水陸両用車両の貸与 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2020年12月27日発行

水陸両用車両の貸与

木更津市が協定締結 (株)勝浦ホテル三日月と

木更津市は25日、(株)勝浦ホテル三日月(小高芳宗代表取締役)と「災害時における水陸両用車両の貸与に関する協定」を締結した。
竜宮城スパホテル三日月富士見亭 スペシャルラウンジ「海ほたる」(木更津市)で行われた締結式には、同ホテルの中村一英支配人、小高和彦三日月総業(株)取締役支配人、幾川雅統龍宮城スパホテル三日月総務部長など、木更津市からは渡辺芳邦市長、高浦浩総務部長、佐伯浩一経済部長他が出席した。
渡辺市長と中村支配人が協定書に署名して締結、記念写真に収まった。
同協定は、「大規模災害等が発生した場合には、(株)勝浦ホテル三日月が所有する水陸両用車両『ARGO Avenger 8×8 Responder(6人乗)』を貸与する」というもの。
席上、渡辺市長は市内の様々な自然環境を示しながら、「自弁の低い地域では大規模災害等では、泥濘(ぬかるみ)が多くできて、救援車両での救助などが難しくなるので、今協定は大変心強い」などと感謝した。
また、中村支配人は、「社の経営理念である『地域貢献』に基づき、有事の際に市民の皆さんのお役に立てることは光栄」などと挨拶した。
この後、車両の公開や試乗も行われ、その利便性等が実証された。

市新庁舎整備に関して

議長、副議長、市庁舎整備特別委員会が
木更津市議会 市長に提言書提出

木更津市議会の近藤忍議長、國吉俊夫副議長、市庁舎整備特別委員会の鶴岡大治委員長、石井徳亮副委員長は24日(木)、駅前庁舎に渡邉芳邦市長を訪問して「新庁舎整備に関する提言書」を提出した。
木更津市では、渡辺市長、石井幸子副市長、高浦浩総務部長、渡邉雅彦総務次長、平本俊明総務部管財課長などが出席。
提言書は、近藤議長と鶴岡市庁舎整備特別委員会委員長の連名で渡辺市長に手渡した。
市庁舎整備特別委員会は、令和2年3月25日、市議全員(24人)を委員として市議会内に設立。
その後、委員会2回、協議会4階、理事会7回など関連会議を重ね、提言書を取りまとめ、この日提出した。
同提言書には、昭和17年(1942)の市制施行から、昭和47年(1972)の市制施行30周年に潮見1丁目に移転。
その後、平成23年の東日本大震災後に行った庁舎耐震診断で耐震性能不足が判明、その後新庁舎建設に向け様々な構想や計画・調査などが策定されるも、諸般の事情で延期など現在に至るまでの経緯が詳しく説明されている。
これらを踏まえて同提言書では、「木更津市のまちづくりへの後押しとなるよう期待を込めて提言を行う」と記されており、市議会では今後は庁舎を利用する市民目線、業務を行う市職員の立場など様々な視点を重視しながら詳細を協議・検討・提言などをしていくとしている。
提言書の主な内容は次の通り。
◎提言①
「庁舎整備の基本的な考え方・
▽民間施設の一部を貸借し、木更津駅周辺と朝日庁舎周辺に2か所に分庁する決定は市の財政負担の軽減面からも評価できる。
▽2か所への分庁で利便性が劣ることは否定できない。
◎提言②
「庁舎機能に関する提言」
▽市民に意s田閉まれる開かれた庁舎、
▽市民の安全・安心な暮らしを支える庁舎をすること、
▽働き方改革に対応し、ヒトや環境にやさしい庁舎とすること。
◎提言③
「議会機能に関する提言」
▽開かれた議会機能(議場及び付帯施設)の確保。
なお、同定返書の詳細は、木更津市議会ホームページの「12月定例会」の「発議案13号」として広報されている。

飲酒運転ゼロを目指す

強い意志を持って交通事故減らそう
日本製鉄など3社 飲酒運転根絶宣言式

君津地区では、全国、県内的に見ても飲酒運転を起因とする交通事故が多発しており、極めて憂慮すべき状況にある。
この実態の打開を図り、安全で安心できる交通環境の礎ともいうべき「飲酒運転の根絶」を実現するため、日本製鉄君津交通案泉水深海の声掛けにより、今月17日に日本製鉄株式会社、山九株式会社、日鉄テックスエンジ株式会社の3社が合同で「飲酒運転根絶宣言」を行った。
海上は日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区の本館1階コミュニケーションホール(木更津市築地1番1)。
冒頭に事業所代表として日本製鉄君津交通安全推進会の会長である、同製鉄所の高松利明安全環境防災部長が挨拶し、強い意志をもって飲酒運転を止めていくことを述べた。
続いて香月直幸君津警察署長が、「本日の飲酒運転撲滅宣言が、”ワクチン”となって全国に浸透し、よりよい交通社会実現に向けた羅針盤となり、地元に密着した製鉄所の証になるものと確信している」などと挨拶した。
その後、各社の代表が「飲酒運転根絶」を宣言し、飲酒運転ゼロを目指すことと誓った。
なお、製鉄署名が変更になり、日本製鉄(にっぽんせいてつ)株式会社 東日本(ひがしにっぽん)製鉄所 君津地区となった。

栗林氏に栄え

従六位を追贈

内閣府賞勲局は25日、去る4日に死去した木更津市朝日、元木更津市教育長、本波岡校長、栗林信夫氏(92)に従六位を追贈すると発表した。

4市の消防出初式中止に

木更津商工会議所 新年賀詞交歓会も中止

新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的に、木更津市では、木更津商工会議所が市と共催の1月の「市民元旦マラソン大会」、「消防出初式」は中止となった。
また富津市の1月1日開催の「第51回富津元旦マラソン大会」よ「第51回元旦歩こう大会」、「消防出初式」(10日に予定していた)、「新春賀詞交歓会」は中止となった。
君津商工会議所の市共催「新春賀詞交歓会」、「消防出初式」は中止に。
袖ケ浦市も1月9日の「新春マラソン」、「消防出初式」は中止。
これまで君津地域4市の消防出初式は全て中止となった。

袖ケ浦市で病院クラスター

25日県コロナ新規多い 君津4市は25人感染

県の発表によると、25日、新たに君津地域4市すべてで新型コロナウイルス感染が確認された。
木更津市は14人、君津市2人、富津市1人、袖ケ浦市8人。
袖ケ浦市では、長浦駅前の袖ケ浦さつき台病院でクラスターが発生し19人が感染。
既にクラスターが発生している木更津市の清和大学では新たに11人の感染が判明した。
感染者は次の通り。
▽袖ケ浦市・8人=袖ケ浦さつき台病院で、60歳代から80歳代目での入院患者13人と、20歳代から50歳代までの職員6人の計19人(このうち8人は無症状)が感染しクラスターとなった。
このうち同市内在住者は患者が5人、職員3人の計8人。
同病院は22日から面会を中止している。
同病院を管轄する君津保健所では、病院の協力のもと検査の実施や感染拡大防止に向けた指導等を行っている。
▽木更津市・14人=24日に柔道部の学生計35人のクラスターが発生した清和大学(26日付既報)で、新たに11人の柔道部の学生の感染が確認された。
同クラスターでの感染者は計46人をなる。
全員量で共同生活を送っている同市在住者。
同クラスター以外で新たに40歳代の公務員男性1人の感染も判明。
感染経路不明。
21日発症、24日検査確定(陽性判明)、発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。
この他袖ケ浦さつき台病院のクラスターによる感染者が2人。
いずれも女性で21日発症、23日検査確定。
もう1人は男性で22日発症、23日検査確定。
▽君津市・2人=いずれも80歳代の男性で無症状。
23日検査確定。
▽富津市・1人=70歳代の男性。
袖ケ浦さつき台病院のクラスターによる感染。
22日発症、23日検査確定。
県内で感染者は急増し、24日の新規感染者が過去最多の234人となったことを受け、森田健作知事は25日、県庁で臨時記者会見を開き、年末年始について「不要不急の外出は自粛してほしい」と述べ、26日から1月1日までの外出自粛を要請。
25日、県内では213人の感染が新たに判明した。
24日の234人に次ぐ多さ。
70歳代の女性1人の死亡も確認。
25日現在の県内の感染者は9912人(死亡112人)。
木更津市は150人、君津市44人、富津市12人、袖ケ浦市は50人に増えた。

社説

「幸先詣」

コロナに明け、コロナに振り回され続けている令和2年も間もなく幕を閉じようとしている。
1日中マスクをつけての生活、1日何度となく手指をアルコール消毒し、病院の入院患者への面会禁止も続き、様々な自粛や制限がある日常となっている。
大みそかの一晩が明けたら新しい年である。
人の年齢を「数え年」から、誕生して丸1年たつと1歳になるという「満」で年齢を示すことに切り替わったのは、昭和25年の1月1日からである。
数え年とは生まれた時点で1歳となり、初めての正月を迎えると2歳となる。
正月毎に1つずつ歳を重ねていくという歳の数え方である。
したがって大みそか生まれの人は翌日の元日には、いきなり2歳になってしまう。
それでも人は正月の初詣で、無事歳をとることが出来たことを喜び、新しい年の福寿を祈念した。
しかし来年の初詣は少し違う。
現在コロナ禍であることから各神社・仏閣ではその対策に最新の心配りをしている。
手水舎(ちょうずや)の柄杓を片付け、流水方式又は使用禁止として、代わりに消毒液を設置。
お神酒の配布も中止している。
除夜の鐘は神官・僧侶のみで打つ、産廃は前後の間隔をあけてなど協力を願っている。
そのほかに今年は「幸先詣(さいさいきもうで)」という参拝方法も案内されている。
~幸先よく新年を迎えられますように!~という願いが込められており、年内に神様や祖先に対し今年1年の御恩に感謝し、新たな1年の加護を願うもの。
初詣の館雑を避け、ゆったりと参拝できるほか、新型コロナウイルスの感染防止や3密防止の推奨にもなる。
今年も1年間、読者の皆様、広告掲載者様、各種情報提供者様など、多くの方々に支えられ無事発行することが出来ました。
心より感謝申し上げます。
来年も地方紙の使命を忘れず、地域の皆様に元気を届けられる新聞づくりに邁進します。
希望に満ちた新しい年でありますように!

新聞休刊のお知らせ

今年も残り少なくなりました。
日頃は新千葉新聞をご愛読いただき、ありがとうございます。
まことに勝手ながら、新年号準備のため、27日(日)付で本年の発行を終わらせていただき、新春は元旦号に続いて、5日(火)付から通常通り発行いたします。
来年も新千葉新聞を引き続いてご愛読くださいますよう、お願い申し上げます。
新千葉新聞社

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