【食中毒警報発令中】食品の取り扱いに十分注意して食中毒を防ぎましょう!

食中毒警報について

千葉県は食中毒警報等発令要領に基づき、令和6年7月9日に食中毒警報を発令しました。

気温が高くなるこの季節は、細菌の活動が活発になり、細菌を原因とする食中毒が多く発生する季節です。
特に、肉の生食、加熱不足によるカンピロバクター、腸管出血性大腸菌O157等の食中毒に注意が必要です。

食中毒警報の発令期間

令和6年7月9日から令和6年9月30日まで

食中毒警報は以下のいずれかの項目を満たす場合に発令されます。

  1. 真夏日が3日以上継続した場合。
  2. 健康福祉部長が必要と認めた場合。

令和6年7月13日追記


2024年6月1日より、食中毒注意報が発令中です。
食中毒が多く発生する時期に合わせて、6月1日に千葉県より食中毒注意報が発令されます。
現在、食中毒警報は発令されていませんが、食品の扱い等に十分注意して、食中毒を防ぎましょう。

発令期間:令和6年6月1日から令和6年9月30日

食中毒予防のため、次のことに気をつけましょう。

気温、海水温が高くなるこの季節は、細菌の活動が活発になり、細菌を原因とする食中毒が多く発生する季節です。

特に、生の魚介類を原因食品とする腸炎ビブリオによる食中毒や、肉の生食・加熱不足によるカンピロバクター、腸管出血性大腸菌O157等の食中毒に注意が必要です。

食中毒予防の原則

細菌性食中毒予防の3原則

食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。
細菌による食中毒を予防するためには、

  • 細菌を食べ物に「つけない」
  • 食べ物に付着した細菌を「増やさない」
  • 食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」

という3つのことが原則となります。

ウイルス性食中毒予防の4原則

ウイルスの場合は、食品中では増えないので、「増やさない」は、当てはまりません。ウイルスは、ごくわずかな汚染によって食中毒を起こしてしまいます。
ウイルスを食品に「つけない」を確実に実行するためには、調理者はもちろんのこと、調理器具、調理環境などの調理場全体がウイルスに汚染されていないことがきわめて重要になります。そのようなウイルスに汚染されていない調理環境をつくるには、調理場内にウイルスを「持ち込まない」、仮に持ち込んだとしても、それを「ひろげない」ことが大切です。

ウイルスによる食中毒を予防するためには

  • ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
  • 食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」
  • 食べ物にウイルスを「つけない」
  • 付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」

という4つのことが原則となります。

食中毒を防ぐ6つのポイント

食中毒というと、レストランや旅館などの飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生していますし、発生する危険性がたくさん潜んでいます。
ただ、家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず重症になったり、死亡する例もあります。
あなたの食事作りをチェックしてみましょう!

ポイント1 食品の購入

  • 表示のある食品は、消費期限等を確認し、購入しましょう。
  • 購入した食品は、肉汁や魚等の水分が漏れないようにビニール袋等にそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。
    できれば保冷剤(氷)等と一緒に持ち帰りましょう。
  • 特に、生鮮食品等のように冷蔵や冷凍等の温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら早めに帰るようにしましょう。

ポイント2 家庭での保存

  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
  • 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。
    めやすは、冷蔵庫や冷凍庫の7割程度です。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することがめやすです。
  • 肉や魚等は、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁等がかからないようにしましょう。

ポイント3 下準備

  • ゴミはこまめに捨てましょう。
  • タオルやふきんは清潔なものと交換しましょう。
  • 井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
  • こまめに手を洗いましょう。
  • 生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
  • 生の肉や魚を切った包丁やまな板は、洗ってから熱湯をかけたのち使うことが大切です。
  • 冷凍食品等の解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行うとよいでしょう。

ポイント4 調理

  • 手を洗いましょう。
  • 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺菌することができます。めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。調理を途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。
    再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。
  • 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

ポイント5 食事

  • 食事の前には手を洗いましょう。
  • 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
  • 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。

ポイント6 残った食品

  • 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
  • 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
  • 時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
  • 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。めやすは75℃以上です。
  • ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。口に入れるのは、やめましょう。

食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。
それでも、もし、腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりしたら、お医者さんに相談しましょう。

◆食中毒注意報等発令基準

発令条件
【食中毒注意報】
6月1日に発令する。

【食中毒警報】
以下のいずれかの項目を満たす場合に発令する。

  • 真夏日が3日以上継続した場合。
  • 健康福祉部長が必要と認めた場合。

発令期間

【食中毒注意報】
食中毒注意報の期間は、食中毒警報の発令期間を除く6月1日から9月30日までとする。

【食中毒警報】
食中毒警報の期間は、食中毒警報発令日から9月30日までとする。

食中毒注意報・警報について

夏期における食中毒の多発が予想される時期に、食中毒注意報又は食中毒警報を発令し、食品の取扱い及びその他の食品衛生に関する注意を喚起させることにより、食中毒発生防止の一助とするとともに食品衛生知識の高揚を図ることを目的に千葉県が実施しています。

きさこん編集部

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