大地震想定し安全行動 他【新千葉新聞】
- 2023/12/1
- ニュース
新千葉新聞2023年12月1日発行
大地震想定し安全行動
駅前市役所内に災害対策本部立ち上げ
市内全域で同時開催 木更津市防災訓練
「自助」「共助」「公助」の総合的向上を目的に、令和5年度「木更津市防災訓練」が11月26日(日)午前8時から市内全域(15地区)で同時開催された。
今回の訓練は、「午前8時東京湾北部沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生、木更津市内で震度6強を観測。地盤が軟弱な地域では液状化、家屋の倒壊等が発生。沿岸部では高さ1メートルの津波が発生」を想定して実施。
~市民の防災意識、災害対策本部の初動対処能力、避難所の開設能力及び地域防災力の向上とそれぞれの連携~をねらいに行われた。
当日は、地震発生時の午前8時、防災行政無線の訓練放送で、市民は地震から身を守る安全行動《シェイクアウト訓練(自助)》」を各家庭などで行い、スタートした。
市役所駅前庁舎8階防災室では、停電を想定して投光器のみの照明で「災害対策本部事務局の立ち上げ・運営訓練(公助)」を行った。
その後、市内15地区の、地区担当職員などから次々と「避難所開設完了(自助・共助)」などの報告が対策本部に寄せられた。
住民の避難が始まると、様々な難題に対し応援依頼などの要請も入ったりと本番さながらの訓練が展開された。
午後には自衛隊の協力を得て、市職員が上空からの危険予想地域等の確認の「航空偵察訓練」も行われた。
市内全域での一斉訓練は、昨年度に続き今年で2回目で、市民約1,600人の参加があったが、市では同訓練を継続することで市民に防災に関心を持ってもらい、4年後の2027年には参加者10,000人を目指したいとしている。
またこの訓練の様子を袖ケ浦市防災安全課の職員3人が視察し、「12月3日(日)実施の当市の総合防災訓練の参考にさせてもらいたい」と話していた。
西囗駐車場きょう再開
木更津駅前 自転車駐車場も利用開始
木更津駅前西口駐車場は、きょう1日(金)午前零時から庁舎整備までの期間限定で営業再開する。
営業再開にあたり、定期駐車券などを、駐車場1階管理人窓口で同日午前零時から販売する。
なお未使用および使用中のプリペイドカード・回数券の還付は行わない。
また西口駐車場地下にある西口第3自転車駐車場についても12月1日から営業再開。
(問合せは地域共生推進課℡23-7492)
西口駐車場の問合せは市街地整備課℡23-8468へ。
信頼できる大人に話す
講師に学校教育課主査の窪田直樹氏
木更津第三中学校 SOS教育集会開催
木更津市立木更津第三中学校(校長・白木克也、生徒・292人)では、11月27日(月)に木更津市教育委員会、学校教育課主査の窪田直樹氏を講師として招き、全校生徒対象の「SOS教育集会」を閧催した。
「SOS教育」とは、「子供が、現在起きている危機的状況、又は今後起こり得る危機的状況に対応するために、適切な援助希求行動(身近にいる信頼できる大人にSOSを出す)ができるようにすること」、「身近にいる大人がそれを受け止め、支援ができるようにすること」を目的とした教育のことである。
同教育集会を通して「不安や悩みは誰にでもあること」、「不安や悩みの大小や感じ方は一人ひとり違うこと」、「ストレスへの対処方法」、「身近にいる信頼できる大人に話すこと」、「身近にいない場合には相談する場所がいくつもあること」等を教わることができた。
集会後の生徒の感想には、「悩みや不安の度合いは人によって違うことがわかった。友達に寄り添える人になりたい」や、「今もこれからも様々な不安や悩みに突き当たることがあると思うが、周囲の人に相談しながら克服していきたい」というような前向きな意見が多く寄せられた。
同集会を企画した岩崎昭典教諭は、「生徒たちには悩みを抱えこまず、誰かに相談しながら前を向いて歩んでいってほしい。私たち教職員は、生徒たちがいつでも相談することができる雰囲気を醸成していく必要がある」と話していた。
華やかな歌声とピアノ
オークラアカデミアパークホテル ロビーコンサート
オータラアカテミアパークホテル主催、房総楽友協会協力・後援「第33回オークラロビーコンサート」が12月3日(日)午後2時30分~3時15分(開場2時から)、ラウンジ シェルブルーで開かれる。
入場無料。
国内外で活躍するアーティストによるクリスマスコンサート。
出演は芝野遥香さん(ソプラノ、君津市出身)、山本耕平氏(テノール)、渡辺知子さん(ピアノ)。
曲目は、
▽歌劇「椿姫」より《乾杯の歌》(G・ヴェルディ)
▽歌劇「ルサルカ」より《月に寄せる歌》(A・ドヴォルザーク)
▽喜歌劇「微笑みの国」より《君こそ我が心のすべて》(F・レハール)
▽クリスマスメドレー《そりすべり~ひいらぎかざろう~もみの木~もろびとこぞりて》
▽ユー・レイズ・ミー・アップ(R・ラヴランド)
▽ミーマンキ(ベルリンチョーニ)
▽喜歌劇「メリー・ウィドウ」より《唇は黙しても》(F・レハール}。
当日は混雑を避けるため、ラウンジ内の席のみ午後1時から整理券を配布する。
なお、ラウンジの営業はない。
問い合わせ先はオークラアカデミアパークホテル企画広報課(℡0438-20-5231、平日午前9時~午後5時30分)。
きさらづ防災フェスタ
イオンモール木更津 スタンプラリーも
木更津市が主催する「きさらづ防災フェスタ2023」が、今月3日(日)午前10時~午後3時まで、イオンモール木更津駐車場(同市築地)で開催される。
防災関係機関などによる各種展示や、各種体験コーナーなどが設置される。
参加団体は32団体。
君津地域振興事務所では、大人でも子どもでも楽しめる防災イベント「親子&消防・防災スタンプラリー」を開催する。
四つのブースで「防災・消防団クイズ」とその他1つ、合計2つ以上のスタンプを集めた人に景品がプレゼントされる。
ブースは、
▽防災・消防団クイズ、
▽こども用防火服着用体験・こども消防車の放水体験、
▽応急手当体験、
▽簡易トイレ作虞体験。
スタンプ押印場所は各体験ブース。
景品交換場所は君津地域振興事務所ブース。
講師に潮田玲子さん
木更津市民体育館 親子バドミントン教室
木更津市と住友生命保険相互会社との包括連携協定に基づく取り組みの一つとして、「スミセイ”Vitality Action”親子バドミントン教室」が、あす2日(土)木更津市民体育館(同市貝渕2-13-40)で、元バドミントン日本代表・潮田玲子さんを講師として開催される。
時間は、第1部・午前11時~午後零時35分、第2部・午後2時~同3時35分。
小学生親子向けのバドミントン教室で、参加申し込みは終了しているが、観覧は自由となっている。
潮田玲子さんは2008年に女子ダブルスで北京オリンピックに出場し五位入賞、2012年には混合ダブルスでロンドンオリンピックに出場した。
2週連続増加
直近1週間コロナ
県は29日、県内の定点医療機関(202施設)から直近1週間(11月20~26日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者総数は413人(前週356人)。
一医療機関当たりの平均報告数は前週の1.76人からO.28人増の2.04人で、2週連続で増加した。
年代別で最も多かったのは10代(66人)。
全16保健所では印旛が最多で3.50人、君津は5番目に多く2.46人。
君津保健所は前週の2.69人からO.23人減り、3週ぶりに減少に転じた。