避難所での安否確認等 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年5月19日発行

避難所での安否確認等

自営無線ネットワーク「LPWA」活用
木更津市とNTT東日本 富来田地区で実証実験

木更津市では、2019年秋の房総半島台風での甚大な被害を教訓に、東日本電信電話(株)(以下NTT東日本)とともに、自営無線ネットワーク「LPWA」を活用した、「地域児童の見守り」、「避難所での安否確認」などに市内富来田地区で取り組んでいる。
同取り組みの一環として、1月に行った「地域児童の下校見守り(センサーをランドセルにつけ帰宅時間の確認など)」に続き、16日(日)午後1時30づンから富来田小学校体育館と富岡公民館で「避難所での安否確認」の実証実験が行われた。
「LPWA」とはLow Power Wide Areaの略で、低消費電力で長距離の通信ができる無線通信技術。
メイン会場の富来田小学校体育館には渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、伊藤浩之総務部長、山口芳一企画部長、石井恵一富来田地区まちづくり協議会会長、(株)デンソーの外岡慎吾自動車&ライフソリューション部長、杉山幸一地域ITサービス事業室長、NTTの阿部正和営業戦略推進室担当課長など関係者はじめ、報道各社が参集、同地区の区長会(鈴木達也会長)の区長10人が避難者として協力した。
両社代表が同日使用する機器の説明と期待される効果等を紹介、午後2時、区長に事前配布されたタブレット端末に『避難要請のメッセージ』が配信され訓練がスタートした。
区長は自宅から両会場に10分~15分かけ、5人ずつ避難。
センサー(電池交換不要)をもった避難者が避難所日到着すると、LPWAの親機が無線装置により感知し、会場内のモニターに避難してきた時間や避難者総数などが順次表示され、家族等にも自動でメール配信される仕組みが実証された。
実験に参加した鈴木区長会会長は、「災害時には防災無線が聞こえにくく、各戸も離れているので情報殿タウが大変。これが導入されたら便利で有り難いが、費用の面など課題もたくさんある」などと話していた。
実験を見守った渡辺市長は、「高齢者や子供などの見守り、凶の訓練での安否確認にも友好的であることが分かった、今後は検証結果を踏まえ、来年度には実用化に向け、一部予算化し、市民の皆さんの安心・安全を推進していきたい」と意欲を語っていた。
また、まちづくり協議会の石井会長は、高齢化・過疎化の進む富来田地区(人工5645人、2663戸)の課題解決に向けたこの実証実験の成果に期待を込め、「地域でも住民全員が安全に避難できるように、防災組織作りに取り組んでいる」などを紹介して挨拶した。

会長に北村和則氏再任

議案は全案可決、新役員体制決まる
木更津地区区長会 定例総会を開催

会員相互の親睦融和を図り、木更津市の発展と市民の福祉向上に寄与することを目的としている「木更津地区区長会」(204地区、6006世帯)の『令和3年度定期総会』が15日、駅前両者B館多目的ホールで開催された。
議案では、令和2年度事業報告、同収支決算報告、会計監査報告、第1分団第1部消防団慰労金収支決算報告の他、令和3年度事業計画、同収支予算について審議し、全案原案通り可決された。
また、新規満了に伴う役員選出が行われ、会長に北村和則氏(八幡町区長)が再任された。
席上において、北村会長が就任あいさつを行い、各区長に活動等の協力を願った。
今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、市長・市議会議長等来賓は招かず、区長の実で感染症予防対策に十分配慮して実施した。
北村会長から、退任した小林勝美氏(弁天町区長)に感謝状と記念品が贈られた。
令和3年度役員は次の通り。(任期は2年、再任も可)。
▽会長=北村和則(八幡町区長)
▽副会長=小沼利浩(中里1丁目区長)
▽副会長・会計=髙木厚行(南町区長)
▽監事=松本信夫(本町区長)、志渡誠一(桜町区長)
▽代議員=山田恒夫(大和町親交会会長)、遠藤鎮宏(新宿区長)
木更津地区区長は次の通り(新以外は再任)。
()は「世帯数。
▽新田区(580)=鈴木久登志
▽南町区(200)=髙木厚行
▽弁天町区(190)=石井隆(新)
▽八幡町区(45)=北村和則
▽本町区(37)=松本信夫
▽大和町第1区(120)=鈴木孝
▽大和町第2区(130)=金綱茂
▽南片町区(85)=安田雄二
▽仲片町区(153)=木村功
▽北片町区(160)=安田昭夫
▽北町区(135)=山本俊夫
▽新宿区(230)=遠藤鎮宏
▽吾妻区(510)=小原規男
▽中里1丁目(200)=小沼利浩
▽貝渕区(652)=岡村佳泰
▽桜町区(120)=志渡誠一
▽幸町区(300)=菅野隆
▽文京区(500)=北見敏男
▽大和町親交会(1059)=山田恒夫
▽稲荷町区(600)=鈴木正義
(敬称略)

準決勝リーグへ

かずさミニバス大会

富津市バスケットボール協会、かずさミニバスケットボール連盟主催の「第20回東京新聞杯争奪かずさミニバスケットボール大会」が15、16日青堀小学校などで開幕した。
君津地域4市より男子16,女子21チームが予選リーグに挑み、23日の準決勝リーグには次のチームが進出する。
▽男子=清見台、畑沢、木更津第二、八幡台、坂田大和田、富津、貞元、中
▽女子=畑沢、八重原、富津、中、フェニックス、木更津第二、周西、清見台、S☆ラビッツ、岩根、金田・昭和、請西。

干潟の保全に約700人

地域住民や保護団体、明治安田生命も
盤洲干潟クリーニング作戦 約2.6トンを拾い集める

東京湾唯一の自然干潟であるbann干潟(木更津市)において、16日(日)、午前11時~正午まで、地域住民や保護団体、企業等と連携した「盤洲干潟クリーン作戦」が実施された。
当日は約700人が参加して、盤洲干潟の雄大さを感じながら、漂流したり、捨てられたりしたごみ、瓶、缶、ポリ袋や、干潟に流れ着いた海洋ごみ、タイヤなど約2.6トンを拾い集めた。
主催は、盤洲干潟クリーン作戦実行委員会(事務局・木更津市役所環境管理課)、主体は金田まりづくり協議会、木更津市後援。
盤洲干潟は市北部の小櫃川河口から広がり、東京湾で唯一の自然干潟で、珍しい動植物や数多くのカニ、貝、鳥などが生息している。
クリーン作戦では、海洋プラスティック問題をはじめとする環境問題への関心を高めることや、bannsの保全及び自然環境の保全に関する啓発活動を行ったもので毎年、実施されているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止された。
令和元年の同クリーン作戦では222人が参加し、1.8トンのゴミを回収したが、2年ぶりの今年は、参加者が3倍以上になり、多量のゴミが集められた。
多くの参加企業のうち、明治安田生命保険相互会社では、木更津営業所、木更津南営業所、千葉南支社からもそれぞれが集合し、合計60人が盤洲干潟クリーン作戦で環境美化に力を注いだ。
同社ではこれからも毎年、4継続して参加する予定で、今後もコロナ禍だからこそ、地域貢献及び地域を元気にする活動を積極的に推進していくこととしている。
また当日、午後零時45分~1時45分まで行われる予定だった「自然観測会」は、天候の悪化で取り止めとなった。

松戸駅と結ぶ

アウトレット木更津

京成バス(本社・市川市、社長・齊藤隆)と、小湊鐡道(本社・市原市、社長・石川晋平)は、高速バス『松戸駅~三井アウトレットパーク木更津線』の運行を3月16日からスタートさせた。
この高速バスは、松戸駅から日本最大の店舗数を誇る『三井アウトレットパーク木更津の交通需要に対応し、アクセス向上を図る目的で、開設する新路線。
「東京外環自動車道」「首都高速湾岸線」「東京湾買う亜ライン」を経由し、同区間を約75分~90分で結ぶ。
必ず着席できる。
松戸駅からは古三田とバスで出発。
三井アウトレットパーク木更津を、京成バスで午後3時35分に出発すると、午後5時5分に松戸駅西口に到着する。
運賃は大人1500円(小児750円)で、1日2便(往復1便ずつ)毎日運行する。
問い合わせは、京成バス松戸営業所(TEL047-362-1256)、小湊鐡道白子車庫(TEL0475-33-2018)。

3市で計12人が感染

17日県発表コロナ 木更津で男児児童も

県によると17日、君津地域では木更津、君津、袖ケ浦の3市で計12人の新型コロナウイルス感染が確認された。
このうち5人は無症状。
富津市からは出ていない。
感染者数の市別内訳は木更津市が5人、袖ケ浦市4人、君津市3人。
年代別で最も多いのは20代で4人、次いで10歳未満と30代が各2人、10代・40代・50代・60代が各1人の順。
感染経路別では「同居家族が7人で最多。
木更津市は同日、市内公立小学校に課よ津児童1人の感染が判明したと発表した。
検査確定は15日。
児童及び学校関係者に濃厚接触者はおらず、同校は感染防止対策を徹底したうえで、臨時休校措置はとらない。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【木更津市】
▽20代無職女性①不明②14日
▽50代会社員女性①不明②15日
▽60代無職女性①同居家族②15日
▽10歳未満児童・生徒女性①同居家族②15日
▽20代会社員女性①不明②15日
【君津市】
▽40代アルバイト女性(無症状)①同居家族②15日
▽10代児童・生徒男(無症状)①同居家族②15日
【袖ケ浦市】
▽30代無職男性①その他②15日
▽20代かいsy田員男性①不明②16日
▽30代公務員女性(無症状)※袖ケ浦市の小学校に勤務する職員1同居家族②15日
▽10歳未満児童・生徒男(無症状)①同居家族②15日
地元4市の同日現在の累計感染者数は、木更津市伊賀516人、袖ケ浦市204人、君津市174人に増え、富津市72人は変わらない。
県内では17日、128人の感染が判明した。
同日現在における県内の累計感染者数は35614人に増え、死亡者数655人は変わらない。
変異株感染者は新たに14人が確認され、累計が1034人となった。

新千葉新聞

投稿者プロフィール

新千葉新聞社
〒292-0067
木更津市中央2-10-3

電話:0438-22-3849(本社)
FAX:0438-25-1684
E-Mail:shinchiba@nifty.com

この著者の最新の記事

関連記事

恋する木更津『一途なのり天』
木更津市市民活動支援センター「きさらづみらいラボ」
木更津市金田地域交流センター「きさてらす」
株式会社kakki
安房運輸株式会社
アイ工務店
株式会社フォレストホーム
かずさアカデミアホール オークラアカデミアパークホテル
公益社団法人 木更津法人会
epm不動産株式会社
宝家
BESS木更津
木更津商工会議所
すず陶
木更津市観光協会
株式会社KUROエージェンシー
JCOM木更津
情報提供フォーム
今月のあなたの運勢
木更津市役所
きさこんInstagram
きさこんfacebook
木更津市市民活動支援センター「きさらづみらいラボ」
木更津市金田地域交流センター「きさてらす」
安房運輸株式会社
株式会社kakki
アイ工務店
J:COM
BESS木更津
SUZUTO
フォレストホーム
宝家
epm不動産
クロエージェンシー

カレンダー

2021年5月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

カテゴリ一覧

ページ上部へ戻る