廃アルミで水素発電を 他【新千葉新聞】
- 2024/6/29
- ニュース
新千葉新聞2024年6月29日発行
廃アルミで水素発電を
パートナーシップ契約を締結、説明会
(株)ホテル三日月 アルバイテック(株)と
~世界初!廃アルミを活用したクリーンな水素発電の事業化に向けて~(株)ホテル三日月(代表取締役社長・小高芳宗、本社・木更津市北浜町)と、アルバイテック(株)(代表取締役社長・水木伸明、本社・富山県高岡市)は今月26日、パートナーシップ契約を締結した。
これは両者が協力して、世界初のグリーンな水素発電システムを構築し、化石燃料にたよらないサステナプル(持統可能、維持できる)なリゾート事業におけるロールモデル(規範となるもの)とするべく2026年の稼働を目指すもの(以下同事業)。
同事業は、「世界的なサステナプルリゾート化計画」を掲げる(株)ホテル三日月と、廃アルミ由来のクリーンな水素エネルギーで、世界が目指す力ーボンニュートラルに寄与するアルバイテックが、オーガニックシティを掲げる木更津市(市長・渡辺芳邦)や、廃アルミ調達等に協力する(株)Unie(代表取締役・原圭司、本社・東京都大田区)などとともに、回収したアルミ付き包装容器やアルミ箔、工場などに余剰する低品位な廃アルミを、アルバイテックの水素製造装瞳を用いて、クリーンな水素で発電する電力として活用する構想。
さらに副産物であるクリーンな水酸化アルミは、地域の工業原料として活用するなど、資源循環社会の一翼を担う計画である。
パートナーシップ契約締結式では、小高社長と水木社長が契約書に署名して締結。
フォトセッションに続き小高社長は挨拶で、同ホテルが推進しているSDGsパークをはじめ様々な事業展開を紹介する中で、廃アルミを活用した今回の事業の可能性を熱く語り、「資源再生の未来を構築していきたい」と抱負を述ぺた。
続いて、滿間信樹(株)三日月取締役COOが、2007年から取り組んできたアルミ水素についての概要説明を行い、水木社長も「アルミ缶を回収して水素をつくる原料にすることを、まず多くの人に知ってもらいたい。資源の有効再生活用に関心を持ってもらいたい」などと挨拶した。
一例として、~木更津市の人口13万6千人で、年間500トンのアルミ缶が回収されたとして、これをすべてアルミ水素に変えて、さらに電力にすると、約1000MWhの電力が得られると試算でき、これは電気自動車一万台が1000㎞走行できるほどの電力であり、一般世帯では約2千世帯が1か月利用する電力に相当する~という。
アルバイテック㈱は、「アルミ水素で未来を拓く!」をスローガンにカーボンニュートラル社会の実現に向けて廃アルミのセカンドライフを提案している。
昨年七月には、アラブ首長国連邦(UAE)での岸田総理の初の経済ミッションに同行し、ムハンマド大統領と面会、続く12月には同国で開催されたCOP28に出展し、スピーチも行い、日本国内のみならず海外からも注目を集めているオンリーワンの技術を持つ企業。
地域の金融利便性向上へ
平野文彦理事長が経営状況などを報告
君津信用組合 第62期通常総代会
君津信用組合(理事長・平野文彦、本店・木更津市潮見)の「第62期通常総代会」(総代数215人)が6月26日(水)、本店4階大ホールで開かれた。
今回は、本人出席66人、書面決議書47人、委任状11人、合計124人で開会された。
当日の議決権総代数は必要定足数を満たしているため、令四議案が承認された。
平野理事長は挨拶で「令和5年度は物価上昇や人手不足が加わって賃金引き上げに繋がっている。倒産件数が前年度を30%超増加していることからも、企業を取り巻く事業環境は大きな転換期に差しかっている」などと経済状況を報告し。
「未だ多くの事業者が厳しい状況にあるなか、当信組は資金繰り支援はもとより、伴走型の経営改善・事業再生等の本業支援に注力するとともに、創業支援にも取り組むことで、相互扶助を旨とする協同組織金融機関として、微力ながら地域の金融利便性向上に稈心する所存」と決意を述べた。
議案審議に先立ち、令和5年度総代による紹介運動表彰式が行われ、各部門の優秀賞計4氏が顕彰された。
また、令和5年度表彰店舗・職員の発衷があった。
続いて、監事による監査結果報告、会計監査法人による監査講評、第62期事業報告書、貸借対照表、損益計算書、利用者の声を踏まえて経営改善を行った事頂などが報告された。
提案の、第63期事業計画並びに予算案、役員(理事及び監事)の任期満了に伴う改選など、第1号~第4号議案は全案可決・承認された。
▽理事長=平野文彦、
▽常務理事=平柳利一
▽常動理事=白石一弘(以上留任)、三好英夫(新任)
▽常勤監小=玉造寿則(留任)
(敬称陷)
来賓として、全国信用協同組合連合会 本店営業第2部の伊東宏朗部長、山本弾次長、千葉第一監査法人代表社員 公認会計士の高木潤一氏が出席した。
君津信用組合は昭和37年5月設立。
今年5月に創立62周年を迎えた。
今年3月31日現在、出資金9億6,300万円、組合員数2万9,190人、預金は1,475億7,700万円、貸出金は928億6,700万円。
営業店としては木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、市原市、館山市の六市に十五店舗を構える。
常勤役職員は145人。
表彰者は次の通り。
◎総代・紹介運動優秀賞
▽融資部門・金額の部優秀賞=佐藤光一郎(君津支店総代)
▽融資部門・件数の部優秀賞=榎本利夫(東太田支店総代)
▽預金部門・金額の部優秀賁=近藤洋了(いわね支店総代)
▽預金部門・件数の部優秀賞=前田利弥(いわね支店総代)
(敬称陷)
1~3級に15人合格
木更津商工会議所 珠算能力検定試験
日本商工会議所、木更津商工会議所主催。
「第231回珠算能力検定試験(1~3級)」が23日(日)、木更津商工会館で行われた。
木更津珠算連盟所属の児童・生徒など多数が受験。
28日に合格者が発表され、15人(1級2人、2級3人、3級10人)が合格した。
合格者は次の通り。
( )は年齢。
▽1級=山下想楽(12・鳥海塾)、水野友咲子(7・朝比奈珠算塾)
▽2級=溝口このは(11・大坪珠算塾)、杉之原彩(12・朝比奈珠算塾)、平松葉來(11・秋元一塾)
▽3級=藤嵜美怜(12・多田珠算塾)、金田泰知(14・燦燦熟)、鳥海希衣(10・朝比奈珠算塾)、翁長優里(10・朝比奈珠算塾)、平松大來(8・秋元一塾)、小林桜子(8・秋元一塾)、大和地縁(10・秋元一塾)、夏目千樹(10・秋元一塾)、山田夏実(11・秋元一塾)、元吉嶺菜(12・秋元一塾)
より速く、より高く
君津市体育協会 中学生陸上競技記録会
「第50回君津地方中学生陸上競技記録会」(主催・君津市体育協会)が22日(土)、NIPPON STEEL陸上競技場(富津臨海陸上競技場)で開かれた。
結果は次の通り。
【男子】
▽1年100メートル
①井原滉斗(五井)12秒0
②大須賀翼(木二)
③武井優良(長浦)
▽2年100メートル
①小川紘世(五井)11秒4
②石崎純成(阿比留AC)
③笠原悠人(昭和)
▽3年100メートル
①森田陽斗(富津)11秒0
②馬場琉人(太田)
③佐藤璢空(ちはら台南)
▽共通200メートル
①稲毛陽輝(昭和3年)23秒1
②小磯銀志(木二3年)
③金親亮太(太田3年)
▽共通400メートル
①宮城圭佑(太田3年)52秒3
②中村凌嘉(ちはら台南3年)
③松永大輝(君津3年)
▽共通800メートル
①小林遼太郎(富津3年)2分01秒8
②佐久問聡介(五井3年)
③立野桔平(畑沢3年)
▽共通1500メートル
①吉原司(周西南2年)4分30秒
②佐久間稔(富津3年)
③高橋悠翔(五井1年)
▽共通3000メートル
①浅海太勇(富津3年)9分10秒9
②種子田悠輝(畑沢2年)
③鴫原蒼祐(ちはら台南3年)
▽共通110メートルH
①礒島優人(ちはら台南3年)15秒8
②永島礼凰(昭和3年)
③鈴木遼人(太田3年)
▽共通4×100メートルR
①太田A 44秒7
②ちはら台南
③五井
▽共通走高跳
①富安幸大(周西南2年)1メートル65
②高橋諷(富津3年)
③中村諷太(太田3年)
▽共通走幅跳
①前田祐樹(周西南3年)6メートル26
②小島煌之介(太田3年)
③白井恒輝(昭和3年)
▽共通棒高跳
①西城陽介(太田3年)3メートル60
②鈴木皇良(周西南3年)
③中島琥旺(太田3年)
▽共通砲丸投(5キロ)
①大野悠聖(君津3年)9メートル27
②江上勝隆(太田3年)
③近藤暘斗(太田3年)
▽共通円盤投(1.5キロ)
①大野悠聖(君津3年)26メートル96
②江上勝隆八(太田3年)
③東木場巧真(木二3年)
女子の部は後日。