一般会計約533億円 他【新千葉新聞】
- 2023/2/5
- ニュース
新千葉新聞2023年2月5日発行
一般会計約533億円
市庁舎建設基金を市庁舎整備基金に
木更津市当初予算 過去最大の予算規模
木更津市は3日、「令和5年度予算のガオ用」を発表した。
なお同予算案は、紺得g津7日開会の3月市議会定例会に提出される。
同市は開通から四半世紀が経過した東京湾アクアライン効果もあり「都心に一番近い田舎」という強みを生かした様々な施策が、「新しい生活様式」に向けた取り組み効果と相まって、交流人口・関係人口の増加、企業立地の進展に繋がり、持続可能なまちづくりに向けた効果として表れている。
令和4年度は市制施行80周年の節目の年であり20年後の100周年に向けて新たなまちづくりの担い手とともに魅力あるまちづくりへの交流の輪を広げている。
一方で、少子高齢化、子育て・介護・教育支援、公共施設の老朽化に伴う長寿命化対策など様々な課題も山積している。
これらを踏まえ渡辺芳邦市長は、「令和5年度は、基本構想に掲げる将来都市像《魅力あふれる創造都市きさらづ~東京湾岸の人とまちを結ぶ躍動するまち~》の実現に向けて、市民の命と健康を守る対策などの施策を着実に推進するため、財源を効果的・重点的に配分した」と挨拶。
予算規模は、
▽一般会計予算額532億9700万円(前年度比14億4200万円、2.8%増)
▽特別会計予算額257億450万円(前年度比5億43100万円、2.2%増)
▽公共企業会計予算額65億6826万円(前年度比2億9633万円、4.3%減)
一般会計、特別会計、公営企業会計を合わせた予算規模は、855億6976万円、前年度比2.0%増となっており、過去最大の予算規模となっている。
財政調整基金(年度間の財源不足に備えるための決算剰余等を積み立てておくもので、地方公共団体の貯金)の令和4年度末残高は、当初予算における取り崩しや令和4年度決算剰余金の積み立てにより、46億729万⑤千円となる見込み。
【歳入】
では、市税については、人口増や土地価格の上昇等で個人・法人所得の増加が見込まれること、固定資産税でも、新築家屋への課税や企業による設備投資等を見込み、前年度比4.5%増の28億34万円1千円と見込んでいる。
【歳出】
では、「庁舎建設基金」を廃止し、新たに「庁舎整備基金」を設置し、積立金を予算計上したことから前年度比30.3%増の79億9468万7千円。
教育費は「金田中学校用地取得事業費」「小中学校トイレ改修事業費」の計上等により、前年度比21.7%増の46億8267万4千円が計上されている。
令和5年度の新規事業などは後日掲載します。
県掲載の活性化に貢献
県の中小企業表彰 (有)ベアーズを表彰
県経済の活性化に貢献した中小企業などを県がたたえる「千葉のちから 中小企業・小規模企業表彰」の表彰式がこのほど、県庁で行われ、今年度は12社1団体4個人が選出された。
地元に根を張って奮闘する企業に光を当て、その取り組みを広く周知することで、地域社会の発展を後押しするのが狙い。
県経済政策課によると、中小企業は県内企業の99.8%を占め、「本件経済の活力の源泉」を応援しようと2006年から同表彰制度をスタート。
中小・小規模企業、商店街、従業員の3部門で表彰している。
今回は、中小・小規模企業12社、商店街1団体、従業員4人が選ばれ、それぞれ熊谷俊人知事より表彰状が渡された。
地元関係では、中小企業・小規模企業部門で、「(有)ベアーズ」(木更津市中里)が選ばれた。
ベアーズはコロナ契機に県内初のオーガニック クラフトビールの醸造に挑戦!
ブルワリーを持つ自然は食品店に事業転換した、経営改革への取り組みが評価された。
今年1月の「木更津商工会議所賀詞交歓会」席上で、優良会員企業(5社)として池田庸会議所会頭から表彰を受けている。
折れた針などに感謝を
木更津市成就寺 2月8日「針供養会」
2月8日のこと初めに因み、木更津市富士見の満足山成就寺(じょうじゅじ)では、恒例行事の「針供養会」を、2月8日(水)午前10時から、同寺境内の針供養投前で執り行うことから多くの参拝を案内している。
また長引くコロナ禍等で感染防止に不安のある人は、当日午後5時まで、供養塔前に豆腐とこんにゃくが設置されているので、都合の良い時間に参拝してほしいとしている。
絵馬守りなどを希望する人は直接、寺務所で対応するという。
問い合わせは同寺、TEL0438‐22‐5954へ。
ファッションの可能性
ありのままの自分、自分らしく生きる道
鎌足中学校教育講演会 講師に鶴田能史氏
木更津市立鎌足中学校(校長・佐々木伸司、生徒数・44人)では、2月1日(水)、全校生徒を対象にPTA共催の「教育講演会」を実施した。
講師にファッションデザイナーの鶴田能史氏を招き、「ファッションの無限の可能性~ありのままの自分、自分らしく生きる道~」を演題にした話を聞いた。
鶴田氏は木更津市金田にファッションブランド「tenbo」を構えて多方面で活躍されているデザイナである。
年齢・国籍・性別・障がいの有無を問わず、多様性を考えたファッションを提案し、国内外に発信している。
昨年11月に行われた「KISARAZU COLLECYION 2022」のプロデュースも手がけた。
講演会では実際に制作した服を生徒たちの前で示し、どのような思いで作ったのかを語った。
さらに、ファッションの話しにとどまらず、人権教育、福祉教育に通ずる様々な視点から講演を行った。
「継続できることが才能である」「不可能を可能にする発想の変換」など生徒の心に強く響いていたようだ。
生徒からは、「障害や福祉に寄り添ったファッションの道がある事を知り、一概にファッションと言っても様々な在り方に気づくことができた」、「継続できることが才能であるという言葉に共感しました。私は継続が苦手です。今後もうちょっと続けたら、他の人よりもすごくなれると自分に言い聞かせて乗り越えていきたい」、「人に会わせて疲れてしまうのではなく、自分らしくいればいいんだと思わせてくれました」などの感想が寄せられ、一人一人の心にエールを送る講演となった。
鬼やらいで福つかもうと
神事や来賓等の豆まきに大勢の市民
八剱八幡神社恒例 節分祭追儺式行う
木更津総鎮守、木更津市富士見の八剱八幡神社(宮司・八剱隆)では、3日午後6時から、恒例の「節分祭・追儺(ついな)式」を本殿で執り行った。
前年はコロナの影響で中止、一昨年は役員のみで縮小して豆まきを行ったため、2年ぶりの開催。
本殿に隠れている鬼を、ジョウキ(鍾馗)が追い払う鬼やらいの真治「追儺式」は、同神社の伝統行事。
赤鬼と青鬼が、庄屋さんや村人のところへ飛び出してくると、ショウキが鉾(ほこ)や剣で鬼を追い立て、豆をぶつけると、2匹の鬼はたまらず拝殿の外へと逃げ出す-という儀式。「追儺式」は中片町の千葉県無形民俗文化財の「木更津ばやし」保存会により執り行われた。
太鼓に響くなか、約100人が参列した節分祭式は、修祓の儀、八剱隆宮司の祝詞奏上のあと、3人の巫女(みこ)による『豊栄(とよさか)の舞』が、笛や笙(しょう)の音と共に雅に披露された。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)では、宮司に続き、神社責任役員の鈴木克己氏、祭礼委員長の鈴木孝氏、来賓の渡辺芳邦木更津市長、浜田靖一防衛大臣(代理・大堀将和秘書)、重城正義市議会議長、髙橋浩・森岳両県議、廣瀬敏彦陸自木更津駐屯地大一ヘリコプター団長、三宅隆夫海自第四補給処木更津支処長兼木更津分屯地司令、松田紀道木更津港運協会会長、池田庸木更津商工会議所会頭、野口義信木更津市観光協会会長、総代などが行った。
神事に続いて、来賓や卯年の年男・福女等による豆まき(福まめ)が、境内で行われた。
無病息災、開運、厄除などの祈りが込められた同八剱八幡神社の豆まきには、今年の「福」をつかもうと、大勢の家族連れや市民等が集まり、完成を上げながら懸命に手を伸ばして福を取り入れていた。
地元3市は感染が減少
新型コロナウイルス 直近7日間の感染数
木更津市、君津市、富津市における、新型コロナウイルスの直近7日間(1月27にち~2月2にち)の感染者数が3日(金)に発表された。
今回の発表によると、木更津市が450人で前回から200人減、君津市は288人で前回より32人減、富津市は114人で前回から82人減と、3市何れも前回発表分より減少した。
各市の直近1週間の感染者状況は次の通り。
【木更津市】
◎感染者数=450人(医療機関等・381人、登録セ・69人)
▽内訳=入院中・8人、自宅等・442人
【君津市】
◎感染者数=288人(医療機関等・240人、登録セ・48人)
▽内訳=入院中・6人、自宅等・282人
【富津市】
◎感染者数=114人(医療機関等=98人、登録セ・16人)
▽内訳=入院中・5人、自宅等・109人
県1631人
3日のコロナ感染
県内では3日、新たに1631人が感染し、19人が死亡。
感染者数は前週の金曜日から933人減少した。
年代別感染者数では40~49歳が最も多く254人だった。
新規クラスターは5件発生、この内2件は木更津市と君津市の何れも高齢者施設。
共に利用者等で、木更津市は14人、君津市では8人が感染した。
木造建築科と造園科で
君津郡市共同高等職業訓練校で学ぼう
木更津市潮見 入校生を3月末迄募集
まなべる環境がここにある!
千葉県認定職業訓練校「君津郡市共同高等職業訓練校(校長・細矢福一)は、あなたの夢と可能性をサポートします。
職業訓練校は、都道府県知事の認定を受け事業主などが従業員のために能力開発・技能向上訓練を行うため、単独又は共同で設置された施設。
それぞれの職業に必要な知識や技能を職業訓練指導員の指導により修得でき、毎年優秀な技能者となってそれぞれの企業で活躍している。
「君津郡市共同高等職業訓練校」(1964年開校)には、《建築施工系・木造建築科》と、《園芸サービス系・造園科》が設置されており、両科とも「令和5年度入校生」を、3月31日(金)まで募集している。
入校の年齢制限なし、中学・高校の新卒者はもとより、新たな技術取得や更なるスキルアップ、近年は女性や定年退職した人の入校もある。
第三土曜日には実技訓練の見学ができる。
入校願書は君津郡市職業訓練協会(会長・細矢福一、木更津市潮見2-8、TEL0438‐23‐9554)で配布している。
なお「入校願」は準備の都合上3月20日(月)ごろまでの提出を願っている。
詳細は次の通り。
【木造建築科】
▽訓練期間は3年
▽訓練実施日は毎週土曜日午前9時~午後4時30分
▽訓練内容は、専門学科(建築一般・設計製図等の基礎知識を学ぶ)、基本実技(建築一般の技術を学ぶ)
▽入校資格は、中学・高校を卒業し、建築を希望する人及び、建築業に従事し、比較的短期間の人
▽訓練費は、年額95000円(諸経費込み、別途教科書代など)
▽訓練終了者の特典として、技能照査試験合格者は技能士補、2級技能士検定試験学科免除、2級建築士受験資格の短縮、所得税の勤労学生控除
【造園科】
▽訓練時間は1年
▽訓練実施日は、毎週土曜日午前9時~午後4時40分
▽訓練内容は、専門学科(植物学や製図等の基礎的な知識を学ぶ)、基本実技(造園一般等の技術を学ぶ)
▽入校資格は、中学・高校を卒業した人で桑園を希望する人及び、桑園業に従事し比較的短期間の人
▽訓練費、年額95000円(諸経費込み、別途教科書代など)
▽訓練終了者の特典として、技能照査試験合格者は技能士補、2級技能士検定試験学科免除、所得税の勤労学生控除、造園施工管理の受験資格1年短縮。