熊谷俊人氏が初当選他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年3月23日発行

熊谷俊人氏が初当選

県内の投票率38.99％、地元39.18％
千葉県知事選　7氏を大きく離す

任期満了（4月4日）に伴う千葉県知事選挙は、「すてないで　あなたの一票　その手から」を統一標語に実施され、3月21日（日）、喧嘩一斉に投票が行われ、即日開票された結果、県民は、今後4年間の千葉県のかじ取り役には前千葉市長・熊谷俊人氏（43，くまがいとしひと、無所属、千葉市）を選んだ。
投票率は38.99％、4年前の31.18％に対し、7.81ポイントアップした。
当日有権者数（午後7時半現在）は、5196459人（男2576195人、女2620264人）。
君津地域4市の平均投票率は39.18％で、3.06ポイント増となった。
4市各市の投票率は別表の通り。
熊谷氏は、昨年11月2日に知事選への出馬を表明。
その後も現職の千葉市長として新型コロナウイルス間感染拡大防止施策などに奮闘してきた。
告示前日に千葉市長を辞職。
一部自民国会議員や公明党、立憲民主党、日本維新の会などの応援をはじめ、高い知名度で無党派層・若者などの支援も多数受け、過去最多の1409496票を獲得、初当選を果たした。
千葉市長には2009年6月当時31歳で政令指定都市歴台最年少知事として当選。
今回の選挙戦では、3期連続12年間の政令指定都市のかじ取り役の実績を強調し、「県民の命とくらしを守る」をスローガンに展開してきた。
告示当日には、一昨年の台風禍の鋸南町を訪問して災害に強い千葉県構築への意気込みを示した。
一方、自民党県連公認の前県議の関政幸氏（41、千葉市）は、384723票で敗北した。
森田健作知事の製作を継承すると訴えてきたが、県下には浸透しなかった。
今回の知事選は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下で投開票が行われた。
各陣営は感染対策を徹底し、屋内での演説会や集会を避けてSNSでの発信などに力を入れた。
投票所が密集するのを避けるため、県選管は期日前投票を推奨し、前回選の2.05倍の810063人が利用した。
君津地域4市の期日前投票者数は次の通り。
▽木更津市＝19257票
▽君津市＝13240票
▽富津市＝7246票
▽袖ケ浦市＝8464票
県選管はまた、有権者に投票所への筆記用具の持参を認め、投票所で用意した鉛筆等もその都度消毒した。
熊谷氏の経歴は次の通り。
▽熊谷俊人氏（43）＝無新、前千葉市市長、元千葉市議、NPO法人「一新塾」塾生、NTTコミュニケーションズ社員、早稲田大学政治経済学部卒。
理研民主党県議団支持、市民ネット支持、千葉維新の会支持、国民民主県連支持。
君津地域4市の得票数など詳細は上表の通り。

消防長に高岡禎暢氏

令和3年度4月1日付移動を内示
木更津市人事異動　部長級や次長級等

木更津市は19日、4月1日付の人事異動を内示した。
令和3年度の組織改正は後日記載する。
4月1日付の人事異動は次の通り。
〇は昇格。（敬称略）
【部長級】（8級）
〇市長公室特任担当部長（公共施設マネジメントに関すること、デジタル化の推進に関すること）＝桑田伸一（企画部参事企画部地域政策課長事務扱い）
▽総務部長＝伊藤浩之（健康こども部長）
〇企画部特命担当部長（君津郡司広域市町村圏事務組合の管理運営に関すること）君津郡司広域市町村圏事務組合、令和3年4月1日～令和4年3月31日＝中村伸一（教育部次長・教育総務課長事務扱い）
〇市民部長＝鶴岡賢一（健康子ども部次長・こども保育課長事務取扱い）
〇市議会事務局長＝池田ゆかり（市議会事務局次長）
▽消防本部消防長＝高岡禎暢（たかおかよしのぶ、総務部参事・君由郡司広域市町村圏事務組合・令和2年4月1日～令和3年3月31日）
〇教育部長＝秋元淳（市民部次長・市民課長事務取扱い）
【次長級】（7級）
〇総務部次長＝植野博（福祉部介護保険課長）
〇市民部次長・保険年金課長事務取扱い＝重城秋子（教育部学校給食課長）
〇健康こども部次長・健康保険推進課長事務取扱い＝吉田修三（健康こども部子育て支援課長）
〇福祉部次長＝石井彰一（財務部市民税課長）
〇環境部次長・まち美化推進課長事務取扱い＝伊藤昌宏（経済部観光振興課長）
▽会計室会計管理者＝嶋野光弘（福祉部次長・自立支援課長事務取扱い）
〇市議会事務局次長＝平野和彦（健康こども部スポーツ推進課長）
〇選挙管理委員会事務局書記長＝加藤毅（市民部保険年金課長）
▽消防本部次長兼消防署長＝齊藤秀樹（消防本部次長）
〇消防本部参事・予防課長事務取扱い＝星野隆（消防本部予防課長）
▽教育部次長・教育総務課長事務取扱い＝平野義視（環境部次長・まち美化推進課長事務取扱い兼まち美化推進課クリーンセンター事務取扱い）
【退職者】（3月31日付）
▽高浦浩（総務部長）
▽地曵文利（市民部長）
▽高橋祐美子（経済部参事）
▽平野和之（企画部参事）
▽鈴木美代子（会計管理者）
▽岡田清治（消防本部消防長）
▽関口壽美（消防署長）
▽岩埜伸二（教育部長）
▽栗原由和（市議会事務局長）
▽齋藤英一（選挙管理委員会書記長）
課長級等は後日。

木更津7、君津1、富津2人

県19～20日発表コロナ　児童と保育所職員も

20日午後6時9分頃、宮城県で最大深度5強の地震があった。
震源地は宮城県沖、震源の深さは59キロ、地震の規模を示すマグネチュード（M）は6.9と推定される。
千葉県内で震度4（美浜、浦安）、君津地域は震度3だった。

県によると19日～20日、君津地域では木更津市で7人、君津市で1人、富津市で2人の新型コロナウイルス感染が判明した。
木更津市は19日、市内公立小学校に通う児童1人の感染を、袖ケ浦市は20日、根形保育所に勤務する30代女性職員（市外居住）の感染を、それぞれ発表した。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【19日】
◎木更津市
▽30代会社員男性①同居家族②18日
▽30代保育関係者女性①同居家族②18日
▽10歳未満児童・生徒女子①同居家族②18日
▽70代教職員男性（無症状）①不明②18日
◎君津市
▽30代アルバイト女性①不明②17日
◎富津市
▽30代会社員男性①不明②19日
【20日】
◎木更津市
▽20代会社員男性①職場②18日
▽30代介護関係者男性①同居家族②18日
▽60代自営業男性①不明②19日
◎富津市
▽50代アルバイト女性①不明②19日
地元の21日現在の感染者は木更津市が439人、君津市が146人富津市が58人に増え、袖ケ浦市175人は不変。