駅前庁舎移転中止に 他【新千葉新聞】
- 2023/5/24
- ニュース
新千葉新聞2023年5月24日発行
駅前庁舎移転中止に
木更津駅西口の新たな駅周辺庁舎整備
建設費高騰等 建設会社が事業困難と
木更津市は22日、令和8年4月からの業務開始に向けたJR木更津駅西口の新たな駅周辺庁舎整備について事業候補者である建設会社の株式会社新昭和(本社・君津市)と協議を進めてきたが、同社から事業化が困難であるとの通知があったと、明らかにした。
19日に、同社より「建設費高騰等により、事業費が上昇したため、一体整備を目指していた複合機能施設(市庁舎・共同住宅・駐車場)を実現することが困難になったほか、事業用地として考えていた土地の地権者との間で、土地利用に関し最終合意に至ることが出来なかったとする通知書が届き、市は移転計画の中止を決めた。
木更津市の庁舎は2015年(平成27年)以降、駅前庁舎(富士見一)と朝日庁舎(朝日)の2か所に分かれている。
駅前庁舎は駅西口の商業施設「スパークルシティ木更津」の一部フロアを利用しており、市長室や市議会の議場などがあり、朝日庁舎は「イオンタウン木更津朝日」の一部を使っており、市民課など市民の利用が多い。
2021年12月に駅周辺庁舎の移転と朝日庁舎の建て替えをする事業候補者を選定。
駅周辺庁舎は(株)新昭和、朝日庁舎周辺庁舎は「イオンタウン(株)」(本社・千葉市)をそれぞれ候補会社に選定した。
新昭和(株)の整備事業案では、駅西口の市営駐車場ピルを解体し、その跡地と周辺の民有地を一体的に活用。
鉄骨6階建ての庁舎棟、鉄筋コンクリート15階建ての住宅棟、鉄骨4階建ての駐車場棟を建設するとしていた。
渡辺芳邦市長は「木更津駅周辺庁舎の整備については、事業化に向け協議を進めてきたが、建設費の高騰などの影響があり、大変残念だが(株)新昭和からの提案による整備を中止することとした。引き続き、駅周辺における新庁舎整備を再検討していく」とのコメントを発表した。
朝日庁舎周辺の整備については、駅周辺庁舎の今後の方針が決まり次第、事業化に向け基本契約書を締結するとしている。
なお、今月8日を以後に閉鎖した駅西口市営駐車場ビルは、再開する方向で検討する。
会長の北村和則氏を再任
木更津地区区長会 定期総会を開催
会員相互の親睦融和を図り、木更津市の発展と市民の福祉向上に寄与する事を目的としている「木更津地区区長会」(20地区、6018世帯)の『令和5年度定期総会』が19日、宝家(中央)で開催された。
議案では、令和4年度事業報告、同収支決算報告、会計監査報告、令和5年度捐業計画、同収支予算について審議し、全案原案通り可決された。
今回、任期満了に伴う役員選出が行われ会長に北村和則氏(八幡町区長)が再任された。
懇親会の席上、北村会長(写真)が就任挨拶を行い、「市や行政、住民と連携を深め、誰もが安全・安心に暮らせる地城づくりを目指していきたい。区長さんを始めとする市民の皆様の協力をお願いしたい」などと述べた。
続いて来賓の、渡辺芳邦市長(代理・田中幸子副市長)が祝辞を述べ、石井影一市民部長の乾杯発声で祝宴にはいった。
また、北村会長から、退任した高木厚行(南町区長)、小原規男(吾妻区長)、鈴木孝(大和町第一区長)、安田昭夫(北片町区長)の各氏に感謝状と記念品が贈呈された。
今年度の役員及び区長は次の通り。(敬称略)
木総合は準々決勝進出
関東地区高校野球 埼玉の昌平と対戦へ
「第75回春季関東地区高校野球大会」(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の2回戦が21日、保土ヶ谷球場(横浜市)などで行われ、千葉2位の木更津総合は神奈川1位の慶応(選抜出場校)に3-2で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。
木更津総合は先発した右横手投げの石澤順平選手(3年)が8回途中まで無四球の好投。
打線は5回、主砲・水野岳斗選手(3年)の本塁打で先制。
7回に再び打席が回ってきた水野選手による2打席連統本塁打や伊藤海翔選手(3年)の長打、石川颯真選手(3年)の犠飛で2点を追加、そのまま逃げ切った。
木更津総合は、きょう24日(水)午後零時30分から保土ヶ谷球場で行われる準々決勝で埼玉1位の昌平と対戦する。
(当初23日に予定されていたが、雨のため順延となった)
なお、千葉1位の専大松戸は、20日(土)の2回戦(同球場)で埼玉2位の浦和学院を4‐3で降し、準々決勝に進出。
22日(月)に行われた準々決勝(同球場)で神奈川2位の相洋を5-4で破り、4強入りを決めている。
墨絵パフォーマンスショー
川口馬林氏 「中郷記念館」で
木更津市の書家、川口馬林氏による『墨絵ショー』が、今月26日(金)、同市の特別養護老人ホーム「中郷記念館」(運営・社会福祉法人かずさ萬燈会、井尻951、℡0438―97―2721)で開かれる。
入所者・利用者などが毎回楽しみにしている墨絵パフォーマンスショー。
コロナ禍のため中断されており、今回、4年ぶりの開催。
1回目は「中郷記念館」で午後1時30分から始まり、その後、2時30分から併設する「ケアハウスかがやきの郷」で2回目が行われる。
川口氏はこのほど、達万馬鈴から元の川口馬林に戻った。
社会奉仕への結束誓う
ライオンズクラブ 館山市で年次大会
21日(日)、ライオンズクラブ国際協会333複合地区(新潟県・栃木県・千葉県・群馬県・茨城県のLC)の「第69回年次大会」が、館山市の千葉県南総文化ホールで、約800人の会員が集い開催された。
さかなクンによる「子どもたちに海の豊かさと感動を!」と題した特別講演に続き、大会式典では、松本宰史複合地区ガバナー協議会議長(南房総LC所属)より歓迎の挨拶にあたり、「大会テーマは『和の祭典』であり、平和を願うライオンズの『和』である」という説明があった。
開催県を代表して、熊谷俊人千葉県知事が登壇し、LCが千葉県においては、「子ども食堂等子どもの居場所の支援に係る協働に関する協定」及び、「法人の森事業協定書」を県と締結して、千葉県行政の推進へ協力していることへの謝意が述べられた。
また、県外のLCメンバーに対して、成田空港、アクアライン、半島を囲む海、東京ディズニーリゾートなど千葉県の魅力が紹介された。
次年度の第一副地区ガバナーエレクト(2024年からのガバナー予定候補者)に君津LC所属の大瀧勝明氏を輩出する、かずさ地域(333-C地区10リジョン・宗政昭夫代表)からは、木更津中央LC、袖ケ浦LC、富津LC、上総LC、君津LC、君津中央LC、君津プラチナLC、木更津LCのハ8クラブから多くのメンバーが参加し、会場を盛り上げた。
大会では.国際貢献・地域社会貢献等のアワード・表彰があり、司会の石村比呂美さんより、木更津LCが、日本ライオンズ70周年記念事槊に発表した「SDGSに秘極的な企業と地域の子ども食堂をつなぐ」NPO法人レイラインと協働したアクティビティが、日本最高賞にあたる日本ライオンズ理事長特別賞を受賞したとの紹介があり、松本議長より、木更津LCの安藤順子こどもライオンズ食堂支援委員長にクリスタルブロンズが手渡され、場内から大きな拍手が起きた。
大会の最後には、開催地区の高橋順之ガバナーのリードによる「ライオンズ・ローアで、社会奉仕への結束を誓い閉会した。
なお、7月1日は、ライオンズ関係団体・企業ならびにウクライナ支援団体や千葉県赤十字血液センター等のコラボによる平和祈念集会が、かずさアカデミアホールで開催される予定となっており、また、木更津中央LCと木更津LCでは、6月11日(日)に、イオンタウン木更津請西で、献血と骨髄バンクドナー登録推進活動を展開する計画もあり、地域住民の多くの参加、協力を呼びかけている。