大会」が10月30日(日)、中央公民館(アクア木更津B館)で開かれた。
木更津市文化協会主催、日本将棋連盟木更津支部及びNPO法人将棋普及協会ちば主管、日本将棋連盟君津大和田支部協力。
木更津市はもとより君津、市原など近隣市、対岸の川崎市や横須賀市等から、一般60人、小人71人の総勢131人が参加。
一般はA、B、Cの3クラス、小人は中学生、小学高学年、小学低学年-の計6部門に分かれ、リーグ戦のあとトーナメント戦で暑い戦いを繰り広げた。
結果は次の通り。

社説

きさらづ未来会議

昭和17年(1942)11月3日、千葉県下6番目、全国で197番目の市として木更津市が誕生した。
この間、平成9年、東京湾アクアラインの開通に伴い、それまで陸の孤島ともいわれた千葉県は、首都圏との交通の利便性が向上し、定住・交流人口の増加や企業立地、大型商業施設の集積などで発展を続けてきた。
市制施行当初38117人だった人口は80周年目の今年10月1日現在13万6288人(男68750人、女67538人)と4.03倍になっている。
木更津市では80周年の節目を、20年後の100周年に向けたスタートの年と位置付けて、20年後の市民力の中心存在になってほしいと小中学生をはじめ若者たちを前面に据えた様々な記念事業を実施している。
なかでも、~未来の木更津がどのようなまちであってほしいか~を市民とともに考えるワークショップ《きさらづ未来会議》には、市内在住・在勤・在学の公募者、10代から45歳までの42人が参加して、市民からの意見を集約した『きさらづ未来ビジョン』提言書を80周年記念式典会場で市長に提出した。
同提言書には20年後の木更津市に~住みたい・住み続けたい・働きたい・訪れたい~と実感してもらえるような「未来に向けた7つのビジョン」が具体的に示されている。
①人のつながりがあるまち
②自然とともにあるまち
③人を呼ぶ魅力あるまち
④誰もが安心して暮らせるまち
⑤子ども・若者が育つ環境のあるまち
⑥わくわくして暮らせるまち
⑦生活が便利なまち
一つ一つの項目をまとめ上げ、提言書を視聴に手渡したとき、若者たちの輝くひとみと笑顔が印象的だった。
これまで行政の仕事は庁舎の中で審議されるものとの、未熟な見解があったが、新しい行政の在り方がここにあった。
この作業にかかわった多くの若者たちがこれからの木更津市を創造していく。
希望にあふれる80周年である。

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