頌徳碑前で先覚者慰霊 他 【新千葉新聞】
- 2020/8/18
- ニュース
新千葉新聞2020年8月18日発行
頌徳碑前で先覚者慰霊
木更津港脇・鳥居崎公園に解説版設置
コロナの収束も願い 「修祓式」を挙行
今夏14.15日に開かれる予定だった「第73回木更津港まつり」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、やっさいもっさい踊り大会及び花火大会が中止となったが、港まつりの目的の一つである木更津港開発に力を尽くされた先覚者の霊を慰め、併せて新型コロナウイルス感染症の早期収束を祈念する「修祓式(しゅばつしき)」が14日に挙行された。
暑い日差しのもと、午前10時から木更津港脇・鳥居崎公園の頌徳碑(しょうとくひ)前(富士見3-7)にマスク姿の関係者が出席して、「修祓式」が行われ、八剱八幡神社の八剱隆宮司が「神事を執り行った。
宮司は祝詞奏上(のりとそうじょう)で、木更津が港のまちとして栄えてきた経緯や、港まつりを称えるとともに、「今年は中国の武漢からの流行病(はやりやまい)コロナが広がろうとする中、鈴木実行委員長を始め人々が御前に集い、修祓の神業を使い、世の中が平穏で、安らかになってほしいと願う。行く先も守りたまえ、賑わいのあるまち、うるわしき木更津を」などと祈念した。
続いて、鈴木克己港まつり実行委員会実行委員長(商工会議所会頭)が祭文(さいもん)奏上。重要港湾として大きく発展する基盤を築き、航行の安全を祈念すると共に、経済の発展や市民生活の向上に尽力していた先覚者に感謝の誠を捧げ、御霊(みたま)の安らかなることを祈った。また世の中を乱しているコロナの終焉を祈り、市民が穏やかな日々を取り戻されるよう祈願した。
神官による四方祓いの儀の後、鈴木克己港まつり実行委員長や渡辺芳邦港まつり名誉会長(市長)、近藤忍市議会議長(実行委員顧問)、主催団体代表・一般社団法人木更津港湾愛護協会会長の山下達也氏、実行委員副委員長代表の野口義信観光協会会長、松田紀道木更津港運協会長、小林一也木更津港長(木更津海上保安署長)などが、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行い、木更津港の開発に尽力した先覚者に慰霊の祈りを捧げた。
このほか、田中幸子副市長や國吉俊夫副議長、永野昭商工会議所専務理事、市観光振興課なども出席した。
修祓式終了後、木更津商工会議所の下部組織、木更津異業種交流プラザ(会員12人)の小高真一代表幹事により11日に設置された「頌徳碑解説板」のお披露目が行われ、小高氏は「当プラザは昭和61年6月に設立され今年で34年目を迎えたが、活動を終了することになり、これまでお世話になった木更津市及び木更津商工会所への感謝の思いを込め、頌徳碑の『解説板』を設置した。市に寄贈したこの機会に、木更津の歴史に思いをはせてほしいと願うとともに、木更津市の観光振興に役立ててほしい」と挨拶した。頌徳碑『解説板』には、「木更津港まつり」「木更津港開発功労者頌徳碑」「頌徳碑の碑文」が刻まれ、大きさは横75センチ(屋根部分95センチ)、縦1メートル64センチ、本体は亜鉛メッキ鋼材。
サプライズ花火に歓声
スポンサーは共栄運輸(株)、300発楽しむ
木更津港で打ち上げ「安心安全祈願花火」
木更津市で15日夜、木更津港開発に尽力した先駆者の霊を慰め、新型コロナウイルスの早期収束を願い、花火が打ち上げられた。
例年なら、この日は、木更津港まつり花火大会の開催日だが、コロナの影響で中止に。これに代わり、「安心安全祈願花火」となった。
スポンサーは、「共栄運輸(株)」(代表取締役・平井秀幸、木更津市)で、市民に変木と希望を届けるため、また、新型コロナウイルス感染症の治療に取り組む医療従事者への感謝と敬意を込めて、打ち上げた。
当日は、コロナ感染防止の「3密」を避けるため、前もって市民に知らせず、午後4時に、防災無線で「花火打ち上げ」が市内に放送されると、思いがけないサプライズ花火に歓声が上がった。
午後7時30分から約12分間、木更津港の中の島公園で、約300発の花火が打ち上げられ、夜空に見事な花を咲かせた。最後は関東最大級の「豪快2尺玉」が真夏の夜空を彩った。
木更津駅にスイーツ店
バウムクーヘンや高校生開発のアイス等
せんねんの木「バークス」がオープン
バウムクーヘン専門店「せんねんお木」(曽根晃社長、木更津市ひか)は、県内5店舗目となる新ブランド~スイーツ専門店『BAACUS(バークス)』を15日(土)、JR木更津駅みなと口(西口階段降りてすぐ)にオープンさせた。
バークスは曽根社長(40)の長年の思い、~幼いころから慣れ親しんだ木更津駅を中心にした地域活性化・推進を図りたい~を形にしたチェンジ業態。
また駅の新名物となるスイーツの開発には、木更津市内の3つの高校と一つの大学から計13人生徒・学生の応援を得て進められた。
「産官学連携プロジェクト」としては、『産』、『官』(木更津市西口空き店舗対策補助金、木更津産業・創業支援センターらづ・bizの支援)、『学』「木更津ワークキャンプ(木更津高校2人、木更津東高校2人、木更津総合高校6人、清和大学3人参加の商品企画、学生のソーシャルビジネス体験)」など。
同店舗で売り出される新商品のスイーツ『シーアイス』の開発者は木更津東校2年生重田早希さん(16)と3年生の初芝未悠さん(17)。「シーアイス」には私たちが食べたいもの(バウムクーヘン、ロールアイス、ラムネなど)を詰め込んだ。木更津といえば海のイメージがあるので、海にちなんだネーミングを考えた」などと重田さんは喜びを語った。
「シーアイス」は9月中には同店舗で発売される予定。曽根社長は「若者の発送は司馬らしい。これからも木更津ワークキャンプの活動を通して、様々なアイディアを募っていきたい」と期待を込めた。
新店舗「バークス」は~「せんねんの木」の操業遺体の主力商品のバウムクーヘンや、カステラなどの土産品の他、ソフトクリーム、パフェも販売。営業は午前9時~午後6時まで、月曜ぼ休業。問い合わせはバークス・070-8304-4669。
東京湾地蔵尊影奉流会
木更津市矢那・吉祥菴 有無両縁石仏供養も
自分を取り巻くすべてのものに報恩感謝、福田海吉祥菴(足立宗禅、木更津市矢那3745-14)による「第23回東京湾地蔵尊影奉流会及び放生会」と「第40回有無両縁石仏供養」が、今月29日(土)と同30日(日)に行われる。共産は(株)陵石匠。
1年間、1枚1枚心を込め、人間を取り巻くあらゆる犠牲に、祈りを込めて造佛した地蔵尊を海に流すことで、水の恩、あらゆる水族、海で亡くなった英霊、水難者、先祖の供養、水子の供養を行う。
また、食の犠牲をウナギに変えて東京湾に放流し、今生きていることの諸々の恩恵に深く感謝を表す。「放流会」も実施する。同行事には毎年、全国から多くの人が参加されており、今年は特にコロナウイルスの収束を発願する。
29日(土)には午後零時30分に八剱八幡神社(木更津市富士見)に集合、地蔵流し安全祈願及び開眼、午後2時から地蔵流し、放生会。午後4時に下船し、鹿野山へ移動。無縁石仏供養、千灯供養、吉祥菴お火参拝を行い、午後6時に解散。
30日(日)は午前9時に円蔵寺(君津市豊田282)に集合し、亀山福田塔の祭壇にて最灯護摩也が奉納される。午後3時解散。
誰でも参加できる。
問い合わせは福田海吉祥菴(TEL0438-52-2241)へ。
木更津総合は今日決勝
県独自大会高校野球 専大松戸と優勝目指す
県独自大会「2020夏季千葉県高等学校野球大会」は16日、県総合スポーツセンターや球場(千葉市)で決勝トーナメント準決勝2試合が行われ、木更津総合と専大松戸が勝ち上がり、決勝進出を決めた。
前日の準々決勝で千葉明徳に3-0と完封勝ちした木更津総合は八千代松陰と対戦。9回2死から代打・篠木が同点打を放って延長に持ち込み、11回タイブレークの末、6-5でサヨナラ勝ちした。
決勝戦は、きょう18日(火)午前9時から同球場で行われる。
木更津総合は2年ぶり8度目、専大松戸は5年ぶり2度目の夏の県大会優勝を目指す。
木更津で男女2人感染
15日判明のコロナ 合計44人に
県によると、15日に木更津市で男女2人の感染が明らかになった(44人目)。16日、地元から新規感染者は出ていない。
木更津市の2人はお互いの農耕接触者であることが判明している。
15日に判明した木更津市の感染者は次の通り。
▽40歳代の自営業男性。6日発症、14日検査確定(陽性判明)。発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関、▽40歳代の会社員女性。9日発症、13日検査確定。発症2日前からの行動歴は自宅、医療機関。
暗算検定は72人合格
木更津珠算連盟 珠算能力・暗算検定②
日本商工会議所、日本珠算連盟、木更津珠算連盟主催「珠算能力・暗算検定試験」の合格者の続きは紙面の通り。