八幡台TBG愛好会たより 2025年 第4号
- 2025/4/15
- サークル・市民活動

八幡台TBG愛好会にご訪問いただき有り難うございます。
今年の春は、冬と夏が交互に行ったり来たりの季節感でしたが、関東地域では桜花の見ごろは過ぎ去り、今は北の地域で見ごろになっているようです。
そこで当会の新人さんも多くなったことで、筆者がターゲットバードゴルフ(TBG)を始めたころを想い出し、自身の経験談をお伝えしたいと思います。

今でもわからないこと沢山ありますが、なんといっても会話の中のゴルフ用語です。「アンダーパーとか、ツーボギー、ワンアンダー」等と話している用語の意味を理解するのに戸惑いました。
実はゴルフの経験もないまったくの初心者でした。
先輩の皆さんから色々教えていただきました。仲間のHP情報から学んだことも沢山ありました。特に国分寺TBG協会のHPや日本TBG普及協会のHP情報からは多くを学びました。
それらを含めてお伝えしたいと思います。
・打数計算
コースは通常3打(ショートホール)、4打(ミドルホール)、5打(ロングホール)です。
バーディ:パーより1打少ない打数、ワンアンダーの事です。
イーグル:パーより2打少ない打数、ツーアンダーの事です。
そして、アルバトロス:パーより3打少ない打数があります。

ホールインワン:1打でかご(ホール)に入れること。
また、ボギー:パーより1打多い打数、ワンオーバー。
ダブルボギー:パーより2打多い打数、ツーオーバー。
トリプルボギー:パーより3打多い打数、スリーオーバー。
・かご入れ
「かご」は傘を逆さにしたような「アドバンテージホール」です。八幡台で使用するホールは、須山氏が破損した傘を利用して、手作りで加工したものです。

シャトルボール(ボール)を打って、篭に入れることを「かご入れ(正式にはホールイン)」と言います。
・打数の合計
1番から18番ホールまで通しでプレイする場合、前半の1~9番ホールを「OUT」アウトコース、後半の10~18番ホールを「IN」インコースと呼び、アウトコースとインコースの打数の合計をグロスと言います。
競技の場合、グロスの競争(スクラッチ戦と言います)では、初心者は上級者に敵わないため、ハンディキャップを設けて上級者には厳しく対応して打数を調整し、なるべくみんなが対等に楽しく戦えるようにしています。
・コースロープ
各ホールは、ティグラウンドから篭までをロープで囲って、打ってはいけない区域(OB区域)と分けています。このロープをコースロープと呼んでいます。打球がこのコースロープの外に出るとOBになります。

・ティーインググラウンド
各ホールのスタート地点で、1打目のボールを打つ区域をティーインググラウンド(ティグラウンド)と言います。

通常この区域の先端にティーマーカーと呼ばれる印が左右に2つ(男性用と女性用)あります。ティショットをこの区域外から打つと練習打として1罰打課せられ区域内から2打目の打ち直しになります。
・特設ティ
ボールが区域外に出るとOBボールになってしまい、フェアウェイ内に戻す必要があります。通常は1罰打付加して、コンパスルールに従いホールなどに近付かない場所に戻しますが、大きな曲がり角・飛び地・谷越えなどで戻すべき適当な場所が無い場合や戻すことが著しく不都合な場合には、特別にティグラウンドを設けます。
・ドッグレッグ
フェアウェイが左右に大きく曲がっている場合にドッグレッグ(犬の脚)と呼びます。

・ベスグロ
ハンディキャップ調整をしていないグロスの打数で、競技者のなかでもっとも少ない打数です。
・ホール

ホールインとは、かごにボールを入れることで、そのホールは終わりになります。ホールアウトとは、そのホールを終わることで、ニュアンスは違いますが、ホールインもホールアウトも内容は同じようなものです。TBGではグループ全員(通常4人)がホールインしないとボールを取り上げられません。グループ全員がホールインをすることをホールアウトと呼んでいます。

・TBGの基本を再確認
それは「正しい努力」と「積み重ね」です。

正しい努力とは何かを掴んでみましょう。「籠入れの方法」、「ショットにおける体の使い方」、「クラブの使い方」等です。
これらを積み重ねていけば、ある一定水準までは必ずレベルアップできます。ただし、基本となるスウィングを知ったうえで、練習を重ねていっても、誰でもが上級クラスに達するとはいえません。重要なことは、ルールやマナーを守って、信頼できる方の助言を得られれば、寄り道をせずにトライすれば自身の満足水準までは可能です。
籠入れのポイントは「アームコントロール」と呼ばれるストロークです。肩と手首で作られる三角形を崩さずに行うもので、大きなU字を描くようになります。
TBGで使う用具は、クラブ、ショットマット、シャトルボールの三種です。

これは日本TBG普及協会で作成されたイラストです。
①クラブは、誰が使っているものでも同じに見えるかもしれませんが、その仕様は様々です。何の工夫も加えずに自然にできるクラブを見つけるのが実力向上の近道です。
②ショットマットは、コース内の地表の凹凸を気にしないで、スウィングできます。そのためショット時のダフリに気づかないことがあります。
③シャトルボールには羽根がついていて、飛距離が制限されます。このため狭いコースでのプレーを可能にしますが、風の影響を受けやすく、TBGのプレーに奥深さを与えてくれています。
クラブはラウンドを通じ1本のみの使用に限られています。
ショットは色々な人から教えてもらえると思うが、基本をアレンジして、自分独自のショットを作り出すことです。

シャフトを短く持ったり、スウィングの大きさを変えたりすることで、距離や風対策等への多種多様なショットができます。
これからTBGを始めようとされている方、TBGで使用できるクラブは一本のみです。 TBG専用クラブはティーショットから籠入れまで、それなりに工夫されています。
先輩方が使用しているクラブを拝借し、クラブの特徴を見極めて下さい。
因みに私が使用しているクラブは、姉や先輩からいただいたものです。お陰様で左でも右でもプレーすることができます。
特に大事なことは、①制限時間内で自分のリズムでショットする。②上体を前屈みにする必要があります。「上体は前屈み」にしなければ、L字型のクラブを使って、地上にあるシャトルをターゲットに向けてショットすることはできません。③必要最小限の力を意識します。力まかせにショットする必要はありません。④シャトルは真正面方向にショットするのではありません。ターゲットに対し平行ではなく、左を向いてスタンスをとると、クラブがカット気味に入って力が抜けたような弱々しい押し出すようなスウィングになり、右を向くとターゲット方向に引っ張るようなスウィングになりがちです。毎日練習していれば体に染みついて、どんなスタンスでも対応できるかと思うが、初心者のような多くの方にとっては、再現性のないスウィングをしてしまうことで、スコアが安定しません。クラブがL字型をしていることを考えてください。真正面に打つことの方が却って難しいということが理解できるでしょう。
TBGの大きな楽しみの一つが風です。
風を嫌がる人も多いようですが、風を自分の味方につける楽しみもあります。私は風の恵みでアルバトロスを5回経験しました。前後の風には、当然飛距離への増減を考えます。左右の風には、OBラインとなる方向を見定めます。あえて飛距離を落とすのも一策です。風に乗せるのも一策です。選択によりシャトルの弾道の高低をも考えます。
自分に合った方法を先輩から教えてもうと良いでしょう。そのうえで自分の得意ショットにむけてアレンジすることが肝要かと思います。
①スイングの大きさを考えシャフトを短く持つ、②シャトルの飛ぶ高さを考え少し寝かせる、③飛距離を考え大きさを控える等です。
私は、背筋を伸ばし、若干腰を落とすように意識しています。


二つの利点があると思います。
一つは、背筋を伸ばし、若干腰を落とすことで、体幹に芯ができ安定したショットに結びつきます。これだけで、方向性が安定してきます。
特に、籠入れでは体が左右に動いては話になりません。籠入れの上手な方をよく観察してください、動くのはほとんどクラブだけで、体は前後・上下・左右に動いていないことが理解できます。
もう一つは、猫背の方からは勢いが感じられません。背筋を伸ばせば、それだけで堂々とした気分でのショットができます。
上手い人のスウィングを盗み取ってみましょう。こういう技は、盗んでも罪にはなりませんよ。因みに私は、上手な方のスイングを必死にまねました。時にアンコールまでお願いして、ビデオを撮ってもらったこともありました。
最後に「心の持ち方で成果が違うことを念頭においた練習」に心がけましょう。
早く上級者の仲間入りをしたい思いでの練習なのか、健康維持を目的に心と体を元気に保つための練習なのか。TBGは両方が可能なスポーツです。心の持ち方で楽しんでいただけたら良いかと思います。
お節介な爺さんの経験談は多少参考になりましたでしょうか?
今回も最後までご覧蘭いただき有り難うございました。
2025年4月15日 (M.A記)
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