操縦士等の教育訓練のため 他【新千葉新聞】
- 2021/3/9
- ニュース
新千葉新聞2021年3月9日発行
操縦士等の教育訓練のため
木更津駐屯地陸自オスプレイ 8日以降に飛行開始
木更津市は5日、陸上自衛隊V-22オスプレイについては、今月8日(月)以降、現在実施中の昨日確認試験と並行して、操縦士等の教育訓練に係る飛行を開始する予定であると発表した。
同日、防衛相北関東防衛局から木更津市に情報提供があったもの。
説明会を中止
木更津法人会
公益社団法人木更津法人会は、緊急事態宣言21日までの延長にため、今月11日(木)に予定していた「決算法人説明会」を中止すると発表した。(当日資料のみ可)
「真心」の精神を発揮
多くの困難乗り越え卒業証書授与式
木更津総合高校 683人が巣立つ
「第18回木更津総合高等学校卒業証書授与式」がこのほど挙行された。
今年度も保護者・来場者を招かず、卒業生683人と教職員のみの卒業証書授与式となった。
卒業証書授与では、学級担任が呼名し、卒業生は返事・起立。
卒業生代表・岩瀬将さんが壇上に上がり、真板竜太郎校長より卒業証書が授与された。
真板校長は式辞で、「最後の1年はコロナ禍という大きな障害があり、人と人との交流が分断されているような気がする。その中でも皆さんが本校の3年間で培った『真心』の精神を発揮し、人と人との交流に中で必要とされる人物になり、活躍することを祈っている」と、卒業生に贐(はなむけ)の言葉を贈った。
祝電披露の後、在校生代表・吉田凪紗さんが、「多くの困難を乗り越え、私たちのリーダーとして全校を盛り上げ、まとめて下さった先輩方。感謝の気持ちで一杯です。そして、力強く成長された先輩方の未来が明るく健やかであることを心よりお祈りいたします」と送辞を述べた。
続いて、卒業生代表・岩瀬将さんが答辞を述べ、東日本大震災と一昨年の災害を振り返り、「私たちがこうして充実した日々を送れることが、決して当たり前のことでないことを知っています。たくさんの人に支えられ、今日卒業を迎えることができました」と感謝の気持ちを述べ、最後に「高校生として残されている時間を悔いのないものにして下さい。応援しています」と材工背へのエールの言葉を贈った。
研究活動や優れた論文発表
ベストプレゼンテーション賞に5人
木更津高専 優秀賞に宮良大地さん
木更津工業高等専門学校(木更津市清見台東)の「令和2年度専攻科研究活動優秀賞」と「ベストプレゼンテーション賞」の受賞者が決まった。
今年度は6人が選出され、賞状と副賞が授与された。
同校では、専攻科生の研究発表の活性化を目的に、国内外の学会等において、研究発表等で顕著な成果を挙げた学生に「専攻科研究活動優秀賞」、特別研究発表での優れた論文発表者にいは「ベストプレゼンテーション賞」を授与している。
受賞者は次の通り。
(敬称略)
◎研究活動優秀賞
▽宮良大地(制御・情報システム工学専攻2年)=「2019年度高専ワイヤレスIoT技術実証コンテスト(5G活用部門)、2019(プロダクトデザイン大賞)」、「日本福祉工学会第24回学術講演会 優秀発表賞」。
受賞業績2件、国際会議1件、国内発表4件。
◎ベストプレゼンテーション賞
▽大坪咲智(機械・電子システム工学専攻2年)=発表論文『鳥野主翼構造を規範とした羽ばたき翼空力特性の調査』
▽柳澤利樹(機械・電子氏打てむ工学専攻2年)=発表論文『SIRを用いたヂュアルバンドBPFの設計手法に関する研究』
▽成澤功徒(制御・情報システム工学専攻2年)=発表論文『母線の曲率に注目した絞りスピニング加工の中間経常の評価手法』
▽小川泰正(制御・情報システム工学専攻2年)=発表論文『ICTを活用した遠隔授業プラットフォームの現状と課題』
▽小又寛也(環境建設工学専攻2年)=発表論文『粒子の大きさに着目した水滴の飛来と付着流下のシミュレーション』。
ワクチン4回目
成田空港に到着
8日(月)午前、成田空港に、米製薬大手ファイザーのワクチンが到着した。
清算供給地のベルギーから、前回の2倍にあたる最も多い99万回分のワクチンが届いた。
初めて到着した2月12日以降、4回目にたる。
これまでに336万回、118万人分が到着。
来月12日から高齢者に向けて接種が始まる。
社説
東日本大震災から10年
2011年(平成23年)3月11日午後2時46分、岩手県三陸沖を震源とする巨大地震が発生した。
東日本各地で大きな揺れを観測するとともに、海岸線に壁のようになって押し寄せた津波により多くの人命が奪われ、東日本をはじめ、日本各地に甚大な被害をもたらした。
農林水産省のHPによると、同年4月27日調べで、全国の被害状況は死者14517人、行方不明者11432人、負傷者5314人、避難者(18都道府県)130229人、建物前回76800戸。
千葉県内では死者18人、行方不明者2人、負傷者225人、全壊家屋は649戸、停電は346489戸、断水は約30万戸に及んだ。
福島県の東電原発事故等を含み1229人が県内に避難してきた。
様々な巨大な数字が同災害の悲惨さを表しており、各被災地は10年目を迎え復興から復旧へと力が注がれている。
同震災や、一昨年駅の房総半島台風などの教訓から、地元各自治体では「安心・安全なまちづくり」に無江k手、専門機関や事業者などとの各種協定締結をはじめとして、災害への備えが多角的に進められている。
先月2月13日午後11時7分ごろ発生した福島県沖を震源とする震度6強(君津地域では震度3)の自身も、2011年東日本大震災の余震だという。
この時、布団に入ったばかりの私は大きな揺れに驚き思わず枕元近くの懐中電灯に手を伸ばしたが、電気が付かない。
電池切れである。
日頃の不準備や、定期的な点検をしていくことを深く反省した。
自助・共助・公助の意味や役割を頭で分かっていても、実践が伴わなければ意味がない。
新型コロナへの危機感も慢性化して、惰性に流されてはいないだろうか。
この度の緊急事態宣言延長は、今一度、地震の行動への警鐘と捉え、1日も早い収束を願い、もう少しの間みんなで我慢しよう。