医療従事者にバナナを 他【新千葉新聞】
- 2021/4/18
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新千葉新聞2021年4月18日発行
医療従事者にバナナを
国産『きみさらすバナナ』小学校にも
合計2200本 木更津ファームが寄贈
木更津市の「農業経営改善計画」の認定事業者である(株)木更津ファーム(代表取締役・坂田悠樹、木更津市真里谷)は15日、新型コロナ対策に尽力している市内の医療従事者に感謝と労いを込めて、栽培している国産バナナ『きみさらずバナナ』を寄贈した。
併せて市内の小学校の食育にも役立ててもらいたいと同バナナを贈った。
子爵所駅前庁舎市長応接室で行われた寄付採納式には、(株)木更津ファームの坂田代表取締役などが来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中札子副市長、廣部昌弘教育長、鶴岡賢一健康こども部長、君津木更津医師会・平林修事務局長(神田豊彦会長代理)、君津中央病院企業団の田中企業長などが出席して感謝した。
バナナは君津木更津医師会を通じて君津中央病院医療従事者へ医薬1200本、市内7小学校へ約1000本(残りの11小学校へは順次)、合わせて約2200本が寄贈された。
坂田氏(39)は、「3年前からバナナの栽培を開始、順調に生育して収穫直前だった一昨年秋、台風15号の襲来でハウスが全壊、バナナの樹はみな横倒しになってしまった。
その後復旧作業に努め、ようやく初めての収穫期を迎えた」などと報告し、「困難を乗り越えてきたバナナです。イチョウ従事者の皆さんに感謝と慰労の意を込めて贈らせてもらった。子どもたちには木更津産のバナナを知ってもらい、木更津市産農産物に関心を持ってもらうきっかけになったら嬉しい」などと挨拶。
医師会・君津中央病院・木更津市などにそれぞれ贈呈した。
渡辺市長、廣部教育長は初の木更津産バナナの収穫を祝し、「木更津市の掲げるオーガニックなまつづくりの施策に合致し、子どもたちの食育にも活用させてもらう」などと感謝し、益々の発展を期待し、応援したいなどと挨拶。
平林事務局長、田中企業長も「医療従事者へ関心を持ってもらい何より嬉しい。きみさらずバナナに力をもらい、一丸となってコロナと戦ってゆく」などと御礼の言葉を述べた。
木更津ファームは、平成30年(2018)10月1日、農業経営基盤強化促進法に基づき、農業者が5年後の経営改善目標を記載した『農業経営改善計画』が木更津市から「達成できる計画である」との認定を受け、岡山県の田中節三氏が考案した『凍結解凍覚醒法』を使用してバナナ栽培に取り組んできた。
『凍結解凍覚醒法』とは、植物の種子や細胞に超低温ストレスを与えることで、熱帯夜亜熱帯でしか栽培できなかった『バナナ』を育て、収穫するというもの。
初の木更津産バナナは、日本武尊と弟橘姫の「きみさらず伝説」にちなみ『きみさらずバナナ』と命名、無農薬であり、皮ごと食用出来る。
現在ビニールハウス3棟(1200平方メートル)に合計200本のバナナの木を栽培。
今年1月から初めて収穫が出来4月いっぱいまで。
今後は執念で収穫できるようにしたいと栽培計画中であり、近い将来、観光農園として市内外の人々に同農園に親しんでもらえるようにしたいとの企画もある。
オスプレイ到着
木更津駐屯地6機目
陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備される輸送機、陸上自衛隊V-22「オスプレイ」の6機目が、16日午後4時24分頃、同駐屯地に到着した。
午後2時15分頃、米軍岩国基地(山口県岩国市)を離陸。
防衛省北関東防衛局から市に情報提供があった。
防衛省は計17機を導入する計画。
昨年、最初の2機を配備後、2月に岩国基地に追加の5機が米国から船舶で陸揚げされた。
今回は5機の中では4機目になる。
48チームの対戦相手
春季県高校野球大会 地元は5校が出場
今月24日(土)に開幕する県高野連主催「第74回春季県高校野球大会」の組み合わせ抽選会が15日に行われ、出場48チームの対戦相手が決まった。
昨年は新型コロナの影響で中止されたため、2年ぶりの開催となる。
出場するのは地区予選を勝ち抜いた40チームに、予選免除の昨年秋の県大会8強チーム。
君津地域からは昨秋県大会優勝の木更津総合と、地区予選を突破した志学館、拓大紅陵、翔凜、木更津の計5校が出場。
昨夏の県独自大会覇者でもある木更津総合は市千葉-松戸六実の勝者を25日に対戦。
決勝は5月4日(火・祝日)午前10時から県総合スポーツセンター野球場で行われ、優勝、準優勝の2チームが関東大会(5月15日開幕・山梨県)に出場。
県大会は原則無観客で実施し、保護者と控え選手ら学校関係者の入場は認める。
仕様休場は県野球場や袖ケ浦市営球場など計7会場。
初戦組み合わせは次の通り。
①午前9時~②午前11時20分~③午後1時40分~。
【24日】
▽袖ケ浦市営球場
①木更津-千葉黎明
②翔凜-市船橋
▽ゼットエーボールパーク
②志学館-中央学院
▽県総合スポーツセンター野球場
③拓大紅陵-銚子商
【25日】
▽県総合スポーツセンター野球場
①木更津総合-市千葉と松戸六実の勝者
心を込めた作品を展示
イオンモール木更津 君津・木更津地区高校書道展
千葉県高等学校教育研究会書道部会、君津木更津地区主催の「第47回君津・木更津地区高校書道展」が、今月22日(木)から同25日(日)まで4日間にわたり、イオンモール木更津(木更津市築地)2階のイオンホールで開かれる。
書を愛好する木更津、木更津総合、木更津東、木更津東定時制、君津、君津商業、志学館、袖ケ浦、拓大紅陵の9校の生徒が集い、書道部員による心を込めた作品89点画展示される。
また、千葉県から選抜された全国高等学校総合文化祭高知大会出品作品も展示される。
展示時間は日によって異なり、22日(木)が午後4時~同7時、23日(金)と24日(土)が
午前10時~午後7時、25日(日)は午前10時~午後2時まで。
君津市で2人が感染
16日県発表コロナ 県内は155人で多い
県によると16日、君津地域では君津市で2人の新型コロナウイルス感染が判明した。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【君津市】
▽20代会社員男性①不明②14日
▽10代児童・生徒女性①不明②15日
地元4市の同日現在の累積感染者数は、君津ぢが156人に増え、木更津市479人、袖ケ浦市190人、富津市62人は変わらない。
県内では2人の死亡と、155人の感染が確認された。
3月の緊急事態宣言後の1日の感染者としては2日連続で最多を更新した。
新たに21人の変異株感染も明らかになり、変異株の感染者は累計129人となった。