【5/31~6/6禁煙週間】5/31は世界禁煙デー「たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」
- 2023/5/24
- 生活サービス
5月31日から6月6日まで「禁煙週間」となります。
世界禁煙デーとは、たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となるよう様々な対策を講ずるべきであるという世界保健機関(WHO)の決議により昭和45年に初めて設けられ、平成元年からは5月31日と定められました。
厚生労働省においては、平成4年から「世界禁煙デー」に始まる一週間を「禁煙週間」(5月31日~6月6日)と定めました。
禁煙週間のテーマ
たばこの健康影響を知ろう!
~望まない受動喫煙のない社会を目指して~
期間
令和5年5月31日(水)から令和5年6月6日(火)まで
「望まない受動喫煙」をなくそう
たばこの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素の他にも70種類以上の発がん性物質が含まれています。
普段、たばこを吸わない人は、たばこに対する感受性が高く、他の人の煙を吸うと、少しの量でも大きな健康被害を受けるという報告があります。
たばこを吸わない妊婦さんが、日常的に受動喫煙を受けていると、お腹の赤ちゃんが低出生体重児になってしまう可能性が高くなるという研究結果が多く報告されています。
また、こどもの受動喫煙も喘息や気管支炎などの原因になったり、乳幼児突然死症候群と関係があると言われています。
さらに、たばこの煙がない環境でも家具や壁、カーテン等にたばこの臭いが残っていると、たばこを吸わない人は受動喫煙と同様にたばこ由来の有害物質にさらされていることになります。
健康増進法の一部が改正され、望まない受動喫煙防止を図るため、学校や病院等は原則敷地内禁煙(屋内全面禁煙)、飲食店や職場は原則屋内禁煙が義務付けられました。
「望まない受動喫煙」をなくすためにも、禁煙をはじめてみませんか。
受動喫煙対策
- できるだけ周囲に人がいない場所で喫煙するように配慮をお願いします。
- 子どもやお年寄りなど、特に配慮が必要な人が近くにいる場所では喫煙をしないように配慮をお願いします。
喫煙している人の健康障害
喫煙は、がん、循環器疾患(脳卒中、虚血性心疾患など)、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)、糖尿病、周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡など)のリスクを高めます。
たばこの煙に含まれる有害物質が原因ですが、具体的には、ニコチン、タール、一酸化炭素、多数の発がん物質・有害物質・既知の科学物質・未知の化学物質です。
なぜたばこはやめられないのか
喫煙者にとって、たばこは美味しいもの、イライラを解消したり、気分をすっきりさせてくれたりというメリットがあります。
これはニコチンによる作用です。
しかし、体の中のニコチン濃度が低くなると、再びイライラや不快感が現れるので、喫煙によってニコチン濃度を上げてしまう。
これは「ニコチン依存」の状態です。
2022年5月31日(火)に開催された世界禁煙デー記念イベントのアーカイブ動画