高齢者接種が本格化へ 他【新千葉新聞】
- 2021/5/7
- ニュース
新千葉新聞2021年5月7日発行
高齢者接種が本格化へ
県は全市町村に計49万人分の配布を発表
厚労省高齢者ワクチン 地元4市の配分計画
県は4月30日、新型コロナウイルスの高齢者向けワクチンについて、第2弾として県内全市町村に計約49万人分を配分すると発表した。
県内約171万人の高齢者のうち、第2段までで接種できるのは約50万人。
新型コロナの高齢者向けワクチン配分の第1弾として、県は3月16日に17市へ計約1万人分をはいそうすると発表し、一部自治体で接種が始まっている。
第2弾は前回を大幅に上回る分量となり、「4月26日の週~5月3日の週」(第4クール)と、「5月10日の週~17日の週」(第5クール)の配分数を発表した。
県疾病対策課によると、第4クールのうち4月26日1箱分の54箱が配分され、これに県分の183箱を市町村に希望数量比に応じて配分数を決めた。
第4クールは1バイアル(瓶)から5回接種されるため、1人2回接種で111537人分となる。
第5クールには県分として634箱が配分され、市町村の希望数量比や高齢者人口比に応じて配分を決定。
第5クールから6回接種できる注射器に替わり、1人2回接種で37890人分。
また、県は高齢者向けのワクチン集団接種がきょう7日に、県内で初めて神崎町(こうざきまち、香取郡)で実施されると発表した。
厚生労働省は同30日、「6月21日の週~28日の週」(第8クール)となる6月末までにすべての高齢者が2回接種可能な量のワクチンを市区町村に届ける計画を発表。
高齢者に限っては、必要なワクチンが確保されることになった。
厚労省が示した高齢者向けワクチンの配分計画の小本4市関係は次の通り。
▽第5クールまで分配済みワクチン量は、木更津市=22,815回、君津市=13,455回、富津市=12,480回、袖ケ浦市=15,795回。
▽第6クール基本計画枠は、木更津市=14箱、君津市=11箱、富津市=5箱、袖ケ浦市=5箱。
▽第7クール基本計画枠は、木更津市=15箱、君津市=11箱、富津市=6箱、袖ケ浦市=5箱。
▽第8クール基本計画枠は、木更津市=16箱、君津市=12箱、富津市=7箱、袖ケ浦市=6箱。
▽第6~8クール基本計画枠の合計は、木更津市=45箱、君津市=34箱、富津市=18箱、袖ケ浦市=16箱。
なお、木更津市の集団接種は木更津市民総合福祉会館で午前9時から午後4時まで実施される予定だが(会場は午前8時半)、今月は15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)、28日(金)、29日(土)、30日(日)、31日(月)を予定。
6月、7月は実施日が増加する。
特集「戦後75年」
君津地域4市の郷土史研究グループ
西上総文化会『西上総文化会報』発行
郷土史グループ「西上総文化会」(会長・八田英之)の令和2年度『西上総文化会報』第81号が、このほど発行された。
同会は、昭和27年に設立された文化団体で、会員は木更津市を中心に、君津市、富津市、袖ケ浦市などの郷土史愛好者を中心に運営されている。
今号は、昨年の「戦後75年」を踏まえてその特集を組み、木更津市出身で東京大学名誉教授・元静岡県立大学長・廣部雅昭氏の「私の履歴書(2)子どもの目に映った戦争の記憶」をはじめ、鬼形むつ子氏の「戦時下の暮らしと戦後の教育」、和地妙子氏の「戦後を振り返る」、大綱克子氏の「軍靴の足音」、藤浪禮子氏の「終戦時の頃 姉範子の絵日記より」、上総行氏の@八重原墜落機(B29搭乗員之墓)追憶」、川俣公男氏の「選後bの思い出『あの匂いは?』」など多彩な内容となっている。
地域史の論文等では、八田英之氏の@稲村喜勢子と藤みほ子 2つの箱根日記」、諏訪貞夫氏の「旧請西藩主林忠崇候実筆の『戊辰出陣記』を読む その3」、今井裕氏の「保科弾正忠宛の書簡(か)」、栗原克榮氏の「木更津を駆け抜けた『韋駄天』~金栗四三と秋葉祐之~」、上総行氏の「請西藩領松崎村 東條喜惣治について(1)」、今簟倍みのり氏の「下総国矢作の領主・備前鹿島藩主、鍋島忠茂公の波乱の生涯」、村田峯生氏の「井上筑後守政重のキリシタン対応と海外知識」、野崎竜太氏の「資料紹介 勝神社について(1)」、中嶋美夫氏の「コロナ禍下に思う」など充実している。
152ページからなる同会報には、移動研修レポートや研究発表、理事会・例会報告、文芸作品等も記載されている。
会報編集委員長は藤平俊雄氏。
会報は会員・1冊1000円、会員外1冊1500円。
なお同会では、現在、新規っ会員を募集中。
会報とも問い合わせは総務・川俣公男氏(TEL0438-37-1877)まで。
木君袖の3市で各1人
県発表のコロナ 袖ケ浦市職員が感染
県によると、君津地域では1日に木更津市と君津市で各1にん、3日に袖ケ浦市で1人の新型コロナウイルス感染が判明した。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【1日】
◎木更津市
▽20代医療関係者女性①不明②4月30日
◎君津市
▽20代会社員女性①不明②4月29日
【3日】
◎袖ケ浦市
▽70代介護関係者女性①不明②2日
袖ケ浦市は2日、財務部のうぜい化に勤務する30代男性職員(市外居住)の感染を発表した。
4月29日発熱、翌30日PCR検査、1日陽性確定。
感染経路不明。
濃厚接触者は家族及び4月28日に行動を共にした同課職員1人。
感染した職員はマスクを着用しており、パーテーション等による飛沫防止対策を実施していたことから、市民及び他の職員は濃厚接触者には該当しない。
感染した職員が所属する執務室内及び共有エリアについては2日に消毒作業を実施した。
同市では、これまで通り定期的な庁舎内の消毒作業を行うなど、引き続き感染防止対策の徹底に努め、通常通りの業務を継続するとしている。
4日、県内では1人の死亡と124人の感染が判明した。
君津地域からは出ていない。
発表済みの感染者のうち15人から変異株が確認され、変異株感染者は累計で474人となった。
地元4市における4日現在の累計感染者数は、木更津市509人、袖ケ浦市91人、君津市165人、富津市65人。
県内の累計感染者数は同日減愛で33758人、死亡者数は626人。
県によると、5日は県内で121人の感染が判明したと発表した。
聖火の到着を祝うセレモニー
君津メディカルSCでミニセレブレーション
7月1日君津市 観覧者を募集する
7月1日(木)に千葉県での東京2020オリンピック聖火リレーが3日間の予定でスタートする。
君津市では、オリンピック聖火の到着を祝うセレモニー「ミニセレブレーション」を、7月1日午前9時~同10時まで(会場午前8時半~)、君津メディカルスポーツセンター特設会場(同市西君津11-1)で開催する。
新型コロナウイルス感染症対策を徹底するため、事前予約により観覧者を募集する。
対象者は県内在周300人程度(応募多数の場合は抽選)。
セレモニーでは、聖火ランナー紹介、聖火リレートーチキス、君津商業高校吹奏楽部及び天羽高校吹奏楽部による演奏等が行われる。
神奈川県から運ばれた聖火リレートーチは木更津市の海ほたるパーキングエリアで出発式、その後、君津大橋手前を午前9時30分にスタートし、君津メディカルスポーツセンター内を通り、富津市の街なかを通過し駅前通りから、午前10時22分頃にJR青堀駅ロータリーにゴールする。
(その後、南房総市の岩井海岸~山武市の蓮沼海浜公園第2駐車場、セレブレーション)応募希望者は、今月21日(金、必着)までに、往復はがきに必要事項を記入し
〒299-1192
君津市久保2-13-1
君津市役所政策推進課へ郵送する(最大4人まで申込可)。
記入事項は
①本人(代表者)氏名
②住所
③電話番号
④年齢
同伴者がいる場合は、全員分の①~④を記入。
応募は1人につき1回まで。
当選の発表は返信ハガキの発送をもって代える。
来場時は、マスク着用・手指消毒・検温など新型コロナウイルス感染症防止対策に協力を願う。
観覧時は大声を出さず拍手での応援となる。
また、交通規制ヶ所・時間等は後日。
問い合わせは君津市企画課TEL0439-80-1223。
感染状況により中止となる場合がある。
聖火リレーの様子はNHK特設サイトHP。
https://nhk.jp/torch