非常食の「防災給食」 他【新千葉新聞】
- 2024/3/13
- ニュース
新千葉新聞2024年3月12日発行
非常食の「防災給食」
木一小など小中学校10校で救給カレー
木更津市教委 非常時の食事体験
木更津市教育委員会学校給食センター(所長・北村晴美)では、東日本大震災から13年となった3月11日、防災教育の一環として、市内の18小学校、12中学校のうち、同センターの配食校である6小学校と4中学校、計10校で非常食を提供する「防災給食」(約5,000食)を実施した。
この日のメニューは、摂取エネルギーなどを考慮して、通常献立の一部を防災食(「救給カレー」ご飯入り150グラムのレトルトカレー)に変え、牛乳、長期保存が可能な米粉めんと缶詰のトウモロコシ、キュウリを使ったサラダや、冷凍で長期保存が出来るゼリー、中学生にはナンが加わった。
使用された救給カレーは、ヒートレスカレーで、アレルギーの原因となる特定原材料28品目不使用のものを選定。
非常食なので温めずにそのまま食べることが出来るが、当日は給食センター内で加熱した温かいものが提供された。
実施校の一つ、木更津第一小学校(校長・齋藤淳、児童数・399人)では、給食時の校内放送で、東日本大震災についてや給食メニューの救給カレーが紹介された。
6年2組の女子児童は「美味しい、いつもの給食のカレーと同じくらいおいしいです」と笑顔が広がり、北村所長も「良かった!初めてのことなので子どもたちに気に入ってもらえるか心配でした」と安堵の様子を見せた。
カレーは学校給食メニューではいつも一番人気だという。
「救給カレー」は、東日本大震災や今年元日の能登半島地震などの自然災害等を踏まえ、災害時の非常食提供への児童生徒の不安軽減や食教育の観点から防災意識の向上を図ることなどを目的に、給食センターの提案で初めて実施された。
木更津市では今後も、未来を担う児童生徒が「生き抜く力」「災害への備え」などについて考える機会となるよう、食教育(生きた教材)の一つとして、毎年3月11日に「救給カレー」の実施を予定している。
先輩パパに学ぶ!育児
木更津市中郷公民館 体験談を聞く会
~先輩パパたち(育休取得)からリアルな体験談を聞いてみませんか?~
「先輩パパに学ぷ!パパ育児のススメ」が、今月17日(日)午前10時から正午まで、木更津市立中郷公民館(木更津市井尻789)で開かれる。
対象は、これからパパになる人や子どもを持ちたいと思っている人、小さい子のいる人など。
定員20人(先着順)。
ママの参加も可。
参加費無料。
現在、参加申し込み受け付け中。
子育て支援策の一環として、共働き家庭が増加する中、パパ育児の推進による子育てしやすい家庭環境について、夫婦や家族で考えるきっかけにしてもらうため実施するもの。
昨年参加のパパから「初めての育児に不安、この気持ち誰かと共有したい。ママも初めての育児に不安だと思うので、出来るだけ、ママの不安を減らし、一緒に育児を楽しみたい、そのコツを先輩パパに聞きたい」などの声があがり、今回の内容となった。
2部制。
第1部は「育休パパの子育て体験談」。
銀行マンで3人(4歳、3歳、0歳)のパパ・田村幸平さんと、高齢者施設勤務で2人(3歳、1歳)のパパ・大崎暢久さんが~育休を取るまで、泣き笑いの子育て、ママとの分業、育児を通して見えてきた家庭・家族のかたち~について話す。
第2部は「パパ会」。
子育ての不安、誰かと話したいな、気になるママとの分業、ママヘの接し方、もっと聞きたいパパ育児のコツなど、について語り合う。
あかねママ(2歳の女の子とパパの3人暮らし)の本音も聞ける。
申し込みは中郷公民館へ電話(0438-98-0802)、または申し込みフォームから。