人工芝サッカーコート完成 他【新千葉新聞】
- 2020/10/7
- ニュース
新千葉新聞2020年10月7日発行
人工芝サッカーコート完成
「ローヴァーズドリームフィールド」
旧中郷中学校に渡辺市長らオープン式
木更津市に本拠地を置くローヴァーズ(株)(カレン・ロバート代表、木更津市)の新施設、人工芝サッカーコート『ローヴァーズドリームフィールド』がこのほど完成し、4日(日)現地で、渡辺芳邦市長などが出席してオープニングセレモニーが開催された。
同施設は、2019年3月末で廃校になった旧中郷中学校のグラウンドを活用したスポーツ施設。
同社代表のカレン・ロバート氏はJリーグを含む世界6か国で活躍した元日本代表のサッカー選手。
”人と地域をスポーツでつなぐ”を合言葉に、世代、人種、傷害の有無、経済格差、性別を問わず、すべての人がスポーツを楽しめることを目標としている。
同社は2014年にイオン木更津が築地にオープンした際、同敷地内にフットサルコート3面を整備し、サッカーの普及・拡大に力を注いできた。
セレモニーでカレン・ロバート氏は「やっとスタートラインに立つことができた。この施設から日本代表を育成したい。誰もが夢を持ち、夢を形にしていく応援をしたい。この施設で中郷地域の賑わいづくりを応援し、地域の発展に貢献出来たら嬉しい。木更津市は今勢いがあり、人口も増加中。スポーツの力を信じ、わが社も木更津市とともに発展していきたい」などと挨拶、地元、中郷地域の全面的な理解と協力に感謝した。
渡辺芳邦市長は「この施設には市内だけでなく対岸からの来場が見込め、交流人口の増加も期待される。この取り組みが木更津市の地域活性化の先導的役割も担う」などと、オープンを祝った。
続いて、協力企業の(株)千葉銀行、ミズノ(株)、(株)伊藤園、新昭和(株)、スマート(株)や、小林紀之木更津市少年サッカー連盟会長の紹介も行われ、来賓や協力企業代表、少年サッカーチーム(10チーム)のキャプテンが、テープカットを行い、オープンを祝った。
新しく整備されたサッカーコートは、大人用コート「縦150メートル、横68メートル」1面、同コートを半分にすることで子供用コート2面となる。
色鮮やかな緑の人工芝を敷き詰め、かずさ4市では唯一、LED照明を備えており夜間でも使用可能。
特に人工芝にはお茶の(株)伊藤園が年間62000トン出るという茶殻を活用したリサイクル製品「茶殻人工芝チップ」が散布されており、人工芝特有の講演を抑制、殺菌効果、CO2排出抑止にも役立つという。
このほか低学年用のミニコートも3面併設されている。
式典終了後、参加者による茶殻人工芝チップ散布も行われた。
午前10時から、木更津市少年サッカー連盟による高r忠試合も行われ、選手たちは人工芝の感触を楽しみながら元気にボールを追った。
また地元中郷地区では「中郷もりあげ隊」を組織して、これまで同地区のシンボルだった旧中郷中学校の生まれ変わりを応援してきた。
当日もローヴァーズの「のぼり旗」120本を新フィールドの周りに設置してオープンを祝い、周辺道路の清掃活動なども実施し来場者を歓迎した。
農業振興総合計画など
令和3年度木更津市農業施策の10項目
JA木更津市 市長等に要望書提出
木更津市農業協同組合(山口嘉男代表理事組合長)の役員は5日、木更津市役所駅前庁舎を訪れて、渡辺芳邦市長と近藤忍市議会議長に対し、『令和3年度木更津市農業施策に関する要望書』を提出した。
市役所を訪れたのは、山口組合長、石渡肇・善波稔両常務理事、役員6人やJA木更津市職員。
木更津市からは渡辺市長、近藤忍議長、國吉俊夫副議長、佐伯浩一経済部長、栗原和議会事務局長、担当課職員などが出席した。
同要望書は、次年度の施策方針などが今後検討・審議されていくこの時期に、木更津市の主要産業である農業のより一層の振興・発展を願い提出したもの。
冒頭、山口組合長は昨秋の度重なる台風や大雨被害に対し、緊急対策等の支援に感謝するとともに、まだ多くの組合員が復旧には至っていないことを強調して、「要望項目」の実現に向けての理解を願った。
今年度の要望や10項目で、主なものは、
①農業振興総合計画(平成25年度~34年度)の計画的完全実施、
②の行産業基盤の強化(武田川下流基盤整備事業補助金支給額の拡大他)
③農業経営の安定(新規要望・コロナ禍での今後の農業経営の安定、足腰の強い木更津市農業の確立に向け継続した支援措置)
④担い手対策(木更津市農業支援人材バンク・ハローワーク農業版の創設)
⑤環境保全対策(新規要望・農業用廃プラスチック再処理委託料値上げに伴い、生産者の負担増。市として負担割合拡大の検討)
⑥遊休農地対策
⑦需要調整システム(新規要望・コロナショックによる米価の下落対策として、県の支援策と併せ、市独自の上乗せ加算措置を)
⑧有害鳥獣被害対策
⑨観光農業への取り組み
⑩食育推進活動など。
意見交換でJA役員は、「国・県・市の昨年の台風被害や今年のコロナ禍での支援策の情報がわかりにくい。組合員に周知されていない」などが出され、同市では「各世帯への回覧や、市広報誌等で知らせているが、不十分なら早速見直し改善する」などと話していた。
また山口組合長は「この要望書に対し、市としての達成度等も教えてほしい」などと要望した。
渡辺市長や近藤忍議長は要望書を受け、「農業は気sら飽津氏にとって最重要産業。この要望書を良く見せていただくとともに、国、県の農業施策と連携をとり、地域農業振興の力を入れていく」などと話した。
木更津市で市職員2人感染
5日判明の新型コロナ 他に50歳代男性も
県の発表によると、5日、木更津市で1人の新型コロナウイルス感染が新たに確認された。
この1週間で感染が確認された同市の人数は12人にのぼる。
感染者は50歳代の自営業男性。
9月30日発症、10月3日検査確定(陽性判明)。
発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。
同男性は、既に要請が反映している同市の男性2人(40歳代自営業=3日付既報、50歳代会社役員=4日付既報)と9月29日に会食していた。
県では感染者について、農耕接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っている。
また、木更津市は5日、朝日庁舎に勤務する市民部の40歳代女性職員と、教育部の50歳代男性職員の2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。
両職員の発症2日前からの経過は次の通り。
◎市民部の女性職員
▽9月29日(火)出勤なし
▽30日(水)出勤なし
▽10月1日(木)出勤なし。発熱、のどの痛みなど
▽2日(金)出勤なし。発熱、のどの痛みなど
▽3日(土)出勤なし。発熱、のどの痛みなど
▽4日(日)出勤なし。発熱、のどの痛みなど。保健所から指示
▽5日(月)出勤なし。発熱、のどの痛みなど。PCR検査確定・陽性。
◎教育部の男性職員
▽10月1日(木)出勤なし
▽2日(金)出勤なし
▽3日(土)出勤なし。発熱
▽4日(日)出勤なし。発熱。保健所長から検査指示
▽5日(月)出勤なし。PCR検査確定・陽性。
市によると、両職員については、職場以外の感染者との接触が確認されたことから、出勤を見合わせていた。
そのため、来朝者およびほかの職員については、農耕接触者には該当しなかった。
市役所は5日(月)以降も、通常どおり業務を継続する。
市では、これまで同様、感染防止対策の徹底に努めるとしている。
5日に県内で新たに感染が確認されたのは10歳未満から70歳代までの男女22人。
9人の感染経路が不明。
5日現在における県内の感染者数は4069人、死亡72人。
木更津市は61人(市発表の2人含む)。
君津市22人、袖ケ浦市20人、富津市4人は変わらない。