丸山忠久九段が2連覇 他【新千葉新聞】
- 2024/12/24
- ニュース
新千葉新聞2024年12月24日発行
丸山忠久九段が2連覇
将棋の銀河戦 藤井聡太名人を破る
将棋の第32期銀河戦(囲碁・将棋チャンネル主催)の決勝が21日、動画投稿サイト「ユーチュープ」で先行配信され、前期優勝の丸山忠久九段(54、木更津市出身)が、前期に続いて藤井聡太名人(22)=竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=に勝ち、2連覇を達成した。
銀河戦は持ち時間の短い早指し棋戦。
決勝は9月27日に東京都渋谷区の将棋会館で指された。
銀河戦連覇は、羽生善治九段(54)に続いて2人目。
来期は3連覇がかかるが無欲で臨みたいとしている。
やらない後悔より挑戦
日本人初のブレイクダンサーがメッセージ
太田中学校教育講演会 杉本峻さんの話聞く
木更津市立太田中学校(校長・藤本佳子、生徒数・698人)では、18日(水)、全校生徒を対象に、講師に杉本峻さん(一般社団法人アンドムーブ代表理事)を招き、「教育講演会」を実施した。
杉本峻さんは、ロンドン芸術大学を卒業し、日本人初のブレイクダンサーとして『シルク・ドゥ・ソレイユ』に出演、また、世界3大サーカス『シルク・ドゥ・ドゥマン』に日本人初ダンサーとして出演、受賞など華々しい活躍をしている。
現在は『運動と芸術で社会に責献する』ことをミッションに掲げ、イベントの企画やワークショップ、各種レッスンなどその活動は多岐にわたる。
今回の講演会では、まず全校生徒の前で自らの「ムーブメント」を存分に見せた。
生徒からは衝撃的な体の動きや体の使い方を間近で見、驚きの歓声が何度も沸き上がった。
プロの「ムーブメント」にすっかり魅了され、尊敬と敬意のまなざしで峻さんに釘付けとなった。
その後、体育館いっぱいに全校生徒が広がり、ゲーム感党で動物になりきって友達と挨拶をしたり、体を動かしながらコミュニケーションをとったりと、心も解放しながらエネルギーを発散する楽しい時問を過ごした。
以後に峻さんは自身の生い立ちや、今までの葛藤、悩み、そして夢、人との出会いなどの話を映像とともにメッセージとして生徒に伝えた。
生徒は、先はどの歓声を上げながらのムーブメントから打って変わって静かに映像を見ながら峻さんの努力に裏打ちされる今の活躍を知った。
「やらない後悔より挑戦。運は突然やってくる。その時に準備ができていないとその運を逃す。あなたの情熱を人に伝える。そこで新たなチャンスがうまれる」、生徒は峻さんからのメッセージを心に刻み、自分の生き力を考えることができたようだ。
これからを生きる生徒にとって、背中を押してくれる温かくも力強いメッセージをもらい、生徒の表情も晴れやかだった。
太田中学校では今後も峻さんを講師に迎え、学年ごとの出前授業などに来てもらうことを考えているという。
J:COMカップ目指して
第7回かずさミニバスケットボール大会
君津市民体育館で市原市勢が男女制す
「第7回J:COMカップかずさミニバスケットボール大会」決勝戦が、今月15日(日)、君津市民体育館で開催された。
同大会は、かずさミニバスケットポール連盟・袖ケ浦市スポーツ協会バスケット専門部会・君津市バスケットボール協会主催、(株)ジェイコム千葉、スポーツデポ木更津沖金田店協賛。
同大会は11月30日(土)と12月1日(日)、8日(日)、15日(日)の4日問にわたり、袖ケ浦市臨海スポーツセンターや君津市民体育館、かずさ地区各小学校体育館などを会場に熱戦を展開してきた。
参加チームは男子20チーム(かずさ地区16、他支部4)、女子20チーム(かずさ地区16、他支部4)。
▽予選リーグの上位2位による準決勝リーグ、このあと最上位チームによる決勝トーナメント戦、
▽予選リーグ3位以下のチームによる交流戦が行われた。
結果は次の通り。
《男子》
▽1位=牧園MBC(市原市)
▽2位=請西MBC(木更津市)
▽3位=木更津第二MBC(木更津市)
▽4位=昭和MBC(袖ヶ浦市)
《女子》
▽1位=国分寺台西MBC(市原市)
▽2位=鋸南バジヤーズ(安房郡鋸南町)
▽3位=辰巳台西MBC(市原市)
▽4位=Green Stars
年配者の指導を受けて
西清川公民館 お正月のお飾り作り
木更津市立西清川公民館(館長・江尻益男)では、祇園環境保全協議会の宮崎芳昭氏・林倭司氏・鈴木清氏の協力を得て、今月21日(土)午前10時から、「お正月のお飾り作り」を同館ホールで行った。
参加したのは、小学3年生以上の10人で、鈴木清さんから作り方の説明を受けて、親子も含み、アドバイスを受けながら藁などでお飾り作りに挑戦した。
同区域では、4月28日に田植えをし、7月27日に青刈りをして、この日のお正月飾りに役立てた。
この日、堤智恵子さん親子(娘)も初めて参加し、慎れない手つきで藁を編んでいた。
同公民館の江尻館長も、地域の皆様との貴重な交流の時間が持てています。子どもたちも毎回楽しく参加しています」と話していた。
お正月飾りにつけるものが意味することは、
▽「紙面(しで)」=稲おが落ちると雨が降り、稲の一打ちが良いことから稲妻の形をしている。
▽橙(だいだい)」=橙も木から落ちないことから「代々子孫が繁栄するように」という願い。
▽「ウラジロ」=心に裏表がなく清らかな心を表す。葉の付き力が左右対称で「夫婦円満」を表す。
▽「ゆずり葉」=新しい葉が伸びた後、古い葉が黄色くなり落葉する様子が次の世代へゆずることを連想させる。「親から子への世代交代」の願い。
正月飾りを飾る日は12月28日がベストで、八は未広がりで縁起が良いとされる。
今年は友引。
避けた方が良い日は29日=「二重苦」や31日=一夜かざり。
防衛省人事
12月20日付け
▽第一ヘリコプター団長兼木更津駐屯地司令(第四師団副師団長兼福岡駐屯地司令)陸将補 伊東仕哉
▽木更津駐屯地業務隊長(関東補給処松戸支処需品部長)一陣佐 青木健祐
(敬称略)
浸水危険度や避難経路等
講師に防災士8人、災害・課題について聞く
木更津高校防災考える 災害図上訓練DIG
県立木更津高校(校長・永井良美)では、生徒の探究力を育成するため、21日午後1時30分から「木更津開拓ラボ 今、防災を考える」を実施した。
日本防災士会千葉県支部の防災士8人を講師とし、14人の生徒が、災害図上訓練DIG(DIGとはDisaster災害、lmagination想像力、Gameゲームの頭文字)を行った。
はじめに、過去の災害と課題について説明を受けた。
次に水害グループと地震グループに分かれ、木更津駅周辺の住宅地図上に、揺れやすさ、液状化危険度、津波浸水深、土砂災害危険地域、防災上の弱点(転倒や将棋倒し、帰宅困難者、倒壊・火災、冠水)等を書き込んだ。
最後に各グループが作成した地図を全員で見比べ考察し、発表した。
参加した生徒は「木更津駅周辺は浸水危険度が高いことが分かり、避難経路を改めて考えさせられた」「木更津市民ではないので、自宅のある市のハザードマップを確認したい」と話していた。
木更津高校は、今回の講座の他にも、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取組として、科学的探究力やコミュニケーションカ、国際性を伸ばす様々な事業に取り組んでいる。