下水汚泥の堆肥化施設 他【新千葉新聞】
- 2025/4/19
- ニュース

新千葉新聞2025年4月19日発行
下水汚泥の堆肥化施設

きさらづ地域循環共生アライアンスと
木更津市が基本契約や設計・建設契約を締結
木更津市は、きさらづ地域循環共生圏の創造に向けた取り組みである「下水汚泥の堆肥化」について、令和6年12月に行った事業者選定委員会で優先交渉権者となった『きさらづ地域循環共生アライアンス』と、3月5日付で「基本契約」を、4月1日付で「設計・建設契約」を締結した。
今後、令和9年3月末を目途に建設を行い、令和9年度からの維持管理・運営を目指す。
同契約の詳細は次の通り。
◎事業名称=「木更津市下水汚泥堆肥化施設整備事業(コンポスト)」
◎事業場所=木更津市潮浜1-19の木更津下水処理場内。
◎事業期間
▽設計・建設=令和7年4月1日~令和9年3月31日
▽維持管理・運営=令和9年4月1日~令和29年3月31日
◎事業者=「きさらづ地域循環共生アライアンス」
▽代表企業=ヴェオリア・ジャパングループの(株)西原環境(代表取締役社長・西原幸志、本社・東京都港区)千葉営業所
▽JV構成企業=佐藤工業(株)千葉営業所、(株)西原環境東京支店、六幸電気工業(株)、(株)佐々木工務店、ヴェオリアージェネッツ(株)関東支店、谷中造園土木(株)。
◎事業概要=ヴェオリアグループのノウハウを活用し、下水処理煬から発生する脱水汚泥を効率的に全量肥料化する。徹底した重金属管理とトレーサビリティにより、肥料の安全・安心を担保。地域の資源循環、カーボンフットプリント削減に貢献し、肥料の地域での流通100%を目指すことにより、「きさらづ地域循環共生圏」の創造に貢献す。
また同施設内に太陽光発心設備を設置し、事業で使用する電力の一部をまかない、同事業を通じて、木更津市が目指す「オーガニックなまちづくり」違成のために尽力する。
吾妻公園施設整備にと

市は「木更津市特別功労表彰」を実施
木更津市に1,000万円寄付 谷中造園土木(株)
谷中造園土木(株)(代表取締役・谷中淑浩、木更津市矢那)は17日、木更津市に対し「吾妻公園文化芸術施設整備」のために役立ててほしいと1,000万円の寄付を行った。
市役所駅前庁舎8階市長応接室で行われた「寄附採納式」には、谷中造園土木(株)から、谷中代表取締役、星野洋一専務取締役、浅川亨常務取締役などが来庁。
木更津市からは、渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、品川昭和企画部長、安川貴之企画部次長など関係者が出席し敬意を表した。
席上、谷中代表取締役から渡辺市長に寄付目録が手渡された。
木更津市からは高額な寄付に対し、市の表彰規定に基づき「木更津市特別功労表彰にを行い、深く感謝した。
席上、谷中代表取締役は「弊社は昭和59年1月に創業、お陰様で昨年40周年を迎えました。多くの社員が木更津市のお世話になっており、少しでも木更津市の発展に寄与でき、市長の進めている事業を応援させてもらいたい」などと挨拶した。
これに応え渡辺市長は、~『吾妻公園文化芸術施設整備には、子どもから高齢老まで多世代が、気軽に集い・学び・憩える・心地よい空間の創出を目的に、後世に誇れる施設として、令和10年の供用開始を目指しています~などと同事業の概要説明を行い、「本日ご寄付いただきました浄財は、この事業の整備基金に積み立て、有効活用させていただきます」などと御礼の言葉を述べ、同社の益々の発展を祈念した。
浮世絵にみる上総・安房

木更津市郷土博物館金のすず企画展
木更津市教育委員会 教育委員が視察
現在、木更津市郷土博物館金のすずでは、収蔵している浮世絵約350点の中から上総・安房地域にゆかりのある作品を展示・紹介する企画展「浮世絵にみる上総・安房」を開催中である。
この企画展に、今月15日(火)、木更津市教育委員の豊田雅之氏、渡部佳子氏、ならびに廣部昌弘教育長が視察のため来館し、企画展を担当した依田学芸員が説明を務めた。
展示は風景を描いた作品が中心であるが、初代歌川広重作「不二三十六景 上総木更津海上」「山海見立相撲 上総木更津」葛飾北斎作「冨嶽三十六景 上総ノ海路」等、人気のある作品が展示されている。
また、浮世絵が完成するまでの順序摺、今回の展示からみえる広重の上総・安房の旅の行程、作品と現在の場所の比較等、見応えのある展示となっている。
なお、ギャラリートーク(申込不要)を5月3日(土・祝)午後1時30分から予定している。
企画展は、5月6日(火・振替休日)まで開催、無料で入館できる。
※開館時間 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日(ただし5月5日は開館)。
場所は木更津市太田2-16-2、太田山公園内、℡0438-23-0011。
地方自治功労を称えて

元木更津市議会議長 故叶川秀雄氏へ叙位
木更津市の元市議会議長・故叶川秀雄氏(かのがわひでお、令和7年2月1日逝去、享年九七歳)へ、内閣賞勲局から令和7年2月28日付で地方自治功労により『叙位・従六位』が授与されたことに伴い、木更津市では今月18日、木更津市役所駅前庁舎8階・市長室で「栄典の伝達式」を執り行った。
式典には、対象者の長男・叶川博章氏と叶川豊子さん(長男の妻)が来庁、渡辺市長から『叙位・従六位』が伝達された。
叶川秀雄氏は、昭和54年5月木更津市議初当選以来、連続4期16年にわたり市議を務め、この間、市議会議長はじめ、各種委員会委員長などの要職を務め、地方自治功労で平成6年全国市議会議長会会長表彰を受賞。
また保護司として28年間活動、平成13年11月「法務大臣表彰」、平成17年4月に更生保護功労で『瑞宝双光章』を受章。
渡辺市長は長年にわたり市議として市政発展への尽力や数々の功績、保護司としての顕著な活動に深く敬意を表し、感謝の言葉を述べた。
渡辺市長らフィリピンへ

産学官の訪問団 人材交流の促進を
木更津市の渡辺市長をはじめとする商学官の訪問団は、今月23日(水)から26日(土)までの間、フィリピン共和国アクラン州を訪問することとなった。
同行するのは、鶴岡大治市議会議長、池田庸木更津商工会議所会頭、真板竜太郎学校法人君津学園理事長ほか。
木更津市の友好都市のひとつであるベトナム社会主義共和国ダナン市との取り組みをモデルとして、自治体間の友好関係の構築並びに観光・農業・介護など様々な分野における人材交流の促進を目的としている。
まずはトップセールスとして、訪問団は、知事等との面会を通して、相互の信頼関係の構築並びに人材交流の促進に向けた具休的な協議を行う。
なおアクラン州において、既に静岡県浜松市、北海道茅部郡森町と外国人雇用に向けた調印を行っているなど、日本における労働力・人材不足、アクラン州における労働者の失業率の改善など、それぞれの課題解決につなげるための自治体間の連携が促進されている。
アクラン州はフィリピン中部西ビサヤ地方に属する州(パナイ島の北部に位ほ)、人口は約61万人。
《らづファミ応援隊》

産前産後・家事育児サポート事業
木更津市 有料で派遣事業
木更津市は、家事育児に不安や負担を抱える妊婦がいる家庭や、2歳末満の子どものいる家庭に対して、家事育児支援サポーターを有料で派遣するサービス「木更津市産前産後・家事育児サポート事業《らづファミ応援隊》」に取り組んでいる。
(同事業は(株)パソナライフケアに委託されている)
同事業の愛称(らづファミ応援隊)は、~木更津市のファミリーの家事育児を応援する~という意味でつけられた。
今年4月からは対象を拡大し、「保育サービスを利用している人」も利用できるようになった。
サービスの利用には申請が必要。
すでに申請している人で、新たに対象となる子どもがいる家庭については再度申請が必要となるので注意する。
※保育サービスとは、認可保育所・認定こども園・地域型保育施設・企業主導型保育施設(一時預かりは除く)・認可外保育施設(同市認可外保育施設に係る保育料等助成金の申請をしている場合)などを利用することを指す。
《らづファミ応援隊》の概要は次の通り。
◎対象
▽木更津市に住民票がある人で、2歳未満の児童を養育している家庭または妊婦がいる家庭
◎内容
▽家事支援(食事の支度および片付け・食材または生活必需品の買い物など・衣類の洗濯・居室の簡単な消掃および整理整頓)
▽育児支援(授乳のお手伝い・おむつ交換・沐浴の補助・対象家庭の児童の世話・通院などの付き添い・育児に関する助言または相談)
◎実施日時・時間
▽月曜日~土曜日、午前9時~午後7時。
日曜日、祝日および年末年始(12月29日~1月3日)は利用できない
※利用は1日1回2時間以上
◎利用の上限時間
▽妊娠中(母子手帳交付から出産まで)=単胎児・40時間、多胎児・80時間
▽1歳未満=子1人につき40時間
▽1歳以上2歳未満=子1人につき40時間
◎費用負担(1時間あたり)
▽一般世帯=500円
▽非課税世帯=150円
▽生活保護世帯=0円
▽多胎児家庭=150円
▽支払い方法=利用当日のサービス開始前に、利用料金をサポーターに支払う(電子マネー、請求書払い)詳細は市ホームページ(ページ番号2187)参照。
問い合わせ先は市こども家庭支援課℡0438123-7249。