新千葉新聞2021年9月29日発行

オーエンス陸上競技場に

市営江川総合運動場陸上競技場の命名権
木更津市期限付きで　（株）オーエンスと契約

キアラ図師は、木更津市営江川総合運動場陸上競技場のネーミングライツスポンサーが決定したと、27日に発表した。
同市は、今年5月6日から6月2日までの期間、市営江川総合運動場陸上競技場の命名権（ネーミングライツ）を民間事業者に付与するため、一般公募を行っていたが、株式会社オーエンスから応募があり、同市公告審査会において優先交渉権者と決定した。
このほど、同社と交渉が整い、ネーミングライツスポンサーに係る契約を締結した。
愛称は「オーエンス陸上競技場」。
ネーミングライツ料は、令和3年度が21万円（消費税及び地方消費税を含まない）、令和4年度が42万円（消費税及び地方消費性を含まない）となっている。
契約期間は令和3年10月1日から令和5年3月31日限り。（1年6か月）
市では、施設等の魅力を高めるとともに、新たな財源を確保することにより、市民サービスの向上及び地域の活性化を図ることが期待されるとしている。
今後の予定として、拡張整備は続けられている江川総合運動場では、令和5年度に野球場及びサッカー場の歓声が予定されていることから、改めて、令和4年度中にネーミングライツ事業導入施設の検討及び公募を実施する。
東京五輪2020のナイジェリアのホストタウンとなっている木更津市は、市営江川総合陸上競技場を、ナイジェリア選手団（パラ五輪共々）の陸上競技等の事前練習場として提供した。

ベスト8で敢闘賞の快挙

第47回関東女子学生剣道優勝大会
全国大会へ出場　清和大学女子剣道部

学校法人君津学園（理事長・真板竜太郎）清和大学（学長・織田恭一）の女子剣道部（監督・高浦知浩）は、このほど東京武道館で開催された「第47回関東女子学生剣道優勝大会」で堂々のベスト8の成績を収め、敢闘賞の栄光に輝いた。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため昨年に引き続いての中止も危ぶまれたが、感染症対策を徹底して、無観客試合の中で実施され、会場は各大学精鋭の選手により熱気にあふれていた。
この春、大学生活の集大成として稽古に励みながらもコロナウイルス感染症の関係で、大会中止となり、悔しい思い出の中で卒業していった先輩たちの熱い思いを、今年の女子剣道部の選手たちが受け継ぎ、厳しいけいこに臨んできた結果のベスト8の輝かしい成績である。
準々決勝で法政大学に敗れ惜しくもベスト4は逃したが、11月に愛知県の春日市総合体育館で開催される「第40回全日本女子学生剣道優勝大会」に関東代表の1大学として出場し、16年ぶり2回目の全国制覇大学日本一を狙う。
併せて、先ごろ川崎市とどろきアリーナで開催された「第70回関東学生剣道優勝大会」で、男子剣道部が団体戦ベスト16まで勝ち上がり、「第69回全日本学生剣道優勝大会」の出場資格を得ている。
男子同大会は10月に大阪府のエディオンアリーナ大阪で開催される予定である。
この度、男女アベックでインカレ出場を決め、清和大学剣道部の高い実力を示すこととなった。
清和大学の活躍した女子選手等は次の通り。
▽監督＝高浦知浩
▽主務＝駒井凜音
▽選手＝安達小粋（4年）、松村朋香（4年）、諸岡花凜（3年）、田添千尋（3年）、濱野笑朱（2年）、山村梨々菜（2年）、井石優菜（1年）

小櫃堰の流竹木を除去

漁協など含む関係者ら約50人が参加
県君津土木事務所主催　海苔養殖前に作業

千葉県君津土木事務所（所長・平野秀明）主催、「第9回小櫃堰周辺堆積流竹木除去作業」が、27日（月）午後、小櫃堰下流側テトラポット付近で実施された。
これは例年、小櫃川（2級河川）の堆積している流竹木が大雨のたびに東京湾に流出し、海苔網などへ甚大な被害を及ぼしていることから、少しでも被害を防止しようロ、海苔網を海上に張り出す前のこの時期に、同河川を管理する君津土木事務所が関係者の協力を得て実施しているもの。
この除去作業の始まりは、平成22年9月末に木更津市内の漁業協同組合・海苔製戦車などが呼びかけ2年間実施、その後、平成24年から現在まで、君津土木事務所の「河川環境整備事業」の一環として継続されている。
この日の作業は、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、例年より参加人数を縮小、50人ほどに制限して行た。
参加団体は、君津農業事務所、木更津港湾事務所、小櫃堰土地改良区、木更津市、かずさ水道広域連合協同組合、君津地域振興事務所、県漁連資源課、収集運搬業者など、いパン社団法人建設業協会君津支部（青年部）と車両2台が協力した。
作業は、小櫃堰下流側テトラポット付近に堆積している流竹木を参加者が協力して人力で収集し、チェーンソーで適当な長さに切断し、運搬車で処理場へ運送するというもの。
作業開始を前に平野所長は、多くの参加に感謝して、新型コロナウイルス感染防止への配慮や、テトラポット周辺は水深の深いところも多いことから、安全への十分なひりょで、事故やけがのないように願い挨拶した。
一昨年は台風の影響で中止。
昨年は人数制限を行い実施、流竹木訳5.2トン、一般ごみ100キロを回収した。
今年の回収量は後日発表される。

感染者減少傾向

地元5人、県83人

県によると、君津地域では27日、君津市で3人、木更津市と袖ケ浦市で各1人、計5人の新型コロナウイルス感染が確認された。
このうち4人は10代だった。
富津市からは今月21日以来、7日連続で出ていない。
各市発表の感染者概要は次の通り。
【木更津市】
◎1人（男性）
▽10代
【君津市】
◎3人（男性・3人）
▽10代・2人
▽80代・1人
【袖ケ浦市】
◎1人（女性）
▽10代
同日現在の感染者累計は、木更津市が1678人、君津市770人、袖ケ浦市628人に増えた。
富津市382人は変わらない。
千葉県内では83人が新たに感染した。
1日の感染判明者が90人を下回るのは74人だった6月22日以来で約3か月ぶり。
死亡の発表はなかった。
県における同日現在の感染者累計は99323人、死亡者は990人。

富来田ファイターズ優勝

木更津中央ライオンズクラブカップ争奪
木更津市少年野球秋季大会　準優勝は岩根F

「令和3年度木更津中央ライオンズクラブカップ争奪・木更津市少年野球秋季大会（千葉県少年野球選手権大会予選）」の決勝が20日、木更津市営球場で行われ、富来田ファイターズが岩根フェニックスを15－0で破り、優勝を決めた。
同大会には9チーム（一部連合）が参加。
市営球場と江川球場で、18日と2日間にわたり熱戦を展開。
富来田ファイターズは1回戦から圧倒的な強さで勝ち進み、ほかを寄せ付けなかった。
優勝した富来田ファーター図は、１０がつ16日（土）に富津ふれあい球場で開催される「千葉県少年野球選手権大会地区ブロック大会」に出場する。
結果は次の通り。
◎1回戦
▽八幡台ボーイズ7－4木更津ジャンボ
◎2回戦
▽磐根フェニックス7－1金田連合
▽八幡台ボーイズ4－3請西ブレーブス
▽畑沢コンドルズ10－3祇園ブルーソックス
▽富来田ファイターズ9－2キアラづモーニングス
◎準決勝
▽岩根フェニックス5－0八幡台ボーイズ
▽富来田フェニックス16－1畑沢コンドルズ
◎決勝
▽富来田ファイターズ15－0岩根フェニックス

地元力士負越し

大相撲秋場所成績

大相撲秋場所（両国国技館）は26日が千秋楽だった。
新横綱・照ノ富士（モンゴル、伊勢浜部屋）が2場所ぶり5度目の優勝。
成績は13勝2敗。
強度力士の幕下・千代嵐（木更津市出身、九重部屋）は3勝4敗、序二段・雅（君津市出身、二子山部屋）も3勝4敗で、ともに負け越した。
翌27日、横綱・白鵬（36）＝宮城野部屋＝は日本相撲協会に現役引退を伝えた。
白鵬の優勝回数は45回で、歴代最多を誇る。（白鵬はモンゴル出身、日本に帰化している）