6月は環境月間です。脱炭素社会の実現に向け「ゼロカーボンアクション30」など再確認してみませんか
- 2023/6/13
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6月は環境月間です。
日本では「環境基本法」において、事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるという「環境の日」の趣旨を明らかにし、国、地方公共団体等において、この趣旨にふさわしい各種の行事等を実施することとしています。
平成3年度から6月を「環境月間」(昭和48年度~平成2年度までは、6月5日を初日とする「環境週間」)とし、全国で様々な行事が行われています。
世界各国でも、この日に環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われています。
この環境月間を機に、身の回りの環境を見直し、これからの環境のあり方について考えてみませんか。
環境の日および 環境月間とは
6月5日は環境の日です。
これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。
国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。「環境基本法」は、事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるという「環境の日」の趣旨を明らかにし、国、地方公共団体等において、この趣旨にふさわしい各種の行事等を実施することとしています。
環境省HP
我が国では、環境庁の主唱により、平成3年度から6月の一ヶ月間を「環境月間」(昭和48年度~平成2年度までは、6月5日を初日とする「環境週間」)とし、全国で様々な行事が行われています。
世界各国でも、この日に環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われています。
「ゼロカーボンアクション30」について
各地で異常気象が発生する中、気候変動という地球規模の課題解決に向けて、日本は令和2年10月に「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を目指すことを宣言しました。
これを受け、国・地方脱炭素実現会議において、令和3年6月に、「地域脱炭素ロードマップ」が取りまとめられました。
これは、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた行動と具体策を示すものです。
「地域脱炭素ロードマップ」では、衣食住・移動・買い物などの日常生活における脱炭素につながる行動を「ゼロカーボンアクション30」として整理しています。
「ゼロカーボンアクション30」アクションリスト
ゼロカーボンアクション30には、次の8つに分類された30項目の具体的な行動があります。
脱炭素社会の実現のためには、一人一人のライフスタイルを変えていくことが重要です。
カーボンニュートラルに向けて、未来のために、できることから取り組んでみませんか?
- エネルギーの節約や転換
(1) 再エネ電気への切り替え
(2) クールビズ・ウォームビズ
(3) 節電
(4) 節水
(5) 省エネ家電の導入
(6) 宅配サービスをできるだけ一回で受け取る
(7) 消費エネルギーの見える化 - 住居関係
(8) 太陽光パネルの設置
(9) ZEH(ゼッチ):住宅の高断熱化、高効率設備により消費エネルギーを減らし、太陽光パネルでエネルギーを作ることで年間の消費エネルギーがゼロになる住宅。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス。
(10) 省エネリフォーム : 窓や壁などの断熱リフォーム
(11) 蓄電池(車載の蓄電池)・蓄エネ給湯器の導入・設置
(12) 暮らしに木を取り入れる
(13) 分譲も賃貸も省エネ物件を選択
(14) 働き方の工夫 - 移動関係
(15) スマートムーブ
(16) ゼロカーボン・ドライブ:再エネ・ゼロカーボン燃料と電気自動車などを活用した走行時の二酸化炭素排出量がゼロのドライブ - 食関係
(17) 食事で食べ残しをしない
(18) 食材の買い物や保存などによる食品ロス削減の工夫
(19) 旬の食材、地元の食材でつくった菜食を取り入れた健康的な食生活
(20) 自宅でコンポスト - 衣類、ファッション関係
(21) 持っている服を長い期間大切に着る
(22) 長く着られる服をじっくり選ぶ
(23) 環境に配慮した服を選ぶ - ごみを減らす
(24) 使い捨てプラスチックの使用をなるべく減らす。マイバッグ、マイボトルなどを使う
(25) 修理や修繕をする
(26) フリマ・シェアリング
(27) ごみの分別処理 - 買い物・投資
(28) 脱炭素型の製品・サービスの選択
(29) 個人のESG投資:環境・社会・企業統治の3つの観点から企業を分析、評価した上で投資を選別し、脱炭素経営に取り組む企業等を応援 - 環境活動
(30) 植林やごみ拾いなどの活動
#環境の日はグリーン ダンスプロジェクト
今年は「ゼロカーボンアクション30」をテーマにしたダンスを、エンタメ系ダンサーのエグスプロージョン・まちゃあきさんが考案してSNSでお笑い芸人を中心に展開する、ダンスチャレンジ企画を実施しています。
ダンス未経験の環境省職員でも踊れるようになったそうです。
ぜひ友達や家族と一緒にグリーンのものを身につけて、SNSにハッシュタグ「#環境の日はグリーン」をつけて踊ってみてください。