9月以降に試験飛行開始 他 【新千葉新聞】
- 2020/8/20
- ニュース
新千葉新聞2020年8月20日発行
9月以降に試験飛行開始
陸上自衛隊オスプレイ2機を点検中
防衛相が木更津市を訪問 当面の運用を説明
防衛相北関東防衛局は18日午後4時から、木更津市役所駅前庁舎8階防災会議室で、木更津市長及び木更津市議会議長などに対し、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されている《陸上自衛隊輸送機V-22オスプレイ》の当面の運用について~9月以降に試験飛行を開始する~などの説明を行った。
これは防衛相からの申し出により実施されたもので、同省から北関東防衛局深和企画部長、装備庁桐石調査官、人材育成課末富課長、陸幕防衛部三浦一佐、千葉防衛事務所山田所長他6人が来庁した。木更津市からは渡辺芳邦市長、近藤忍市議会議長、永原利浩市議会基地対策特別委員会委員長、田中幸子副市長、山口芳一企画部長他6人が出席。
冒頭、深和部長より、日本を取り巻く安全保障環境に対して防衛省・自衛隊の取組、V-22導入への経緯、同機の有用性、配備計画(合計17機導入)、7月10日と16日に2機が配備され、陸上自衛隊として運用していくための受け入れ点検が現在行われていることなどを説明。
今後の予定として、
▽来月9月ごろ(日時未定)から、機体や日本独自の仕様になっている搭載装備品の機能・特性を確認するため、現在米国で訓練中の操縦士による試験飛行を行う予定。
防衛相による地元住民への説明は、8月23日に実施。区長会や漁組関係者への説明会後、市では9月初旬に地区回覧や市HP等で詳細を説明する予定。
近藤市議会議長は席上、市議会(全体)へ同省では前向きに検討する等の回答があった(日時未定)。
防衛省は、今後の予定・詳細は随時、木更津市を通して報告するという。
また試験飛行ルートは、有視界飛行の場合は駐屯地西側の東京湾養生を基本とし、悪天候時には計器飛行方式で、国交省の航空路誌に示す離着陸経路を飛行する。さらに住宅地・病院などの上空の飛行に配慮するほか、駐屯地・演習場でのホバリング訓練は努めて住宅から離れた場所で行うことなども報告した。
どう説明を受け渡辺市長は、「現状で説明できることを準備してきてくれたが、まだまだ不十分であり、今後も引き続き説明を求め、情報収集に努めていく」などと述べた。
あす夜「ナイトバル」
15店舗が出店、房総の味覚満喫
木更津ナチュラルバル 内港公園・出島で
木更津市で、安心・安全・無添加な食べ物を提供するオーガニックな食のイベントとして人気を博している「木更津ナチュラルバル」。第2回目は、あす21日(金)午後5時~午後8時までの3時間限定、『ナイトバル』として、木更津市内港公園・出島(入り口は「とんかつかつしげ」店舗前の道路を挟んで向かい側)で開催される。
今回は15店舗が出店。いすみ市のおにぎりや、御宿の海辺れすとらんの焼きそばをはじめ、木更津にいて房総一円の味覚を満喫できる。
主催は、みなとまち木更津推進委員会、かずさファーマーズマーケット実行委員会主催、協力は、木更津市、木更津産業・創業支援センター(らづbiz)。
当日販売では、地元浜焼きやによる新鮮な千葉県産ハマグリと三陸産ホタテを目の前で焼く「浜焼き」もある。
縁日やカブトムシとのふれあいイベントなども用意されている。
主催者は、新型コロナウイルス感染拡大防止策などを十分に施し実施するため、来場者にはマスク着用、非接触での検温、手指の消毒、名簿記名などのほか、レジ袋削減キャンペーンも同時実施、エコバッグやクーラーボックス持参者にはプリペイドカード100円分を贈呈、など理解と協力を呼び掛けている。
問い合わせは、市観光振興課(平日のみ)TEL0438-23-8118、木更津市観光案内所TEL0438-22-7711へ。
木クラスター事業所は再開
18日判明コロナ 県は新たに38人
県内で18日、新たに38人の新型コロナウイルス感染が判明した。半数19人の感染経路は不明。一方で同居家族内での拡大も相次いでいる。君津地域4市からは出ていない。
新規感染者は11市1町で確認された。市川市は9人で最も多く、このうち5人は同居家族。すでに家族で他に1人の感染が判明しており、家族6人全員が感染した。このほか館山市など3市でも同居家族の感染が判明している。
なお、木更津市清見台にある通所会議事業所「サンライズトレーニングデイ」で発生したクラスター(感染者集団)では、14日で同事業所内での感染から2週間の経過観察機関が過ぎたが、新たに体調が悪くなった職員、利用者はいないという。同事業所は再発防止のための対策を講じた上で、きょう20日(木)から業務を再開するとしている。
県内の感染者累計は2532人、死者は58人。君津地域は変わらず木更津市45人、君津市14人、袖ケ浦市12人、富津市ゼロ。
18日の国内における新たな感染者は888人。このうち東京都は207人。全国の感染者累計は58384人、死者は1139人となった。
第66回綾芽会ピアノ発表会
近藤郁子企画指導 演奏をDVDに残す
綾芽会主催「第66回綾芽会ピアノ発表会」が、今月23日(日)、木更津市大和3-2-19、コンドー楽器隣の、綾芽会近藤邦子レッスン室で開かれる。
今回は初めての試みで、演奏をDVDに残すという、例年と違う発表会となる。企画・指導は近藤邦子、近藤由美子さん。指導協力は樋口浩子さん(ヴァイオリン)、角陽子さん(フルート)、鈴木佳子さん(ピアノ)。
第一部は、暗示から省が6年生までの15人の演奏、第二部は中学1年生から高校1年生等8人によるピアノ演奏があるほか、フルート独奏やヴァイオリン独奏もある。
綾芽会は、昭和20年代からピアノのレッスンに情熱を傾けた尾田綾子さん(近藤邦子さんの母)の門下生の会に、名前『綾』と生徒の小さな『芽』が美しい花を咲かせるようにと、生まれたもの。今では指導を受けた生徒が、音楽大学准教授や音楽教師、ピアノ講師として活躍している。
夏季大会C級3部開幕
木更津市野球連盟 猛暑のなか熱戦展開
木更津市野球連盟主催『市民野球大会』の「春季大会」C級2部とC級3部計5試合及び、「壮年大会」Aブロック1試合が16日、市営・江川両球場で行われ、猛暑のなか熱戦が展開された。
この日「下記r大会」のC級3部(参加16チーム)が開幕、1回戦2試合が行われた。
23日にはC級1部(同16チーム)がスタートする(予定)。
結果は次の通り。
【春季大会】
◎C級2部・2回戦
▽クローズ(不戦勝)-わんたんズ
◎C級2部・準々決勝
▽クラブソーダ7-3ぶひっ ▽TOBIX10-3Kona Winds
◎C級3部・2回戦
▽DENZAI(不戦勝)-№ ▽Valenntia(不戦勝)-木・SUNSET
【夏季大会】
◎C級3部・1回戦
▽SWANS7-6ゴルティーズ ▽木・SARU(不戦勝)-NSMP
【壮年大会】
◎Aブロック
▽木・絆11-7世界の木更津
社説
もしもに備えよう
日本は、気象、地形、地質などの自然条件から他国に比べて災害が発生しやすく、これまで幾度となく大きな災害に見舞われてきた。
昨秋、当地域を襲った台風や大雨碑が愛は記憶に新しいことであり、今年も7月には九州地方を始め各地で豪雨被害が発生している。
これからも、災害は取る全発生し、予想しえない出来事に遭遇する可能性がある。「もしもの時のために、事前の備えをすることが大切!」とは言い古された言葉ではあるが、改めて考えてみたい。
もし、外出先や自宅で大地震が発生したら、自分はどうするだろうか。経験したことがないような出来事にすぐ対応することは難しいものである。家族で話し合っておくことが大事。
まず、その筆頭は、自分の命を守るのは自分自身であり、そして災害に備えるための出発点も自分自身であることの自覚。高齢者や幼児の命を守る対尾王も家族観で共通認識しておきたい。
また災害時には、大切な人と連絡を取り合うことが必要になる。停電の発生も予測される。ケータイ電話の電池切れをはじめ、故障・紛失などもある。自分自身が救助されたとき、自分自身の情報伝達も必要になる。大切な人や家族の電話番号、芽0るアドレスなどの情報を事前に確認しておくこと。被災地内では電話がつながりにくくなることが想定されるので「災害伝言板」などを利用できるようにしておきたい。これは、携帯電話やスマートフォンから自分のアンプ状況を登録することができ、登録された安否情報は、大切な人や家族がインターネットなどを通じて確認できる。毎月1日、15日、正月3が日、防災週間(8月30日~9月5日)、防災とボランティア習慣(1月15日~31日)には、「災害用伝言版」の体験、~メッセージの登録・確認~が出来る。
今では多くの人々に普及している携帯電話やスマートフォンを、上手に活用できるよう日頃から準備しておきたい。