大漁と海上安全等を祈願 他【新千葉新聞】
- 2021/1/22
- ニュース
新千葉新聞2021年1月22日発行
大漁と海上安全等を祈願
関係者参列し八剱八幡神社宮司により神事
木更津漁港『水神祭』執り行う
木更津漁業協同組合(内田武雄代表理事組合長)による、漁業の大漁と海上安全などを祈願する伝統行事『水神祭(すいじんさい)』が、20日(水)午前10時から、新宿区船溜まり脇の広場で執り行われ、関係者20人程が参列した。
当日は好天に恵まれたものの強風の吹きつける中、紅白幕で仕切られた祭祀斎場では、八剱八幡神社宮司による祝詞奏上、鈴木誠木更津漁業専務理事(組合長代理)、千葉県信用漁業協同組合連合会木更津営業所代表、組合員代表などによる玉串奉奠等の神事が厳かに執り行われた。
最後に八剱宮司の合図で神酒拝載を行い、今年1年の大量祈願、家内安全、組合の発展、疫病退散等も祈願した。
水神祭参列者はこの後、同漁協敷地内に祀られている海の神様である「金毘羅宮」でも同様の神事を厳かに執り行い、安全操業等を願った。
『水神祭』は江戸時代から続いている漁業の大漁と船の海上安全等を祈願する神事で、現在も東京湾岸の漁協で行われている。
木更津市内の各漁協でも、それぞれに日程を定め実施している。
木更津漁港では毎年1月20日に行い、神事の後、直払(なおはらい)を行っているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中でもあることから中止とした。
55年間の歩みの集大成
かずさ青年会議所『記念誌』を発行
一般社団法人かずさ青年会議所は、昭和40年(1965)11月20日、社団法人位t場青年会議所をスポンサーJCに、「社団法人木更津青年会議所」として会員66人で設立され、昨年、2020年に設立55周年を迎えた。
この間、平成6年(1994)7月21日に「社団法人かずさ青年会議所」と名称変更、さらに平静25年(2012)10月28日に「一般社団法人かずさ青年会議所」と名称変更し、現在に至っている。
かずさ青年会議所では創立55周年の節目を迎えた2020年(伊藤友彦第55代理事長)には、同年の事業として、「55周辺事業実行委員会」を設けて、記念式典をはじめ様々な55周年冠事業も企画したが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、そのほとんどを中止・延期とすることを余儀なくされた。
そんな中、記念行事の一つ「記念誌」作成は多くの協力で無事発行することが出来た
同誌の巻頭言は、青年会議所の活動趣旨「JC宣言」「綱領」「関東地区宣言」。
続いて伊藤理事長、石村達雄2020年度OB会長はじめ、君津地区4市の市長、浜田靖一衆議院議員、森田健作千葉県知事、全国・関東地区JC会長、姉妹JC中華民国蓮國際青年商會会長などからの祝辞が掲載されている。
さらに、初代理事長の町田光司氏から第54代・江崎勝博氏まで、歴代理事長が自ら掲げたスローガンとともに頁を飾り、55周年の重みを感じさせている。
これまでの会員数(2020年末)は累計で629人。
会員は40歳で卒業を迎えることから、若い世代の会員拡大は例年大きな課題として取り上げられているが、「かずさ天才こども塾」事業等で次世代育成にも積極的に取り組む活動は、必ずや大きな樹となり、実として熟すことが期待される。
同記念誌は55年間の歩みの集大成であり、次の60周年に向けての意欲が凝縮されている。
同誌は220部発行され、協力者等をはじめ、関係者に配布された。
21日から利用停止
福祉会館や公民館等 木更津の市有施設
千葉県全域の病床確保計画がフェーズ4-2に引き上げとなり、医療のひっ迫が懸念されているが、木更津市でも会議施設で多数の感染者が確認されたとの報告を受け、当該地域の医療体制に大きく影響が出る事態であることから、20日に、「第22回木更津市健康危機管理対策本部会議」を開催し『人との接触を減らす』」ことを目的として市有施設の利用制限について決定。
21日から当面の間(一部の施設を除き)利用停止とすることを発表した。
◎利用停止する施設
▽市民総合福祉会館
▽市内各公民館
▽スパークルシティ木更津6階の自習&ワークスペース
▽図書館
▽木更津市市民活動支援センター(きさらづみらいラボ)
▽金田地域交流センター(きさてらす)
▽市民体育館(柔・剣道場含む)
▽市営貝渕庭球場
▽江川総合運動場
▽市営野球場
▽櫻井運動場
▽港南台中央公園(総合施設)
▽鳥居崎海浜公園(3on3)
▽潮浜公園(スケートパーク)
▽小櫃関公園(庭球、複合施設)
▽清見台コミュニティセンター付属体育館
▽健康増進センターいきいき館
▽学校体育館施設開放事業
◎利用停止期間の変更(期間・緊急事態宣言解除までの間から当面の間とする)
▽老人福祉センター
問い合わせは、木更津市健康危機管理対策本部TEL0438-38-6981へ。
ホバリングと試験飛行実施
木更津駐屯地3機目 米海兵隊オスプレイ
木更津市は20日、木更津駐屯地における3機目の整備機体となる米海兵隊輸送機MV-22オスプレイについて、同日、ホバリングチェックが行われたあと、試験飛行(場外飛行)が実施されたと発表した。
市が防衛相北関東防衛局に対し、予定が発表されていたホバリング等について確認した。
木更津の介護施設で集団感染
20日判明コロナ 入所者等43人
県の発表によると20日、君津地域では新たに木更津市と袖ケ浦市で各1人の新型コロナウイルス感染が確認された。
猟師の発表の感染者概要は次の通り。
①感染経路
②発症日(無症状は検体採取)
③検査確定日(陽性判明日)
④発症2日前からの行動歴。
【木更津市)
▽90歳代以上無職女性
①不明
②14日
③18日
④施設
【袖ケ浦市】
▽80歳代無職男性
①調査中
②16日
③19日
④自宅、医療機関
県内では20日、自宅療養中だった1人を含む感染者8人の死亡と、397人の感染が判明した。
20日現在の県内の感染者は18565人(死亡189人)。
木更津市は283人、袖ケ浦市が143人に増えた。
君津市は96人、富津市は28人で不変。
また、発表の集計には入っていないが、木更津市の特養老・波岡の家で、19日、全職員、入所者、期間中のショートステイ利用者のPCR検査をしたところ、同日、入所者(ショーステイ利用者含む)31人と職員12人、計43人の陽性者を確認した。(クラスター発生)併設の大サービスセンターも休止する。
持続可能な開発目標17
省エネの生活習慣を「SDGs」とは
昨今、マスコミ等で大きく取り上げられるようになった「SDGs(エスディージーズ)」とは、Sustainable(サスティナブル、維持できる、持続可能)、Development(ディヴェロプメント、発達・発展)、Goals(ゴールズ、目標)の略で、国連加盟193か国が、2016~2030年に向けて合意した『持続可能な開発目標』。
具体的には~2030年までにすべての国の人が、地球上のだれ一人取り残さず、社会・経済・環境の全てに関して、統合的に取り組み、豊かで活力ある未来を創る~こと。
2030年に向けて世界が合意(国連が定めた)した「持続可能な開発目標17」とは次の通り。
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロに
③全ての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー(社会的・文化的につくられる性別に基づく偏見や不平等)平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
⑧働きがいも、経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤を作ろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくり
⑫つくる責任、つかう責任
⑬気候変動に具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさを守ろう
⑯平和と攻勢を全ての人に
⑰パートナーシップで目標を達成しよう
これら「17の目標」のひとつひとつと真剣に向き合って行く為には、特別に難しく考えずに、これまでここが実践してきた「省エネ」の生活習慣をそのまま維持すればよい。
例えば「食材を捨てにあ要に使い切る。食べられる量を購入・調理」
「ごみの分別」
「電気をこまめに消す(長く使わない時はコンセントも抜く)」
「洗剤類は詰め替えて使用する」
「冷蔵庫の開閉をなるべく少なくする」
「使い捨て商品を避け、長く使えるものを大切に使用する」
現在は新型コロナウイルスの「緊急事態宣言中」でもあり、「人の流れを止めること」を大前提に不要不急の外出等への自粛要請がある。
「不自由を常と思えば不足なし(徳川家康)」。
今のこの時期こそ『SDGs』を心の隅に留めたい。