オプレイ佐賀移駐開始 他【新千葉新聞】
- 2025/7/11
- ニュース

新千葉新聞2025年7月11日発行
オプレイ佐賀移駐開始

木更津駐屯地の暫定配備17機8月中旬完了へ
防衛省から渡辺市長に 木更津市に感謝状
陸上自衛隊木更津駐屯地での垂直離着陸愉送機V-22一オスプレイの暫定配備終了に伴う「感謝状贈呈式」と「航空機見送り」が9日(水)、木更津駐屯地で行われた。
感謝状贈呈式には、渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、市議会議員、木更津駐屯地に関する協議会部会の構成員でもある地元地域の区長や漁協組合長など関係者多数が参列した。
席上、防衛省北関束防衛局・森浩久局長と伊東佳哉第一ヘリコプター団長兼木更津駐屯地司令は、「暫定配備には騒音問題をはじめ、周辺地域の皆様には様々な不安や懸念事項がある中、特段の理解と協力のお陰で暫定配備を受け入れてくれ、安定的な運用が出来た」「オスプレイの運用や機体整備などに関わる貴重な経験を積むことが出来た」などと感謝の言葉を述べ、伊東駐屯地司令から渡辺市長に感謝状が手渡された。
渡辺市長は、「市民の皆様にはご負担をおかけしたが、ご理解とご協力のお陰で、国際的な安全保障環境が厳しさを増す中、南西地域を含む島しよ防術能力の強化という国の防術政策の一端を担うことが出来た」などと挨拶し、地域住民の協力に感謝した。
この後、式典参加者は滑走路近くで、整列した駐屯地の隊員約二百人と共に手を振りながら、同日、佐賀空港の隣接地に開設された新たな配備地となる佐賀駐屯地(佐賀県佐賀市)への経由地・高遊原(たかゆうぱる)分屯地熊本県益城町)に向かって飛び立つオスプレイ1機を見送った。
この日はさらにもう1機も同分屯地に向けて飛行した。
8月中句までには全17機の移駐が完了する予定。
木更津駐屯地は今後も、日米オスプレイの共通整備基盤であり、米海兵隊と陸上自衛隊のオスプレイが定期機体整備のために飛来する。
木更津駐屯地へのオスブレイ暫定配備は、元々佐賀駐屯地に配備される予定だったが、地元の漁業組合などとの調整かっかず、2019年5月に防衛省から木更津市に対し、5年間の期間限定での配備方針が伝達され、2019年7月10日、1機目が木更津駐屯地に到着し、2024年6月までに17機すべてが配備された。
今年7月、5年間が経過し、当初の予定通り暫定配備が終了した。
駅周辺清掃は42年目に

金融機関や農協、会社なども協力
木更津聖嘉館 無人駅の祇園駅を清掃
武道を通して青少年の健全育成に取り組んでいる、空手道の木更津聖嘉館(館長・古泉多嘉人、木更津市祇園)では、6日(日)午後1時30分~3時、JR久留里線の無人駅・祇園駅と駅周辺の清掃・整備活動を行った。
これは同道場の社会責献活動の一環として、道場生の保護者などで組織する育成会(会長・廣中敬治)が中心となって、毎年舂と秋、年2回行っており、今年で42年目。
この日の清掃活動には、古泉館長をはじめ、幼児から大人までの道場生や育成会メンバー20人、更に地元の君津信用組合東太田・ぎおん支店(柴藤支店長)職員2人、千葉信用金庫清見台支店(支店長・御園生保則)職員2人、JA木更津市中央支店(支店長・大胡俊之)職員2人、(株)ホワイト(代表取締役・出口桂史郎)社員2人、JR久留里駅(駅長・井上友和)1人、せんねんの木、祇園商工会(会長・船木迫美子)4人などの応援者13人含め総勢33人が参加。
ぞれぞれ分担して草取り、生垣の刈込み、花壇の手入れ、駅舎の清掃(雑巾がけ、窓ガラス拭き等)、桜の木の整枝、周囲の清掃などを行った。
回収されたゴミの量は、市指定のゴミ袋で33袋、伐採した木の枝等もあった。
今回、放置自転車は3台。
古泉館長(83)は、「今回のような猛暑の中での駅清掃は42年間ではじめて。中止しようと思いましたがこのような状況もボランティア活動の一環であると思い、行いました、無事に作業を実施することが出来ました。今回も積極的に気持ちよく御協力いただいた各団体、そして道場生、関係者に感謝です。昨年10月文部科学大臣より表杉を受け、それを聞いて今年5月に全空連の笹川堯余長から手紙をいただきました。その中の文言に”軸を一にする”と励ましの言葉があり、今まで長年にわたりやってきた、いろいろな活動が無駄ではなかったと、気持ちも新たになりました。これからも空手道の規範である礼節を指導していきます」と話していた。
現役アイドルから学ぶ

ご当地アイドルC-styleを招いて
木更津市東清小 キャリア教育を実施
木更津市立東清小学校(校長・藤平善史、児童数65人)では4日、ご当地アイドルC-Styie(シースタイル、女性)の2人を招いて、5・6年生児童を対象に、「地元を盛り上げる現役アイドルから学ぶキャリア教が」を行った。
C-styieは、木更津市教育委員会が推進する「らづ-T」~きさらづゲストティーチャー~として出前授業を提供している。
東清小学校においては、「アイドル業界(芸能界)ってどんな世界?」と題しての講話を聞いた。
講話の中では、アイドルの仕事内容や、やりがい、苦労などが話された。
また、2人それぞれの子ども時代や、アイドルを志したきっかけ、そしてこれまで積み重ねてきた努力についてなどの話があった。
児童は、「失敗を恐れず挑戦すること」や「夢をもつこと」の大切さを感じ取っていた。
児童の書いた感想には、「夢をもっていたけれど、叶えられないと勝手に決めつけていました。今日のお話を闘いて、本気で願っていいんだな、と思えるようになりました」や、「私も、いろいろな所へ行ってお仕事をこなせるような人になりたい、と思いました。失敗を恐れずにがんばりたいです」といったものがあった。
また、C-styieの2人の、木更津市公認「木更津ふるさと応援団」としての活動についても知ることができた。
同校では「木更津が大好きだから、このまちの良さを全国に広めたい!」という熱意あふれる話を伺い、児童も自分たちのふるさとである木更津を誇りに思ったり、地域を愛する気持ちを高めたりするきっかけとすることができた-という。
3週連続増加

直近1週間コロナ
県は9日、新型コロナウイルス感染症の直近1週間(6月30日~7月6日)の発生状況を発表した。
県内の定点医療機関(186施設)から報告された県全体の感染老数は579人。
一医療機関当たりの感染者数は前週の1.68人と比較して1.43人増加し、3.11人となった。
増加は3週連続。
年代別では10代が95人で最多。
全16保健所別では香取が最も多く9.60人。
君津保健所管内の感染者数は3.58人。
前週の3.50人と比較すると0.08人の増で、2週連続で増加した。
みんなで歌おう夏の歌

カンティーニ合唱団 鴛海さん独唱も
木更津市立清見台公民館(清見台南5-1-29)で活動しているカンティーニ合唱団主催のイベント、「みんなで歌おう夏の歌」が今月22日(火)午前10時30分から正午まで、同公民館/2階第1研修室で開かれる。
2部制。
第1部は『カンティーニ合唱団による歌のメドレーと、同合唱団の指導者・鴛海由子さんの独唱発表』。曲目は、メドレーが「七里ヶ浜の哀歌」「埴生の宿」「アニーローリー」「野ばら」他。
鴛海さんはオペラ《セヴィリアの理髪師》より「今の歌声は」。
第2部は『楽しく懐かしく歌いましょう!』。
「夏の思い出」「てるてる坊主」「われは海の子」他、懐かしい夏の歌をみんなで7楽しく歌う。
入場無料。
事前申し込み不要。
開場15分前から直接会場へ。
歌で集う楽しさ、歌う喜びを一緒に感じてみませんか~と来場を歓迎している。
問い合わせ先は飯田さん(℡0438-98-5026)。
知識や見識を得たい人等

木更津商工会議所青年部 異業種交流会開く
木更津商工会議所青年部では、異業種交流会」を今月26日(土)に東京ベイプラザホテル(木更津市)で開催するにあたり、参加者を募集している。
▽仕事に繋げたい人
▽同世代で交流を深めたい人
▽新たに人脈を広げたい人
▽幅広い知識や見識を得たい人
-が一堂に会し親睦を深める。
参加条件は木更津商工会議所会員企業、木更津所在の事業所の40歳以下の事業主もしくは従業員。
場所は東京ベイプラザホテル(新田2)。
時間は午後6時30分から8時30分までの2時間(受付開始午後6時)。
会費は食事・飲み放題(アルコールあり)で6,000円。
応募締め切りは今月16日(水)。
申し込みはQRコードから。
問い合わせ先は事務局(℡0438-37-8700)。
秀作賞に飯山悦代さん

第76回毎日書道展 地元の入賞・入選者
『第76回毎日書道展』(主催・毎日新闘社、毎日書道会)が9日(水)、東京都港区六本木の国立新美術館で開幕した。
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻(てんこく)、刻字、前衛書の7部門にわたる日本最大の総合書展。
公募部門と役員作品を合わせた総出品数は25,864点。
うち会員を対象とする会員賞は26人、公募と会友が対象の毎日賞に146人、秀作賞に340人、佳作賁に680人が選出された。
君津地域関係では飯山悦代さん(木更津市)が「秀作賞」(近代詩文書の部)を受賞。
苅込智子さん(木更津市)が「佳作賞」(近代詩文書の部)に選ばれた。
入選者は32人にのぼる。
当地域の入賞・入選者は次の通り。(敬称略)