切られ与三等のアート 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年10月7日発行

切られ与三等のアート

市民団体のおらほ木更津みなと口も協力
おのだえりさんの力作 木更津駅西口階段

一般社団法人まちづくり木更津(代表理事・池田庸木更津商工会議所会頭)主催による、JR木更津駅西口(みなと口)の階段に5日、歌舞伎の人気演目であり、木更津も舞台として登場する『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』(通称・切られ与三)を題材にしたアート作品が出現した。
これは、同法人が木更津駅周辺への来訪者の増加や賑わいを創出するために、令和3年12月から取り組んでいるもの。
今回で6回目となるアート作品「切られ与三」は、漫画家・おのだえりさん(40、袖ケ浦市在住)の力作。
与三郎、お富、蝙蝠やす(こうもりやす)の登場人物が優しいタッチで描かれ、木更津市への来訪者や通勤・通学者を出迎えている。
この作品の制作・企画に協力をした市民活動団体《おらほ木更津みなと口(メンバー約15人)》は、「木更津市独自の観光資源であり、子どもにも親しんでもらえるようにと、具体的に芸能人などの名をあげ、イメージを膨らませ取り組んでもらった。何度も修正をお願いし、企画・制作におよそ4か月を掛けた大作です」と完成の喜びを語った。
制作者のおのださんは「自分の絵がこんなに大きくなるのは初めてで、光栄です。この絵をきっかけに多くの人が『切られ与三』に興味をもってもらえたら嬉しい!」などと喜びを語っていた。
おのださんは、10年ほど前からweb漫画を中心に活動し、2020年商業誌デビュー、木更津市や袖ケ浦市の店舗からの依頼を受け漫画制作やイラスト制作などを行ってきた。
袖ケ浦駅前のスーパー銭湯にイラストを描いていたおのださんを見かけた団体メンバーの声掛けでこの企画にかかわったという。
原画はA4判で、木更津駅の協力により水に濡れても大丈夫な紙に拡大コピーして、それを駅階段の幅・高さに裁断し、張り付けた。
張り付け作業は5日午前11時ごろから開始、約2時間半かけて完成させた。
早速、駅利用者などが、階段を上る前に足を止め、スマホで写真を撮ったりして作品に見入っていた。
同作品は今年11月末頃まで展示される予定。

ネット事前予約制を導入

運転免許センター等 運転免許更新手続き

県警は2日、運転免許センターや警察署等で受け付ける免許証の更新手続きにインターネットでの事前予約制を導入し、受け付けを始めた。
12月10日から運用を始める。
運転免許センターでの手続きにかかる時間の短縮や、混雑の緩和につなげたい考えという。
運転免許課によると、首都圏では初めての試み。
予約制が導入されたのは、千葉市美浜区と流山市にある運転免許センター。
木更津警察署は県内の警察署で最も更新手続きが多いため、木更津市と袖ケ浦市に住む一部ドライバーは木更津警察署での更新手続きも12月11日から運用する。
木更津署では、更新対象者のうち、オンライン更新時の講習や高齢者講習を受講済みであれば、免許証を即日交付する試行を始めるという。
更新手続きの事前予約は、誕生日の40日前までに送付される葉書(更新連絡書)に添付されたQRコードをスマートフォンなどで読み取り、ウェブサイト上で希望する時間を選ぶ。
午前8時半~10時と、午後1時~3時の間で設定された15分刻みの枠の中から申し込む。
県内の免許更新手続きの全窓口で、申請の自動受付と、手数料のキャッシュレス決済も始める。
自動受付は専用の受付機に運転免許証を挿入してタッチパネルを操作すると、自動で申請書が作成される。
シュレス決済は、これまでの収入証紙による納入を廃止し、クレジットカードや電子マネー、スマホアプリのQRコードなどで支払いができる。
現金も使える。

本一将選手が金メダル

拓大紅陵出身 空手の男子個人形で

杭州アジア大会13日目の5日、空手の男子個人形で、本(もと)一将選手(AGP)=拓大紅陵高校出身=が金メダルを獲得した。
男子形個人で、本選手は点数の出やすい形ではなく、高校時代から取り組む「ウンスー」を決勝で選択。
手ごわい形に挑み、空中での旋回からぴたりと着地して、迫力ある演武を披露。
高得点で頂点に立ち「日本の代表として優勝できたことを嬉しく思う」と喜びの言葉を述べた。
形団体には弟の龍二選手(イーギャフンティ)とともに出場する。

きょうツール・ド・ちば

イオンモール木更津 サイクリング楽しむ

初秋の房総風景を肌で感じながらサイクリングを楽しむ「ツールード・ちぱ2023」が、きょう7日(土)、イオンモール木更津を発着地に開催される。
アクアラインの高架下を通り、ひらおかの里農村公園(袖ケ浦市)、高滝ダム(市原市)、旧君津市立小糸小学校(君津市)、富津岬(富津市)など、房総の魅力が詰まったコースを巡るサイクルイベント。
コースは高滝ダムを目指す100キロ超えのロングコースと、ひらおかの里農村公園からかずさアカデミアパーク周辺のアップダウンを楽しみつつ旧小糸小を目指す70キロのショートコースの二通り。
スピードを競わず完走した人を賞する。

ナチユラルバル

旧木更津市役所跡

みなとまち木更津推進協議会主催「木更津ナチュラルバル」が今月15日(日)午前10時~午後3時まで、旧木更津市役所跡地(潮見1-1)で開かれる。
「安心・安全・無添加」な食材と、お子さまとの休日を楽しく過ごせる空間を提供する。
レジャーシートなどの持参に協力をと。
詳細後日。

4週連続減少

直近1週間のコロナ

県は4日、県内の定点医療機関(204施設)から直近1週間(9月25日~10月1日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者総数は2165人。
一医療機関当たりの平均報告数は10.61人で、前週の14.43人から3.82人減った。
減少は4週連続。
年代別では10代が最も多く489人(22.59%)。
10歳未満が292人(13.49%)、50代が263人(12.15%)、40代が258人(11.91%)と続いた。
地域別では全16保健所のうち海匝以外の全てで平均報告数が前週を下回った。
保健所別の最多は夷隅で16.20人君津保健所は14.62人で前週の20.31人より5.69人少なく、4週連続で減少した。

王将戦の結果

小学生らが熱戦

日本将棋連盟かずさ未来支部(支部長・佐藤紀文)の「令和5年度第2回王将戦」が9月24日(日)、木更津市立桜井公民館で開かれた。
Aクラスから入門クラスまでの4部門で行われ、小学生11人が3位までに入賞。
Aクラスでは榎本光冴さん(小糸小1年)が優勝した。
3位までには賞品を贈呈、入賞者以外の全員に参加賞が贈られた。
結果は次の通り。
▽Aクラス
①榎本光冴(小糸小1年)②吉田朔実(八幡台小4年)③近江戉之助(西清小6年)
▽Bクラス
①宮崎翔(清見台小1年)②宮崎渉(清見台小1年)③小泉聖弥(中郷小6年)
▽初級クラス
①大島花奈(清見台小4年)②湯本梓(清見台小4年)③久保田律珂(木二小3年)
▽入門クラス
①山下真人(金田小1年)②水内珀(金田小2年)
日本将棋連盟かずさ未来支部及び王将戦に関する問い合わせは関口明幹事長へ(℡O90‐2407-6802)。

横田尤孝氏の記念講演

木更津高校同窓会総会 4年ぶりの懇親会も

県立木更津高等学校の「同窓会総会」が、今月21日(土)午後2時から東京ベイプラザホテルで開催される。
午後3時からは記念講演で、元最高裁判所判事、横田尤孝(ともゆき)氏(昭38年卒)を講師に『50年の法曹人生を顧みて』を演題にした話を聞く。
なお、令和2年、3年、4年とコロナ禍のために中止していた「懇親会」を今年は午後5時から開宴する。
会費は6,000円(当日受付にて)。
総会出席者はハガキで、木更津市文京4-1-1、木更津高校同窓会事務局宛て、今月13日までに申し込む。
その際は懇親会参加も明記する。

中心市街地文化財巡り

木更津市内の歴史 まち歩き参加者募集

木更津市の「太田山公園・恋の森をきれいにする会」では今月28日(土)、『木更津中心市街地文化財巡りまち歩き』を市企画部地域政策課主管の「中心市街地のまちづくり意見交換会」と共催で実施するにあたり、参加者を募集している。
木更津は金鈴塚古墳に代表されるように、古来から房総の一大文化都市だった。
それが江戸時代、木更津船による江戸文化の流入交流により一気に開花した。
しかし、その木更津が歴史的文化都市だったことは、徐々に市民の記憶から薄れてきている。
文化財の宝庫である太田山には、木更津を代表する歌人・松本斗吟の歌碑がある。
松本は「証城寺の狸囃子」と密接な関係があるといわれており、それならば、太田山より更に文化財の宝庫である中心市街地の勉強・まち歩きをしようという話が同会でもちあかった。
その趣旨が「中心市街地のまちづくり意見交換会」と一致したため、これを共催で実施し、市民と一緒に木更津の貴重な文化財を勉強・再認識することにより、木更津のまちづくりに寄与しようということになったもの。
木更津の歴史・文化財を知ることにより、未来の光が見えてくる!一緒に学びませんかと多くの参加を歓迎している。
詳細は次の通り。
▽実施日=10月28日(土)午前9時から午後3時まで。
▽集合時間・場所=午前9時、木更津駅西口・逆さ狸きぬ太くん像前(木更津観光案内所前)。
▽コース=駅前出発~八剱八幡神社~厳島神社~成就寺~證誠寺~見染の松~木更津甚句記念碑~鳥居畸海浜公園~金毘羅様~北河岸の跡記念碑~木更津ばやし発祥の地~東岸寺~選擇寺~愛染院~光明寺~駅前帰着解散。
▽昼食(1時間)=鳥居畸海浜公園。
弁当持参、レストランも利用可能(費用は自費負担)。
▽距離=約4キロ。
▽対象=全世代。
▽その他=履物は運動靴。飲料水・帽子など持参。ガイド付き(資料無料配布)。
▽応募締め切り=10月21日(土)。
参加申し込みは電話で(090-9313-6547、加瀬さん)。

新千葉新聞

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