指定暑熱避難施設20か所 他【新千葉新聞】
- 2024/6/26
- ニュース
新千葉新聞2024年6月26日発行
指定暑熱避難施設20か所
『木更津ひと涼み処』民間も募集
木更津市が指定 市民の熱中症予防に
今年の夏も高温が予想されているが、これに先駆け木更津市では市民の熱中症予防など健康被害を防止し、暑い夏を少しでも快適に過ごしてもらえるようにと、公民館など身近な市の施設20か所を『指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)』に指定した。
「気候変動適応法」の改正に伴い、《熱中症特別警戒アラート》が発表された際(日中の最商気温が概ね35℃以上が予測されるとき)にクーリングシェルターとして利用できる。
市環境政策課では、「市民の皆さんに休憩場所として気軽にご利用いただき、熱中症を予防してほしい」と利用を案内している。
また市では、市民が日頃から気軽に涼める場所『木更津ひと涼み処』を提供出来る施設を持つ民間事業者を募集している。
両施設の運用期間は6月25日(火)~10月23日(木)までの約4か月間。
民間施設では冷房設備や椅子があり、座って休むことができる。
利用者の制限がなく、誰でも利用できる施設。
詳しくは市ホームページ(QR上)及び民間事業者募集の申込受付フォームはQRコード。
市公共施設のクーリングシェルターは次の通り。
( )は定員。
▽中央公民館(10人)
▽富米田公民館(10人程度)
▽岩根公民館(6人)
▽鎌足公民館(10人)
▽中郷公民館(8人)
▽富岡公民館(5人)
▽文京公民館(3人、利用状況による)
▽八幡台公民館(8人)
▽東清公民館(10人)、
▽清見台公民館(8人)
▽畑沢公民館(9人)
▽岩根西公民館(10人)
▽西清川公民館(5人)
▽波岡公民館(10人)
▽桜井公民館(10人程度)
▽図書館(30人程度、利用状況による)
▽郷土博物館金のすず(25人)
▽市民総合福祉会館(20人)
▽金田地域交流センター(30人)
▽クリーンセンター(5人)
中尾彬コレクション展
木更津PR大使の中窿彬さんを偲んで
中央公民館ホールで 木更津市寄贈作品
木更津PR大使の中尾彬さんを偲んで、木更津市寄贈作品展「中尾彬コレクション」が、7月2日(火)から7日(日)、午前9時~午後5時まで、木更津市立中央公民館多目的ホール(JR木更津駅西口前「アクア木更津B館」3階)で開かれる。
観覧料無料。
申込不要。
木更津市PR大使(2017年就任、4期)で、俳優の中尾氏(木更津市桜井出身、今年5月16日逝去、81歳、東京都)が、30年以上前から収集してきた美術品の中から、本人が描いた作品3点を含む38点が、昨年11月、木吏津市に寄贈された。
「自分に描けない」世界や絵が描かれている作品を、30~40年前から収集していた中尾さん。
そのコレクションを昨年11月に「ぜひ皆さんにご覧いただきたい」との希望で木更津市に寄贈された。
今回は以前にも同氏から寄贈された作品を合め全六十点が展示される。
今年3月にも「中尾彬コレクション展」が同会場で聞かれ、その時の展示作家は、有元利夫、アンリ マティス、梅原朏三郎、亀介雄策、岡吉康雄、ジョルジュルオー、須田剋太、中尾彬、野見山暁治、浜口暘三、ベルナール ビュッフェ、藤島武二、藤田嗣治、松Ⅲ正平、三岸節子-の各氏だった。
多くの来場を歓迎している。
詳細は市のホームページを確認のこと。
問い合わせは主催の市文化課へ(℡0438-23-5309)。
救急車がパンク
木更津市消防本部
木更津市は24日、心肺停止状態の50代男性を搬送中の市消防の救急車がパンクし、病院への到着が約30分遅れたと発表した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
同市は、搬送先病院から「救急車内で医師の指示に基づく薬剤投与等を繰り返し行っており、搬送遅延と死亡との因果関係はないものと思われる」との見解を受けたとしている。
市によると、23日午前9時28分ごろ、男性の家族から「意識と呼吸がない」との救急要請を受けて富来田分署所属の救急車が自宅に到着し、搬送中に同市真里谷の狹いL字道路を右折する際、舗装脇のコンクリート板を固定しているH鋼露出部分に救急車の左後輪が接触してパンクした。
このため、清川分署の救急隊が応援出動し、29分後に別の救急車で男性の搬送を再開した。
男性は心肺停止状態だったため救急隊が心肺蘇生と気道確保、点滴や薬剤投与を続けていた。
市消防本部は男性の遺族に謝罪。
「このような遅延が発生したことを重大に受け止め、救急車の安全走行について職員一同より一層の注意を払い、再発防止に努める」としている。
下水汚泥の堆肥化施設
木更津市 事業者の公募開始
木更津市では、木更津下水処理場内に下水汚泥の堆肥化施設を建設することになり、今月21日から事業者の公募を開始した。
下水汚泥の全量有効利用による未利用資源の有効利用及び、下水汚泥堆肥化物の緑農地利用による「オーガニックなまちづくり」の構築を目的に建設するもので、令和九年度からの本格稼働を目指す。
詳細は次の通り。
◎事業名称=木更津市下水汚泥堆肥化施設整備事業
◎事業場所=木更津市潮浜1丁目19番 木更津下水処理場内
◎事業期間
▽設計・建設=契約締結日~令和9年3月31日
▽維持管理・運営=令和9年4月1日~令和29年3月31日
◎事業方式=DBO方式(公共の資金によって民間が設計・施工・維持管理・運営を行う方式)
◎提案上限価格=46億5,101万円〈税抜〉。
(設計・建設費の提案上限価格25億3,395万円〈税抜〉、維持管理・運営費の提案上限価格21億1,706万円〈税抜〉
◎スケジュール
▽令和6年6月21日(金)=公告(募集要項等の公表)
▽同7月3日(水)=施設確認・資料閲覧・実験試料提供申込晝の締切。
募集要項等(参加資格確認関連のみ)に関する質問の締切
▽同7月9日(火)~12日(金)=施設確認・資料閲覧・実験試料提供
▽同7月19日(金)=募集要項等(参加資格確認関連のみ)に関する質問への回答公表
▽同7月22日(月)~23日(火)=技術的対話の実施
▽同7月25日(木)=募集要項等(参加資格確認以外)に関する質問の締切
▽同8月21日(水)=募集要項等(参加資格確認以外)に関する質問への回答公表
▽同8月30日(金)=参加資格確認申請書類の締切
▽同9月20日(金)=参加資格確認結果の通知
▽同10月15日(火)=事業提案書の提出
▽同11月中=事業提案書に関する確認
▽同12月13日(金)=提案内容に関するプレゼンテーション(本審査と同時に実施)
▽同12月13日(金)=本審査
▽同12月未=優矢交渉者権の決定・公表
▽優先交渉権者決定後速やかに=基木契約の締結
▽基本契約締結後速やかに=設計・建設契約の締結
▽維持管理・運営開始前までに=維持管理・運営契約の締結
▽令和9年4月1日(木)=維持管理・運営開始。