勇壮に「梵天立て」 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2022年1月9日発行

勇壮に「梵天立て」

国の記録選択無形民俗文化財に指定
木更津市中島海岸 若者が極寒の海で竹を

木更津市中島の「中島区文化財保存会」(会長・篠田芳夫)による『令和4年梵天(ぼんてん)立て』が、8日(土)午前7時から、0度近い寒さのなか、中島海岸(中島4412、金田漁業協同組合事務所の裏の海)で行われた。
今年はコロナ禍の下での梵天立てで、規模を縮小して実施された。
梵天立ては、江戸時代から中島邦伝わる正月七草の伝統行事で、平成4年に国の記録選択無形文化財に指定されており300年以上の伝統を誇る。
この年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人儀礼としても行われている。
同行事は日の出と共に、同地区内にいる出羽三山の進行行者が祈祷、ほら貝を吹き鳴らすなか、同地区(6地区)のさらし木綿の下帯姿の裸の若者たちが、それぞれ5メートル前後の新しい真竹の先に御幣をつけた『梵天』を、極寒の海に立て、漁業大漁・五穀豊穣・天下泰平・船中安全・家内安全等を祈るもの。
今回は、中島地区の6町内で、海に入る順に、浜戸(はもと)3人、新町(しんちょう)1人、鯨地区2人、中宿2人、下宿3人、東(ひがし)3人の14人が、2~3人位で1組になり、海に入り、順を追って梵天を沖合へと立てていった。
浜戸の若者は、次に海に入る新町が1人なので再び海に入り応援した。
地区別は、たすきの色で見分けられた。
海岸では行人(ぎょうにん)たちが般若心経を唱え、浜大漁・五穀表情などを祈願した。
この梵天立ての民俗行事は、出羽三山新振興の象徴で、元禄年間に中島の沖に難破船がありその船の錨(いかり)が流失して、船の人は中島部落の人達が盗んだという嫌疑をかけた。
部落の人達はその潔白を証するために出羽三山の行者たちに祈祷を頼んだところ、満願の日に土砂に埋まっていた難破船の大錨が砂中から浮き上がってきた。
その神助けに感謝するため、伝統として3百有余年を経た今日まで行われている。
見学に来ていた東京からの移住者(昨年8月)・関原規義さん(69)夫婦は、「近所のお友達から8日に梵天立て行事があると聞かされて来ました。若者が寒い中、海に入り姿を見て感動しました」と語っていた。

地域経済の発展に向けて

有料会員企業の5社を鈴木会頭が表彰
木更津商工会議所主催 新年賀詞交歓会

令和4年の新春の寿ぐ木更津商工会議所主催、「新年賀詞交歓会・有料会員企業表彰式」が7日午後、かずさアカデミアホール(メインホール)で開かれた。
木更津市、木更津市商店会連合会、木更津金融懇談会協賛。
同会派例年各種経済界代表など多くの来賓を迎え開催してきたが、昨年はコロナ禍の折、中止とした。
今年もコロナ禍ではあるが、、~「withコロナ」の中で如何に経済活動を行っていくか~が最大のテーマで感染予防対策に万全を期して開催した。
式典には、浜田靖一衆議院議員、髙橋浩県議、森岳県議、榊原義久市原商工会議所会頭、榎本光男君津商工会議所会頭、高松利明日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区副所長、陸・海・空自衛隊関係者、重城正義市議会議長はじめ市議などの来賓、地元経済を支える幅広い関係者が一堂に会し、木更津市の一層の発展に向け結束を期した。
【優良会員企業表彰式】では、長年にわたり経営改革や地域貢献に取り組んできた5企業の経営方針などを紹介し、顕彰した。
【賀詞交歓会】で鈴木会頭は、副会頭の池田庸氏・平井秀幸氏・嶋野貞雄氏、永野昭専務理事とともに演台に立ち、長引くコロナ禍の中、多くの協力に感謝し、「今年も地元経済を支える中小企業や小規模事業者に寄り添い、一番身近な相談先”かかりつけ医”でありたい。
今年3月には鳥居崎海浜公園に商業施設が開業するなど明るい話題もたくさんある。商工会議所も役職員一丸となって地元経済の活性化・は点に向け、様々な施策に果敢に取り組んでいく」と式辞を述べた。
渡辺芳邦市長、重城正義市議会議長も昨年の木更津市の施策等を振り返り、「今年も予測の出来ない社会情勢ではあるが、市民の心身の健康と社会経済の健全性を保ち、木更津市の発展のため様々な施策を推進していく」などと決意を込め挨拶、今後も一層の理解と協力を願った。
続いて【木更津芸者衆による踊り】が披露され、新春に相応しく、艶やかな舞や唄が式典に華を添えた。
【新春落語】では、木更津市出身の落語家・柳亭芝楽師匠が巧みな話術を披露し会場を笑いで包み、招福のひとときを共有した。
優良会員企業表彰の受賞企業は次の通り。
◎経営改新・地域貢献
▽厚生水産(株)(杉井和夫代表取締役、水産物加工・卸小売・飲食店経営、潮浜)=木更津の地で80年、歩みを止めぬ企業努力と長年にわたる産業支援活動。日本で初めて房総木更津で車エビの屋内養殖を開始。木更津名産あさりに特化したオリジナル商品の販売等。20年を超える中学生の職場体験受け入れも継続。
▽宮野指圧鍼灸治療院(宮野正志代表、療術業・あん摩マッサージ鍼灸・瓜倉)=”一生涯歩ける身体作り”を目標に実践するボール運動と親指重心インソールの開発。25000人以上の患者さんを治療してきた経験を基に考案・開発し、2020年6月に特許を取得。2020年度木更津市協働のまちづくり活動支援事業にチャレンジした。
◎経済革新
▽(株)落花生工房かずさ屋(鈴木久登志代表取締役、小売業・落花生販売、新田)=逸品にかける想いを胸に”被災地の絆が生み出す落花生焼酎”と新たな商品開発。台風で被害を受けた同店と、豪雨で被害を受けた熊本県の蔵元と共同で落花生焼酎『絆華(きのはな)』を完成。またピーナッツペースト「久遠(くおん)」を開発、自社ECサイトでの販売開始。
◎経営改新・地域貢献
▽(株)舞夏スタッフプロモーション(山崎舞子代表取締役、飲食業、タイ料理レストラン、請西東)=献身的なボランティア活動と本格タイ料理を心を込めて提供する5つ星レストラン。タイ王国政府が推進する「タイランド・ブランド」プロジェクトにおいて優れたレストランに授与される「タイ・セレクト・シグネチャー」に認定。また、2014年から毎年行っている児童養護施設におけるボランティア活動を続ける。
◎地域貢献
▽JIDホールディングス(株)(井坂泰志代表取締役、経営コンサルティング業、羽鳥野)
▽日本賃貸保証(株)(梅田真理子代表取締役、賃貸借の保証事業、羽鳥野)=CSR活動を通じて地域の発展・活性化に貢献。
JIDホールディングス(株)をはじめとするJID GROUPは、企業理念である「あらゆる人々のために、公平で公正な社会づくりに貢献していくこと」の実現に向け、「住む」に関わる一連のサポートを行っている。
JID G
の一員である日本賃貸保証(株)は1995年7月に日本初となる賃貸保証サービスを創業し、不動産業界と補償業界における諸問題に正面から取り組み、常に時代を見据えた新しい価値を提案している。
両社は、災害支援活動への尽力や、JID GROUPで新型コロナ支援として君津中央病院や自治体など4団体に計一億円の寄付、木更津市へマスク1万枚寄贈。また木更津市のアクアコインの活用等に2000万円を寄付した。

4市合わせて29人

7日発表のコロナ 県内は171人感染

県によると7日、君津地域では4市合わせて29人野新型コロナウイルス感染が新たに確認された。
4市全体で感染者が判明するのは3日連続となる。
最も多かったのは君津市で9人、次いで富津市と袖ケ浦市が各7人、木更津市6人。
袖ケ浦市で1日の感染判明者が5人以上となるのは昨年9月9日(7人)以来で、約4か月ぶり。
袖ケ浦市は5日、消防本部警防課に勤務する50代の男性職員(市内居住)の感染を確認沙汰と発表した。
市民およびほかの職員に濃厚接触者はおらず、同氏では通常通り業務を継続する。
各氏の感染者概要は
▽君津市=10歳未満・20代・40代(1人無症状)各2人、50代・60代・80代各1人
▽富津市=40代2人、10代・20代・30代・60代・70代各1人
▽袖ケ浦市=50代3人、10歳未満・10代・30代・40代各1人
▽木更津市=30代2人、20代・40代・50代・70代各1人
同日現在の累計感染者は、木更津市が1740人、君津市801人、富津市413人、袖ケ浦市655人に増えた。
県内では171人の感染が新たに判明。
1日の新規感染者数が100人を超えるのは2日連続で、170人以上は昨年9月19日(213人)以来。
前週金曜日の18人から9.5倍に増えた。
死者の発表はなかった。

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