高精度なゲノム配列決定 他【新千葉新聞】
- 2023/3/10
- ニュース
新千葉新聞2023年3月10日発行
高精度なゲノム配列決定
乾燥に強く収量の高い品種開発へ期待
かずさDNA研究所等 サブクローバ再解読
(公財)かずさDNA研究所(木更津市)はこのほど、国立遺伝学研究所(木更津市)はこのほど、国立遺伝学研究所、および、ニュージーランドの国立研究機関アグリサーチ(AgReseach)、ティーブレイク・バイオインフォマティクス(株)(Tea Break Bioinformatics Ltd.)と共同で、乾燥に強い牧草サブクローバの高精度なゲノム配列を決定した-と発表した。
生物の設計図であるゲノムの塩基配列情報は、より優れた形質をもつ新しい品種の育成に活かされる。
果実の色や形、耐病性など、少数の遺伝子で決まる性質の改良には、これまでに得られていた制度のゲノム情報が利用できるが、乾燥耐性や多収量など、多くの遺伝子の働きが複雑に絡み合って決まる性質を育種のターゲットにする場合には、ゲノム全体の遺伝子をより高い精度で知っておく必要がある。
かずさDNA研究所では、ゲノムサイズがおおきく複雑な構造をもつために解析が塗図が恣意栽培植物のゲノム解読に、長年取り組んできた。
そしてこのほど、新しいゲノム解読技術を用いてサブクローバのゲノムの再解読を行った。
サブクローバは地中海原産のマメ科植物で、感想に極めて強いため、オーストラリアやニュージーランドの乾燥地帯など、放牧が盛んで完走した地域で牧草として使われている。
今回の解析の結果、従来法では見つけることができなかった遺伝子や染色体の構造変化を新たに多数発見することができた。
これらの情報をもとに、乾燥に強く、収量の高いサブクローバの品種開発が進むことが期待される。
研究成果は国際学術雑誌『Frontiers in Plant Science』において、オンライン公開された。
県421人
8日のコロナ感染
県内で8日(水)、新たに421人が新型コロナウイルスに感染し、4人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の水曜日から31人減少。
累計感染者数は145万6179人に増えた。
新規クラスター(感染者集団)は2件確認された。
佐賀市長オスプレイ容認
防衛副大臣と面会
佐賀県佐賀市の坂井英隆市長は2月27日、同市役所で井野俊郎防衛副大臣と面会、その後、記者会見し、陸上自衛隊の輸送機V-22オスプレイの佐賀空港(探し)配備計画を受け入れると表明した。
坂井市長は、市民生活への配慮など8項目にわたる要望を井野防衛副大臣に伝達。
「防衛省として責任もって対応する」との回答を得たことを容認の理由に挙げた。
坂井市長は「苦渋ではあるが、止むを得ないと判断した」と話し、井野副大臣は「大きな新tンで感謝したい」と述べたという。
2次募集の志願者数発表
県教育委員会 県内公立高校入試
県教育委員会は8日、県内公立高校入試(今春入学)2次募集の志願者数を発表した。
全日制は56校89学科で2244人の募集に対し、343人が志願、倍率は0.15倍で、前年度を0.05ポイント上回った。
定時制は14校14学科で553人の募集に対し、48人が志願。
倍率は0.09倍(前年度は0.08倍)だった。
試験は13日(月)、合格発表は15日(水)に行われる。
君津地域(全7校)で2次募集を実施したのは、全日制が天羽普通科、君津商業商業科・情報処理科、木更津東普通科、君津普通科、同園芸科、君津青葉総合学科の5校6学科。
156人の募集に対して10人が志願し、倍率は0.06倍。
君津商業商業科・情報処理科、木更津東普通科の志願者はいなかった。
定時制は木更津東普通科の1校1学科で行われ、22人の募集に対し志願者はいなかった。
地元校の2次募集志願者数は次の通り。
①学科 ②募集定員 ③2次募集人員 ④2次募集志願者数 ⑤2次志願倍率
【全日制】
▽天羽
①普通科 ②120人 ③73人 ④3人 ⑤0.04倍
▽君津商業
①商業科・情報処理科 ②200人 ③16人 ④0 ⑤0.00倍
▽木更津東
①普通科 ②120人 ③1人 ④0 ⑤0.00倍
▽君津
①普通科 ②240人 ③16人 ④2人 ⑤0.13倍
①園芸 ②40人 ③7人 ④1人 ⑤0.14倍
▽君津青葉
①総合学科 ②120人 ③43人 ④4人 ⑤0.09倍
【定時制】
▽木更津東
①普通科 ②40人 ③22人 ④0 ⑤0.00倍