国の防衛政策の一端担う 他【新千葉新聞】
- 2025/7/12
- ニュース

新千葉新聞2025年7月12日発行
国の防衛政策の一端担う

オスプレイ移駐後も機体整備のため木更津へ
佐賀駐屯地へ移駐 渡辺市長のコメント
防衛抛北関東防衛局から9日(水)、陸上自衛隊オスプレイの佐賀駐屯地への移駐について、次の通り、木更津市に情報提供があった。
9日(水)、陸上自衛隊の輸送機V-22オスプレイー機が、佐賀駐屯地(佐賀市)への移駐のために、高遊原分屯地(たかゆうばるぶんとんち、熊本県益城町)から佐賀駐屯地へ飛行した。
また、陸上自衛隊オスプレイ2機が、佐賀駐屯地への移駐のために、陸上自衛隊木更津駐屯地から高遊原分屯地へ飛行した。
これを受けて、木更津市の渡辺芳邦市長は次のようにコメントを発表した。
九日、陸上自衛隊オスプレイを運用する輸送航空隊の移駐行事に出席するとともに、木更津駐屯地から佐賀駐屯地へ移駐するために、高遊原分屯地へ飛行する機体1機を見届けた。令和2年7月10日に1機目の陸上自衛隊オスプレイが木更津駐屯地に飛来し、暫定配備が始まって以降、基地周辺地域の皆様には、騒音をはじめ、ご負担をおかけしたものと承知している。一方で、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中において、南西地域を合む島嶼(しよ)防衛能力の強化という国の防衛政策の一端を担うことができたものと思っている。九日をもって、木更津駐屯地における陸上自衛隊オスプレイの暫定配備は終了するが、移駐完了後においても、同機体は、定期機体整備のために木更津駐屯地に飛来することから、木更津市では、引き続き、陸上自衛隊オスプレイをはじめ、自衛隊機の運用を注視するとともに、市民の皆様の安全・安心を第一に考え、基地対策に取り組んでいく。
児童送迎用バス運行へ

学校運営を支援したいと寄付を実施
東清川地区区長会 きさらづ特認校対象
木更津市の東清川地区区長会(区長・國吉俊夫)から「きさらづ特認校 児童送迎用バス迎行委託事業」を対象とした寄付があり、市役所朝日庁舎の教育長室で採納式を執り行った。
同事業は、小規模校の特色を活かした教育活動を推進しているきさらづ特認校のうち、東清小学校、鎌足小学校、中郷小学校に学区外から通学する児童を対象に、スクールバスを運行する事業。
今回の寄付は、地域の人たちによる学校運営を支援したいという思いから実現したもの。
採納式では、東清川地区区長会の國吉俊夫区長が出席、教青委員会からは、曽田智生教育部長、亀田聡史教育部次長、上田真里学校教育課長、出口雅志東清公民館長が見守る中、寄付金10,000円を廣部昌弘教育長に手渡した。
きさらづ特認校について、同市では小規模校の特性を生かした教育活動を推進し、一定の条作のもとに通学区域外からの転入学を認めて児童生徒を受け入れている学校を小規模特認校(通称・きさらづ特認校)に指定している。
木更津市教育委員会では、今後も地域との連携を図り、きさらづ特認校に通う児童の通学をサポートすることで、学校を核とした地域コミュニティの活性化、および一人一人に寄り添った教育の充実を図っていくとしている。
「平和のための戦争展」

木更津市立中央公民館 戦後80年を考える
平和のための戦争展実行委員会主催、君津地域四市教育委員会後援の「2025平和のための戦争展」が、今月23日(水)~29日(火)まで、木更津市立中央公民館・多目的ホール(アクア木更津B館3階)で開催される。(28日は休館日)
今年のテーマは『戦後80年、今、足元にひそむ戦争を考える』。
時間は午前10時~午後5時まで(最終日は午後2時まで)。
戦争を物語る資料の展示やパネル展示も。
入場無料。
問い合わせは栗原さん(℡090-6149-4132)。
2月17、18日に実施

地元校の独自検査内容等(学科別)
県教委が2026年度 公立高校入試の概要
県教育委員会は9日、2026年度公立高校入試の概嬰を発表した。
全日制の学力検査は118校192学科で来年2月17、18日に実施する。
1日目に国語・数学・英語の3教科、2日目に理科・社会の2教科と学校が設定する独自検査を行う。
定時制の学力検査は16校16学科が実施。
日程は全日制と同じで、全16校のうち、8校8学科で五教科、8校8学科で3教科を実施する。
独自検査は例年通り
「面接」が最多で、全日制は73校118学科が採用。
次いで「自己表現」43校58学科、「作文」10校16学科、「適性検査」8校12学科となっている。
地域連携アクティブスクールは1日目に3教科の検査と作文(行徳、天羽は3教科のみ)を、2日目に面接(行徳は作文も、天羽は自己表現も)を実施する。
追検査は2月26日、合格発表は3月3日。
募集定員は例年通り8月中旬以降に発衷される予定。
地元校の独自検査内容等(学科別)は次の通り。
【全日制】
◎君津商業 ▽商業・情報処理(くくり募集)=自己表現
◎木更津 ▽普通=作文 ▽理数=作文
◎木更津東 ▽普通=自己表現 ▽家政=自己表現
◎君津 ▽普通=自己現 ▽園芸=面接
◎君津青葉 ▽総合=面接
◎袖ヶ浦 ▽普通=自己表現 ▽情報コミュニケーション=自己表現
【定時制】
◎木更津東 ▽普通=面接
【地域辿携アクティブスクール】
◎天羽 ▽普通=自己表現(作文・スピーチ・実技から一つ選択)
入試に関する問い合わせ先は県総合教育センター学力調査部(℡043-212-7588)。
回顧昭和廿年や緑十字機

『木更津高等女学生が描いた戦争と平和』
木更津市郷土博物館 金のすずで企画展
木更津市郷土博物館金のすずで、企画展『木更津高等女学生が描いた戦争と平和』が今月19日(土)から8月31日(日)まで同館第5展示室(太田2-16-2)で開かれる。
観覧無料。
戦後80年を迎えるにあたり、木更津高等女学校生徒が敗戦直後の冬休みの宿題として描いた「回顧昭和廿年」をとおして、当時の木更津について知る契機とし、今一度「戦争」や「平和」について知り、次世代へ受け継ぐことを目的に開催するもの。
併せて展示解説と関連講演会も開く。
概要は次の通り。
◎展示構成及び主要な展示物
▽はじめに 昭和20年の木更津 ①「回顧昭和廿年」にみる木更津(資料・「回顧昭和廿年」) ②木更津から伊江島へ~緑十字機の旅路~(資料・緑十字機 模型。写真〈坂井出洋治氏提供〉)
▽おわりに 平和への祈り~女学生が思いを込めたメッセージ~。
◎開館時間=午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
◎休館日=月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
【関連イベント】
◎企画展担当者による展示解説(参加無料、申込不要)=7月20日(日)、8月10日(日)いずれも午後1時30分から1時間程度。同館第五展示室
◎企画展関連講演会(第2回木更津風土記・きさらづ市民カレッジ共催。参加無料、要申込)=8月9日(土)午後2時~3時30分。中央公民館/多目的ホール(富士見1-2-1、アクア木更津B館3階)。
▽演題「緑十字機の飛行と木更津」-調べて紐解く80年前の出来事-。
講師・坂井田洋治氏(パシフィック・レックス リサトチャー)。
概要・昭和20年8月19日に木更津を飛び立った「緑十字機」は、降伏事前事務折衝のため日本を代表する全権大使一行を乗せ、沖縄の伊江烏へ向かった。
この木更津を飛び立った「緑十字機」とはどのようなものであったか、また昭和20年8月の木更津や日本はどのような状況下にあったのかを話す。
申し込みは市ホームページのLoGoフォーム(QRコード)で。
連絡先は同館℡0438-23-0011。
袖ケ浦、木更津が勝利

高校野球千葉大会1回戦 紅陵の吹奏楽も
「第107回全国高校野球選手権千葉大会」(主催/朝日新聞社・県高野連)は10日(木)開幕し、県総合スポーツセンター野球場(千葉市稲毛区)など9球場で1回戦19試合が行われた。
163校147チーム(うち7チームは連合)が参加。
順調に日程が消化されれば、決勝は26日(土)にZOZOマリンスタジアムで行われる。
開会式は5日(土)にZOZOマリンスタジアムで開かれ、拓大紅陵と習志野の吹奏楽部が迫力ある演奏で入場行進を盛り上げた。
開会式後には今年も両校吹奏楽部による「コラボステージ」があり、野球応援メドレーでおなじみの応援曲を次々と披露。
メドレーに続いて両校のチャンステーマ「チャンス紅陵」と「レツツゴー習志野」を一つにしたオリジナル曲「ツイングリムソンパワー」をスタジアム中に響かせた。
地元校の10日の結果は次の通り。
◎1回戦
▽袖ケ浦7-3千城台
▽木更津11-0わせがく(5回コールド)
▽東海大浦安10-0暁星国際(7回コールド)
