岸防衛大臣に順守を要請 他【新千葉新聞】
- 2021/3/26
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新千葉新聞2021年3月26日発行
岸防衛大臣に順守を要請
オスプレイ合意事項 渡辺市長が防衛省を訪問
木更津市の渡辺芳邦市長は24日、防衛省を訪問し、岸信夫防衛大臣と面会、オスプレイの暫定的な配備に係る合意事項の順守を要請した。
昨年7月10日に、1機目の陸自欧sプレイが木更津駐屯地に到着し、暫定配備が始まった。
現在4機のオスプレイが配備されているが、一昨年12月に、暫定配備への協力を決断するにあたり、河野太郎前防衛大臣と合意した事項について、改めて岸大臣に合意事項の順守を要請したもの。
▽一つ目は、5年以内の暫定配備機関を順守する。
▽二つ目は、安全対策と潮干狩り等への配慮。
▽三つめは、情報の適切な提供。
岸大臣は「合意事項を踏まえてオスプレイを運用する」と述べた。
また合意事項以外には米海兵隊オスプレイの定期機体整備について市長自ら、米海軍厚木基地を訪問して情報発信を要請するとした。
防衛省に対しては、航空機による騒音測定の実施や自衛隊機の訓練日程の公表などを依頼した。
市としては市民の安全・安心を第一に考え市民の負担を軽減できるよう基地対策に取り組んでおり、今後も続けていくとしている。
佐久間氏会長に
千葉銀行頭取交代
千葉銀行は22日、千葉市の本店で記者会見を開き、米本努取締役専務執行委役員(56)が代表取締役頭取に昇格する人事を発表した。
2009年月3月から12年頭取を務めてきた佐久間英利氏(68)は、代表権のある取締役に就く。
株主総会を経て6月25日付で就任する。
県商工会議所連合会長や県経済同友会代表幹事など経済団体のトップの要職は引き続き兼務する。
佐久間氏は木更津市出身で木更津高校卒。
午後9時を来月21日まで
千葉県等飲食店時短 リバウンド防止期間
千葉県を含む首都圏1都3県は24日、新型コロナウイルス感染再拡大防止のためテレビ会議を開き、今月31日まで決まっていた飲食店の午後9時閉店の営業時間短縮要請を、「リバウンド防止期間」として4月21日まで延長することで合意した。
これを受け、千葉県は同日の対策本部会議で要請内容を正式決定。
「不要不急の外出自粛要請」「飲食店等の営業時間短縮要請」等の対策を継続することを確認した。
4月以降の時短要請については、県内全域の飲食店等を対象に、1日当たり4万円を支給する。
森田健作知事はテレビ会議で「宣言解除は宴会解禁ではない。リバウンドを起こさない行動を県民に強くお願いしていく」と訴えた。
木更津2人、袖ケ浦1人
県24日発表コロナ 県内の変異株42人
県によると24日、君津地域では木更津市で2人、袖ケ浦市で1人の新型コロナウイルス感染が判明した。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【木更津市】
▽50代介護関係女性①不明②23日
▽50代医療関係女性①不明②23日
【袖ケ浦市】
▽20代学生女性①不明②23日
地元4市の同日現在の累計感染者数は、木更津市は445人、袖ケ浦市が176人に増え、君津市146人、富津市59人は変わらない。
県内では108人の感染と、へ二株に感染した80歳代の女性1人を含む2人の死亡が発表された。
変異株での死亡は県内では初めて。
このほかすでにコロナへの感染が確認されている5人の変異株感染も判明。
いずれも海外滞在歴はなかった。
このうち人は変異株のクラスター(感染者集団)が発生した松戸市の昼カラオケのできる飲食店の関係者の家族。
県内の変異株感染者は計42人となった。
同日現在の県内の感染者は28918人、死者数は547人となっている。
社会福祉に役立ててと
木更津市社会福祉協議会へ 不動産協会が寄付
公益社団法人全日本不動産協会千葉県本部と公益社団法人全日本不動産協会千葉県本部内房支部は今月19日、社会福祉事業に役立ててほしいと、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に、各5万円、計10万円を寄付した。
木更津市社会福祉協議会の滝口君江会長は、「有り難く、有効に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。
観光振興課長に鈴木昭宣氏
木更津市4月1日付け 人事異動、課長級続き
木更津市は19日、4月1日付の人事異動を内示したが、移動の続きは次の通り。
〇は昇格。(敬称略)
【課長級続き】(6級)
▽経済部農林水産課主幹・農林水産課長補佐事務取扱い兼農林水産課水産係長事務取扱い=加藤聖二(経済部農林水産課主幹・農林水産課水産係長事務取扱い)
▽経済部観光振興課長=鈴木昭宣(福祉部高齢者福祉課長)
▽都市整備部市街地整備課長=森田重徳(経済部観光振興課主幹・観光振興課課長補佐事務取扱い兼観光振興課クルーズ振興係長事務取扱い)
▽都市整備ぬ市街地整備課主幹・市街地整備課長補佐事務取扱い兼市街地整備課公園係長事務取扱い=地曵友伸(都市整備部下水推進室主幹・下水道推進室長補佐事務取扱い県下水道推進汁建設係長事務取扱い)
▽都市整備部住宅課長=多賀一也(福祉部障がい福祉課長)
▽都市整備部管理用地課主幹=宮野照久(再任用)
▽会計室長=榎本和美(総務部災害復興支援課長)
▽消防本部消防総務課長=藤原克一(消防署警防隊第2警防隊長)
〇消防本部警防課主幹・警防課消防団係長事務取扱い=露崎淳也(消防本部警防課長補佐)
▽消防署警棒隊第1警防隊長=伊藤栄一(消防署警防隊主幹・消防署警防隊第1予防係事務取扱い)
▽消防署警防隊第2警防隊=中原久(消防署警防主幹)
▽消防署警防隊第警防隊長=山田恵三(消防署警防隊主幹)
▽消防署警防隊主幹=岩崎竜也(消防署金田分署長)
▽消防署警防主幹=橋本信夫(消防署警防隊主幹・消防署警防隊第3予防係長事務取扱い)
▽消防署警防隊主幹=平野勲(消防署波岡分署長・消防署波岡署第2消防係長事務取扱い)
〇消防署警防主幹=鴇田英成(消防署警防隊副主幹・消防署警防隊第1救急係長事務取扱い)
〇消防署金田分署長・消防署金田分署第2消防係長事務取扱い=工藤公明(消防署高柳出張所副所長・消防署係長事務取扱い)
〇消防署波岡分署第2消防係長事務取扱い=吉原武義(消防署波岡分署副分署長・消防署波岡分署第3消防係長事務取扱い)
(続)
社説
任務を終えた「まきかぜ」
千葉海上保安部木更津海上保安署所属、巡視艇「まきかぜ」が今年3月21日、その任務を終えた。
平成5年6月28日就役依頼、解役まで通算27年268日間の走航距離は281087キロメートル、地球を約7周したことになる。
この間海難出動件数は719件、宗救助人数は394人。
想検挙件数は、海事法令違反、サザエ等の密漁事犯摘発など1133件。
船名「まきかぜ」は千葉県の木「まき」に由来し、主に木更津港を中心に木更津・君津・富津市の沿岸海域を管轄し、法令の励行、
犯罪予防及び取締り、外国船舶の監視取締り海洋汚染の防止、海難救助等多岐にわたり、会場の治安維持と海上呼応痛の安全義務を担ってきた。
平成20年2月20日から、それまでの乗組員5人の運用体制から10人体制(2クルー制)となり、密漁の取り締まりや治安維持向上など、海上保安体制の強化が図られた。
まきかぜ就役当時は、東京湾アクアラインの建設工事(平成元年5月27日~平成9年12月18日開通)が本格化しており、工事海域周辺の航行船舶の安全確保、海上工事の安全指導を実施した。
平成9年7月2日に東京湾中ノ瀬で発生した大型原油タンカーの座礁事故では流出した原油の防除作業。
平成23年3月11日・東日本大震災では区域内海域での漂流船舶や、漂流物の撤去など。
令和元年9月9日の台風15銅被害では、避難者への給水・入浴・携帯電話への充電支援なども行った。
就役時の初代船長は福原康浩氏で、偶然にも解役時の船長も福原氏だった。
「『まさかぜ』は我が分身。20年以上無事に任務を果たしてくれて感無量。感謝の思いでいっぱいです」と思いを語っていた。
今年予定されている東京五輪・パラ五輪では、会場からの見守り、治安維持などその責務は大きい。
新巡視艇「きみかぜ」の活躍に期待したい。