【注意】「架空請求はがき」届いても記載の番号に電話はしないで 局番なしの「188」へ
- 2023/5/29
- 生活サービス
「民事訴訟管理センター」と名乗る機関からハガキが届いたとして全国の消費生活センター等に寄せられた相談が今年3月下旬から急増しています。
木更津市内でも同様のハガキが届いているそうです。
消費者に、過去に利用した業者への未払いがあると思わせ、それに関して「裁判所に訴状が提出された」「給与、動産物、不動産物の差し押さえ」などと脅して不安にさせたうえで、訴訟の取り下げ等について相談するよう、誘導しています。
消費者が「民事訴訟管理センター」に連絡をしたところ、弁護士を名乗るものを紹介され、最終的にはコンビニでプリペイドカードを購入し、お金を支払ってしまったとの相談も寄せられています。
このような名称の部署は法務省内に存在せず、また、書かれている内容についても完全なデタラメであることから、架空請求であることは間違いありません。
これは、実在する公的機関に似せた名称を使用することで、消費者の不安をあおることを目的とした詐欺の常套手段です。
うっかりハガキに反応して電話をかけてきた人を巧妙に誘導して金銭を払わせようとします。
このようなハガキは【詐欺】です!
架空請求ハガキの見本
どう対処すべきか
こういった架空請求に対しては、決して連絡をしないでください。無視していれば何も起こりません。
それでも心配だという方は、局番なしの「188」(消費者ホットライン)に相談し、助言を受けましょう。
188に電話をかけると、以下の場所にそれぞれつながります。
- 平日は 木更津市消費生活センター
- 土曜日は 千葉県消費者センター
- 日曜日、祝日は 国民生活センター
「民事訴訟管理センター」からハガキが届いても、決して相手に連絡せず、支払わずに無視してください。不安を感じたり対処に困ったりした場合には、すぐにお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188(いやや))に相談してください。
民事訴訟手続に関する書類は特別送達で届きます。
特別送達は必ず書留であるため、普通郵便で送られてくることはありません。
まして、ハガキで送られてくるなどということはあり得ません。
03-6384局の指定事業者はNTT東日本です。
この局番から同様の架空請求ハガキが送られてきており、下4ケタの番号が異なるものも確認されています。
また、ハガキ本文中の管理番号も複数のものが存在します。