八幡台TBG愛好会たより 2023年 第3号
- 2023/3/1
- サークル・市民活動
ブログ編集の浅見です。
早いもので3月に入りました。今月はお楽しみ記録会の開催が予定されています
八幡台TBG愛好会は、公の支援のない友好的な独自のサークルです。
ここでは、TBGの仲間になって、自身の都合と立場でレクリエーション的なスポーツを楽しめる存在の場であるかと思います。
そのため、交流会や大会などへの参加を考えている場合は、日本TBG協会などの上部団体に登録する地域のTBG協会に加入することになります。
いづれであっても、TBGを正しくプレーするための基本になる競技ルールやエチヶツト・マナー、そして運営基準を学ぶことが大事で、それぞれがバラバラであっては、仲間の良好関係にも影響することになります。
また、環境異変での柔軟な運営も大事かと思いますが、大まかな基準あっての柔軟運営であれば、誰もが納得ご理解いただけるものと考えます。
筆者のお節介とは思うが、レクリエーションTBGが活動を運営する側と活動に参加する側の両輪がスムースに回転することが望ましいと思うので、今回はあらためて、日本TBG協会の定める競技規則の改定ポイントをご紹介させていただきました。
仲間の皆さんが、TBGをより楽しむためにあらためて競技規則の改正を復習していただけたら幸いです。
ターゲット・バードゴルフの罰打って、なぜあるのだろう?
スポーツにつきもののルールは競技を面白くするためにあると考えます。
野球でもサッカーでもスポーツには競技規則があり、ルールでは多くの反則が定められています。
ターゲット・バードゴルフにも公平なプレーができるよう競技規則があります。
社会の変化とともに様々な法律が改正されています。スポーツ界の分野でも競技規則は競技を面白くする意味で見直されています。
改正された競技規則は、ローカル方式であっても改正に準じたルールにあらためることで、競技を面白く楽しむことができます。
一般社団法人日本ターゲット・バードゴルフ協会の定めるTBG競技規則は、令和4年9月30日に3回目の改定が行われました。
注目すべきポイントをまとめてみました。ご参考にしていただけたらと思います。
※ すべての競技規則をお知りになりたい方は、千葉県TBG協会など千葉県内のTBG協会にお問い合わせください。
【第1章】コース
項目 | 認定常設コース | 仮設コース |
ホール数 | 9ホール又は 18 ホールを基準とする | 常設コースに準ずる |
ホール距離 | ①パー3(ショートホール) 40m 未満 ②パー4(ミドルホール) 40m~70m未満 ③パー5(ロングホール) 70m ~ 90m | 常設コースに準ずる |
ティーイングエリア | 台地状(3m四方)もしくは、周りのフェア ウェーと区画線、 柵等ではっきり区別をし、 ティーマークを設置する | 使用するグランドに準ずる |
バンカー/池 | 9ホールに付きバンカーと池を1ヶ所以上設置す ることが望ましい | 9ホールに付き、池を1ケ所以上設置する |
標 識 | 危険防止のための注意書き及び距離の表示等 プレーに必要な表示をする | 常設コースに準ずる |
公認指導者 | 9ホールにつき1名以上 | 常設コースに準ずる |
【第2章】用 具
クラブでは、ヘッドの改造は認められない。 と定められています。
ショットマット(図2)は
- ゴルフ練習用ショットマット(40cm×20cm)を使用するが、ショットマットの全体の厚みは一定で2.5cm以下でなければならない。
- ショットマットを改造してはならない(曲げたり、裏面に貼り物をしてはならない )。
ホール(図3)は
アドバンテージホールの設置は、差込棒を地面に打ち込むか、自立式のホール台座を使用するかがある。
傾斜地では、地面よりアドバンテージホールのネットの底部から20cm、地面が平らなところでは、アドバンテージホールステンレスの枠のところから地面まで50cmとし、水平に設置する。
【第3章】競技方法
競技の種類
- ストロークプレー
- スクラッチ競技:グロススコアで順位を決める競技
- ハンデキャップ競技:グロススコアからハンデキャップを引いたスコアで順位を決める競技
- マッチプレー
- 各ホール毎に勝敗を決める。
- ハンデキャップを導入することもある。
- 2人組戦ワンボールフォアサムとツーボールフォアサムがある
- ワンボールフォアサム最初のティーショットは2人のどちらかのプレーヤーが打ち、その後は最後まで交互に打ちスコアを争う。
- ツーボールフォアサムティーショットに限りすべてのホールで全員で打ち、各組の良い方のボールを選び、その後は交互にプレーしてスコアを争う。
- フォアボール
2人対2人が各自のボールをプレーして対抗し、各ホールで2人のベストスコアを採用し、勝敗を競う。
【第4章】競技規則
ストローク
- ボールを正しく打ち、またボールを打つ意志でクラブを前方に動かすこと を、ストロークという。
ボールを打つ意志でクラブを振れば、空振りであっても1ストロークと数える。
ただし、クラブヘッドがボールに触れる前にスイングを中止したときは、ストロークを行わなかったものとみなす。 - ボールは、クラブヘッドで正しく打たなければならない。
クラブでボールをかき寄せたり、 クラブやマットでボールを押し出したりして、ボールをホールに近づけたり、ホールから離したりした場合2打罰が付く。
又、ショットの時バックスイングをせずにストロークした場合すくい上げとなり2罰打が付く(ボールにクラブヘッドを接触してバックスイングせずそのままショットした場合)
ホールイン
アドバンテージホールの判定と処理(図4)
- 旗あるいは旗竿に引っ掛っていればホールインとみなす。Ⓐ
- ボールがアドバンテージホールの外側に引っかかったとき、球部がアド バンテージホール外で羽根がアドバンテージホールの内側にひっかかっ たとき、セカンドホールに入ったものとみなす。ⒷⒸ
アウトオブバウンズ(図5)
- コースの境界線に球部が真上から見て接していればセーフとなる。
- ホールエリアでのOBについては、すべてホールエリアマークの外側から打ち直す。
(ホールエリアとアドバンテージホールの距離は、約5mが望ましい) - ホールエリア内、又はフェアウエーでボールが、OBラインに接している場合、プレースによりボールの球部がOBラインの外になる時は、ボールを持ち上げて、ショットマットをボールの下に差し込み、ボールを、 移動する事なく打つことが出来る。
(差し込みの仕方は自由で、差し込んだ形になれば良い。ホールに多少近づいても良い)
ボールがOBとなったときの処置(図6)
- ボールがOBになった場合、1罰打してホールを中心とした円周上のコース内に戻すこと。(コンパス方式 )
- ドッグレッグコースが極端なドッグレッグしているときは、コース状況を考慮してローカルルールを定めて競技することが望ましい。
例としては、特設ティーを設けることを勧めます。 - コースラインが危険を伴う場合、ホールに近づかない範囲でコース内のニヤレストポイントに入れてプレーすることができる。
- ボールが池に入った場合は、手前に戻って1罰打して次のプレーを行う。
- 池の境界線に接しているときは、池に入ったとみなす。
ボールが池に入らず、マットにセットするとボールの球部が池の中となる場合はボールを持ち上げてマットを下に差し込む。
プレース
プレースとは、ボールを拾い上げて「別の地点」に置くことをいい、規定の方法に従えばペナルティーは無い。
- 打つ方向に向けてボールの真後ろにしかもショットマットの中央の白線に球部を合わせ、ボールに接するようにショットマットを置く。
- ボールを拾い上げてマットにボールをセットした後、ストロークが終るまでにショットマットの向きは修正は出来るが、前後に移動させる事は出来ない。
(マットは動かせる) - ショットマットの最前方にボールを置く。
(羽根の部分をマットの最前方に合わせる) - ホールに近寄らない「別の地点」におくことができる場合(ニアレストポイント)。
ボールを杭等でショット出来ない場合、安全なフェアウエイ内にプレースできる。
リプレース〈マーカー使用(図8)〉
リプレースとは、拾い上げた、又は動かされたボールを「もとの地点」に戻して置くことをいう。
ボールを識別するため、あるいは他のプレーヤーの妨げとなるなどの理由でリプレースすべきボールを拾い上げるときは、マーカーを使ってマークをしなければならない。
但し、ボールを置くときは、もとの状態に戻す。
ホールアウト
- アドバンテージホール及びセカンドホールにプレーヤー全員ボールを入れたことをホール アウトという。
- プレーヤーはホールアウト後速やかにボールを拾い上げてホールエリアから離れなければ ならない。
誤球
- 誤球したプレーヤーは1打罰で元に戻って打たなければならない。
- 誤球をしたプレーヤーが、誤球のままホールアウトした場合2罰打を付加する。
- 誤球をされたプレーヤーは誤球されたボールを戻し、あったと思われる場所からプレーを続けホールアウトする。(無罰打)
- 誤球されたプレーヤーが誤りに気付かないで他ボールをプレーしホールアウトした場合、 誤球となり2打罰打を加える。
アンプレアブル
コース内の樹木、植え込み等にボールが引っ掛かったり、入ってショット出来ないとき、又はプレー出来 ないので救済を受けるとき。
この場合は、ホールに近づかない所に、コンパス方式によりプレーをする フェアウェイ内の動かせない障害物からは無罰で救済が受けられる。
フェアウェイ外の動かせない障害物からの救済は無い。
【第5章】エチケットとマナー
- ストロークを行う前に、クラブが当たる可能性のあるところに、人がいないことを確認しなければならない。
- ストロークを行うときには、他の者は動いたり、大声で話したりしてはならない。また、ティーインググラウンドには、ティーショットする者以外は立ち入らない。
- 前の組のプレーヤーがボールのとどく範囲外に進むまで、プレーしてはならない。
- ホールアウト後ホールエリア内でスコアの確認・記入をしてはならない。
- 使用するボールに印(マジックのみ)を付けておくと良い。各自のボールを色によって確認しておく。
- 自分を有利にする行為はしない。
- 全員がホールアウト後、ボールを拾い上げることができる。ボールを拾い上げる時は、自分のボールは自分で拾い上げること。(誤球防止の為)
- 同伴競技者全員のショットが終わるまで前へ出てはならない。
- ジャッジは、セルフジャッジが基本であるが、異義があるとき同伴者の同意を得るか、 競技委員の裁定を仰ぐ。
- 前組との間隔をあけないようにプレーをしなければならない。
- グリップに磁石を取り付けボールを拾っても良いがアドバンテージホールのボールを取ってはならない。
アドバンテージに触れてはならないルールに従う為 - 危険防止の為に帽子はかぶる、ゴルフ用手袋を使用する。シューズはスパイクレスか 運動靴。
シャツはパンツ内に収納する。手拭いを首に巻き付けたり腰にぶら下げたりしない。
ターゲット・バードゴルフ競技規則による罰打・失格一覧表
項目 | プレー内容 |
一罰打 | 1.ティーショットの失敗によりボールがティーイングエリア上に残ったり、フェアウェイ に届かなかった場合。 2.ボールが コース外になったとき。 3.ボールが池に入ったとき。 4. コース内の樹木、植え込み等にボールが引っかかったり、入って ショット出来ない とき、又はプレー出来ないので救済を受けるとき。 (この場合は、ホールに近づかない所に、コンパス方式によりプレーをする) 5.一打目のティーショットの位置を間違えた場合。(正規の位置から 2打目で打つ) 6.誤球した時 |
二罰打 | 1.ボールをクラブやマットで押し出したり、かき寄せたりした時。 ボールを移動させた時。 2. ストロークでバックスイングをしないでショットした時。すなわ ち、すくい上げたとき。 (ボールをクラブヘッドに接触したままショットした時) 3.誤球をしてホールアウトしたとき。誤球をされたプレーヤーが誤球 した場合も同様。 但し、誤球をされたプレーヤーは誤球されたボールを戻し、あったと思われる 場所からプレーすれば無罰。 4.2打目以後にティーショット位置の誤りに気がついた場合。 5. 提出したスコアカードが間違っていた場合、本人のみ2打罰打を加える。 6.バンカーに入った球をバンカー外の後方にプレースしてショットしたとき。 |
TARGET BIRDGOLF 競技規則 2022 年 9 月 30 日 改 定 を参考にしています。
最近の練習風景
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
2023年3月1日(M.A記)