折れた針などに感謝 他【新千葉新聞】
- 2022/2/9
- ニュース
新千葉新聞2022年2月9日発行
折れた針などに感謝
「針供養塔」前で豆腐屋蒟蒻に針刺す
木更津市富士見 成就寺で針供養
2月8日の「こと始め」に因み、木更津市富士見の日蓮宗満足山成就寺(木村順誠第51代住職)で8日、恒例の「針供養」が厳かに執り行われた。
当日2月8日は、同寺が創建されて以来596年目の記念日でもある。
「針供養」は100年以上前の大正時代に始まり、昭和6年(1931年)1月に境内に「針供養塔」が建立されて、今年で91年目。
これまで毎年供養塔前で法要が執り行われてきた。
今年も昨年同様に。コロナ禍であることから蜜を避け、マスク着用などを順守しながら実施。
午前10時からの《古針奉納供養》には、日頃から針を使用している和裁、洋裁、紳士服仕立てなどを行っている善男善女約30人が参拝。
住職の読経が流れる中、硬いものを縫い続けて折れたり曲がったりした針を供養塔に収めたり、柔らかな豆腐やこんにゃくに刺し、苦労をねぎらった。
例年ならこのあと本堂で「祈祷会」が行われるが、コロナ禍の折中止となった。
法要開始を前に木村住職(52)は、針供養は恩を知り、恩を感じ、恩に報いる感謝の法会で、古くなった、折れてしまった、サビてしまった針に感謝の念を捧げるものとしたうえで「現在はコロナ禍でもあり、怒りの心をおこしがちだが、苦を除く感謝ある日々を過ごしてもらいたい。針供養は感謝の心を育てる供養で、浅羽『おかげさま』で1日が感謝で始まり、夕は感謝で終わる。感謝される人になってもらいたい」などと語った。
毎年さんパオに訪れている「八重原和裁教室みずわ会」「未知草会」「君津洋服組合」「岩根西公民館布美の会」などは代表が参拝した。
今年も祝周して執り行う
木更津市稲荷町 稲荷神社「初午祭」
木更津市稲荷町の令和4年稲荷神社「初午祭」(2月10日)は新型コロナウイルス感染が未だ予断を許さない状況にあるため、一昨年、昨年に引き続き、縮小して執り行うこととした。
神社宮司や稲荷町区区長の鈴木正義氏、責任役員の篠崎徹夫氏・伊藤尚宏氏、神社部長の坂井陽久氏等が事前に協議した結果、同地域の安薴を願う神事であるため、稲荷町区内の関係者数名で厳粛に執り行う。
初午祭の儀式が終了したのち、神事により祓い清められた「お札」は関係者に配られる。
なお、稲荷神社のぼり旗は例年通り、奉納されている。
公民館に出張申告会場
木更津市役所朝日庁舎 令和3年分の確定申告
令和3年分の確定申告および令和4年度(令和3年分)市民税県民税申告の受け付け日程は次のようになている。
木更津市役所朝日庁舎(会議室B)の申告会場では、確定申告は2月16日(水)~同22日(火)と、3月7日(月)~同15日(火)までの、平日のみ受け付ける。(午前9時~午後4時)
このほか出張申告会場として、
▽2月24日(木)=岩根公民館
▽2月25日(金)=岩根西公民館
▽2月28日(月)=清見台公民館
▽3月1日(火)=畑沢公民館
▽3月2日(水)=八幡台公民館
▽3月3日(木)と4日(金)=富来田公民館
‐で行われる。
申告できる種類は、確定申告と市民税県民税。
2月24日~3月4日は、市役所朝日庁舎では、市県民税の申告の実受け付けを行っている。
確定申告書を作成済みで提出のみの人は、前述のj期間中に申告会場で提出可能。
感謝の気持ちを絵手紙に
畑沢中学校区青少年健全育成連絡会議
児童生徒が描いた 地区内で巡回展示
木更津市の畑沢中学校区青少年健全育成連絡会議(議長・大川健士、事務局・畑沢公民館)では、今年度の活動として、地区内の畑沢小、波岡小、畑沢中の児童・生徒の希望者が描いた、「地区の人へ日ごろの感謝の気持ちを込めた絵手紙」作品を、1厚4日~2月22日(火)まで、地区内で巡回展示している。
アンケートも行っており、感想の記入のほか、欲しい作品があれば、名前など記入すると、複写した絵手紙をもらえるという。
でひ、買い物するときなどに観覧してほしいといしている。
展示場所は次の通り。
▽クリエイト
▽セイムス
▽アオイストアー
▽南部包括支援センター(波岡の家)
▽畑沢中学校
▽畑沢小学校
▽波岡小学校
▽畑沢公民館
▽畑沢郵便局(1月で終了)。
これは、畑沢中学校区青少年健全育成連絡会議が、令和3年度生き生き子ども地域活動促進事業として開催したもので、絵手紙でメッセージをとどけようと、テーマは「絵手紙を描いて日ごろの感謝の気持ちを伝えよう」。
作品には、子ども110番、見守り支援ボランティア、先生等に感謝の気持ちを込めた作品、季節を織り交ぜた作品、コロナ感染予防など、ハガキに絵をかいてメッセージが添えられている。
「きれいな花をありがとうございます」、「交通安全 いつも見守りありがとうございます」「こども110番」「安心・安全 感謝」など、水彩、色鉛筆、クレヨン、ペンなどで、地域の人達に感謝の言葉と共に届けられている。
地元4市で77人感染
県7日発表コロナ 県内約4700人
県によると、君津地域では7日(月)、新型コロナウイルスの新規感染者が木更津市で29人、君津市で21人、富津市で17人、袖ケ浦市で10人、4市合わせて77人確認された。
感染者数は、1週間前の1月31日(月)=木71人、君52人、袖43人、富16人、地域総数182人=と比べると、木更津、君津、袖ケ浦の3市及び地域総数は大幅に減少。
富津市のみ1人増に留まった。
富津市は、市職員3人の感染を発表した。
感染者は、いずれも市内居住の20代の男女2人と40代の女性で、それぞれ所属が異なる。
他の職員に濃厚接触者はおらず、市役所は通常通り業務を継続する。
県警関係では、木更津署の刑事課に勤務する30代の男性巡査部長1人が感染した。
同日現在の累計感染者数は、木更津市が3096人、君津市が1629人、富津市が767人、袖ケ浦市が1396人に増えた。
千葉県内では同日、4695人の感染と5人の死亡が新たに判明。
1日の感染者数が4000人を超えるのは5日連続、月曜日としては過去最多。
新規クラスター(感染者集団)は6件確認された。
羊の大行進~愛の羊文字編
マザー牧場 バレンタインに因み
富津市田倉のマザー牧場では、今月14日のバレンタインに因み、5日から14日(月)まで、約200頭の羊たちが更新する「ひつじの大行進~愛の羊文字編~」を実施している。
”愛”あふれるバレンタインにぴったりのハートの文字を羊たちが”人文字”ならぬ”羊文字”で広大な牧草地(ひつじの牧場)に描く。
ほっこりしちゃくこと間違いなし!
時間は午後零時30分から約15分。
料金は無料。
雨天中止。
ワンちゃん連れの人は会場の外側の観覧エリアからの観覧となる。
さらに2組のカップル限定で、そのハートの中に入って、2人の愛を誓いあえるサービスも。
10日間限定の牧場ならではの”もふもふ ほっこり”なバレンタインイベントを楽しんでほしいと、来場を歓迎している。
ほかにも冬のイルミネーション「光の花園」も今月27日(日)までの土日祝日限定で好評開催中。
問い合わせはマザー牧場TEL0439-37-3211へ。
令和4年度市政運営の
渡辺木更津市長 基本的な考え方①
木更津市は、「令和4年度市政運営の基本的な考え方」を策定した。
これは、国の同校や同市の現況、これまでの成果等を踏まえ、市政運営の基本方針や重点施策を示すもので、市議会議員全員協議会で報告された。
全文は次の取り。
政府は、政策の基本的態度として、「東日本大震災からの復興・創生、激甚化・頻発化する災害への対応に取り組むとともに、決してデフレに戻さないとの決意をもって、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期す中で、雇用の確保と事業の継続を通じて、国民の命と暮らしを守り抜く。
あわせて、「経済財政運営と改革の基本方針2021」等に基づき、グリーン、デジタル、活力ある地方創り、少子化対策の4つの課題に重点的な投資を行い、長年の課題に答えを出し、力強い成長を実現する」と示している。
本市においても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図りながら、厳しい環境下に置かれた市民や事業者の支援、さらにはポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現に取り組んできた。
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化するなか、今後も市民に寄り添い、その命と暮らしを守ることを最優先として、これまで行ってきたワクチン接種など感染防止対策のさらなる強化を図ることはもとより、市民や事業者が社会経済活動を継続できるよう、状況に応じた必要な支援に着実に取り組んでいく。
本市では、これまで着実に積み重ねてきた施策の成果や東京湾アクアライン通行彫金引き下げの波及効果等により、まちの魅力や活力が向上している。
人口は令和2年10月に実施した国勢調査において過去最高となる126,224人(人口速報集計)を記録し、地価についても令和3年地価公示において、対前年変動率は住宅地で1.2%増、商業地で1.1%増、工業地で1.2%増といずれも上昇し、全用途平均全国平均が0.5%下落したなか、本誌は1.1%増と上昇した。
令和4年度は、昭和17年11月3日の市制施行から80年という大きな節目を迎える。
令和4年3月にはパークベイプロジェクトの先導的施設として整備する鳥居崎海浜公園において「食」を中心とした集客施設が開業、12月には近隣3市と共同整備を行っている新火葬場「きみさらず聖苑」が供用開始するほか、令和5年度の供用開始を目指し整備を進めている江川総合運動場の野球場やサッカー場、さらには令和7年度の開庁をめざし取り組んでいる新庁舎など、必要な未来へbの投資を進めている。
また、子育て・教育環境の充実や住環境の整備など、市民サービスの向上を図るとともに、本誌の魅力やポテンシャルを活かしたまちづくりを推進している。
(続)