SDGsは未来のかたち 他【新千葉新聞】
- 2022/11/30
- ニュース
新千葉新聞2022年11月30日発行
SDGsは未来のかたち
日本ユネスコ運動全国大会in木更津
木更津からの発信 平和の実現に向けて
木更津市制施行80周年記念協賛事業、《第78回日本ユネスコ運動全国大会in木更津》が26日(土)午後1時から、かずさアカデミアホールで開催され、全国から多くの関係者が参集、交流と親睦を深めた。
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟(会長・佐藤美樹)、千葉県ユネスコ連絡協議会(会長・君塚博)主催、木更津ユネスコ協会(会長・君塚博)主管。
関東ブロックユネスコ活動研究会及び千葉県ユネスコ大会も兼ねて実施された。
今大会主旨は、「誰一人とり残さない平和で持続可能な未来を目指して「オーガニックシティ木更津からの発信」~SDGs・それは2030年の未来のかたちです~・
開会式前のオープニングでは、「かずさジュニアオーケストラ(KJO)アンサンブル演奏」、「木更津第一小学校児童による『證誠寺の狸ばやし」の踊りが開会を祝し、多くの来場者を歓迎した。
午後1時からの開会式には、外務省、文部科学省、千葉県知事(代理)、渡辺芳邦木更津市長など来賓多数を迎え開会。
木更津市民合唱団による『ユネスコの歌』斉唱で式典が開始された。
主催者・佐藤美樹会長、君塚博木更津大会運営委員長がそれぞれに大会宣言を行い、「ロシアのウクライナ侵攻は大きな衝撃だったが、ユネスコ創設の理念、平和の実現に向け、共に草の根活動を継続しよう」と呼びかけた。
来賓各氏も、全国大会開催と木更津市の市制施行80周年に祝意を表すとともに、「世代を超えて一人一人がつながることで、地球規模の課題解決を目指そう」などと祝辞を述べ、来場者の多幸を記念した。
【基調講演】では、俳優・宇梶剛士(うかじたかし)氏を講師に迎え、『明日に向かって生きる』をテーマにした話を聞いた。
同氏は令和2年にウポポイ(民族共生象徴空間)のPRアンバサダーに就任している。
講演では、アイヌの人権問題活動に身を投じた母親との葛藤や、中学1年で家出・非行、その後の立ち直り、俳優としての今を語り、「現在はアイヌ民族への理解も深まってきた。偏見のない社会であるように」と願い、またお会いしましょうと結んだ。
【実践発表】では、
▽昨年の東京パラリンピック閉会式で、国際パラリンピック委員会が設立した「アイムポッシブルアワード」で、開催国最優秀賞を受賞した木更津市立清見台小学校が、《共生社会実現を目指した取り組み》を発表した。
▽木更津市まなび支援センター外国語指導助手(ALT)キャサリン・ジュンゲさん(ケニア出身)が、ALTとして活動する中で子どもたちに伝えたいこと(多様性のすばらしさ)などを発表した。
【パネルディスカッション】は、「誰一人取り残さない平和で持続可能な未来を目指して~オーガニックシティ木更津からの発信~」をテーマに行われ、パネリストの渡辺芳邦市長、新井洸直(株)KURUKKU FIELDS9社員、宮崎栄樹木更津社会福祉会館保育園園長の3氏が、それぞれの活動や取り組みを紹介した。
司会は吉崎晴子氏(日本ユネスコ協会連盟理事)が務めた。
『房総の頼朝』房総の地域文化講座
木更津市中央公民館 講師は宮本敬一氏
房総の地域文化を学ぶ会(会長・篠田芳夫、元君津地方公民館運営審議会委員連絡協議会会長)主催、「第105回房総の地域文化講座」が12月11日(日)午後2時から3時20分まで(受付は午後1時30分から)、木更津市中央公民館(JR木更津駅西口前「スパークルシティ木更津」6階)の第7会議室で開かれる。
テーマは『房総の頼朝』。
講師は宮本敬一氏(君津市文化財審議会委員)。
源頼朝は、石橋山の戦いに敗れて海路で安房に逃れ、房総半島を北上して鎌倉に入り、約1か月で政権を押し立てる。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も最終回が迫っているが、わが国最初の武家政権樹立にあたっての房総の位置を、「吾妻艦」などの文献史料を読み解くことで改めて確認していく。
会員でなくても受講できる。
受講料400円(中学生以上・非会員のみ。会員は無料)。
非会員は事前申し込みが必要。
なお、同公民館には無料駐車場がないため、公共交通機関の利用を案内している。
自家用車の場合は、周辺に有料駐車場有り。
また、受講者内はコロナ感染防止策としてマスク着用などの協力をお願いしている。
参加申し込み・問い合わせは筑紫敏夫幹事長までメールか電話で。
TEL090-3431-9483(留守電に伝言メッセージを残す)。
メールアドレス toshi-551223@kzh.biglobe.ne.jp
一服のお茶に心安らぐ
3年ぶりの茶会、秋の華展も華やか
木更津茶華道の会 盛会に文化祭茶会
爽やかな秋の日差しが降り注ぐ27日(日)、木更津茶華道の会(会長・天内翠紫)では、3年ぶりの「文化祭茶会・華展」を、午前9時30分~午後3時30分まで金田地域交流センターで開いた。協賛は木更津市文化協会、木更津市と市教委が後援。
今回の茶会の席主は裏千家の町田宗波代表(薄茶、3階和室)、表千家の中根宗竹さん(薄茶、3階会議室)、中国茶道の李程英さん(三才蓋碗茶、3階研修室)の3席で行われた。
今回はコロナ禍の折り、密を避けるため、入席時間を指定、待ち時間なく全席入席できるよう配慮された。(検温や手指消毒などは入り口で実施された)
各席には和服姿の女性などが待ちかねたように訪れ、3年ぶりの茶会にしばし日頃の喧騒の日々を忘れ、こころ静かに一服のお茶を楽しんだ。
このうち町田社中では、男性による「薄茶点前」が披露され、1回に15人が座れる座礼席。
お菓子「しぐれ葉」(秋元菓子本舗)を戴き、茶銘「ふきごろも」の鮮やかな緑色の「抹茶」が振舞われ、お客は心癒される「侘び」の世界に浸った。
床の軸は鵬雲斎大宗匠筆による書『無事是貴人(びじこれきじん)』、信楽焼(上田直方造)の茶色の花入れには「はしばみ」「万作」「白玉椿」が生けられ、秋の風情がかもしだされていた。
表千家の中根さんの席は立礼席で、お軸は「喫茶去(きっさこ)」、浅葱色の鶴首の花入れにhが「はしばみ」「白玉椿」が品よく生けられ、和菓子「じょうよう饅頭」(秋元菓子舗)と宇治茶・花たちばなの抹茶(薄茶)を心豊かに味わった。
李さんの中国茶道の立礼席では、蓋付の碗で茶葉の入っラお茶を味わい、そのあと、重慶飯店(横浜)の「月餅(豆沙)」を戴いた。
重城正義市議会議長や高橋浩・森岳両県議、野口義信観光協会長、滝口君江社会福祉協議会長、斉藤高根市議、国分多喜夫(株)ジェイコム千葉木更津局長などの来賓をはじめ、大勢の客が訪れ、久しぶりの開催を待ちかねていたようだった。
また1階では、龍生派・萩野緑珠さんの白樺や赤いピラカンサス、なた豆、百合、ラン、トウゴマなどを行けた華麗な花が出迎えてくれ、中覆うには草月流・鳥海沙緑社中の青竹と夏みかん、カサブランカ、ピラカンサス、ヒペリカム、椿など季節の花々を組み合わせた大きくて華やかな生け花が目を引いた。
このほか各流派の個人の生け花にも心癒され、会場は清々しい雰囲気に満ちていた。
県2005人
28日のコロナ感染
県内では28日(月)、新たに2005人が新型コロナウイルスに感染し、5人が死亡したと発表された。
感染者数は、前週の月曜日と比べ367人増加。
4日連続で前の週の同じ曜日を上回った。
累計感染者数は107万1927人。
新規クラスター(感染者集団)は6件確認された。
木更津飛行場周辺など
木更津市議会定例会 一般質問の概要①
24日に開会した木更津市議会定例会は、29日から12月1日までの3日間、一般質問が午前10時から行われている。
登壇者は14人。
質問概要は次の通り。
【29日】
◎座親政彦議員
▽教育行政(小・中学校の現状<SNSの利用実態等。ほか>。定年延長。働き方改革)
◎鈴木秀子議員
▽新型コロナウイルス感染症対策
▽オスプレイ問題
▽木更津飛行場周辺まちづくり基本計画
▽国民健康保険の問題
▽加齢性難聴
▽道路管理
◎田中紀子議員
▽超高齢化社会の実態に即した行政サービス
▽事業と計画の整合性
▽求む!開発行為等を安心して地域で見守る施策
▽会計年度任用職員の給与(報酬)を検証
◎堀切俊一議員
▽学校教育
▽木更津市農林漁業者総合緊急対策支援給付金
▽「木更津飛行場周辺まちづくり基本計画」策定に向けた住民説明会
▽生活者物価高騰対策支援事業費
▽市街地循環バス実証運行
▽江川総合運動競技場陸上競技場の利用状況
◎高橋てる子議員
▽木更津市基本構想と木更津飛行場周辺まちづくり構想(木更津市基本構想。木更津飛行場周辺まちづくり構想。公共施設再配置計画)
【30日】
◎斉藤高根議員
▽木更津飛行場周辺(木更津港吾妻地区。ほか)
▽文化活動(文化活動のための施設)
▽海で生活する人たちの想い(海を守るため)
◎大野俊幸議員
▽安心・安全なまちづくり(都市環境)
▽かずさ水道広域連合企業団(計画的・効率的な事業運営)
◎神蔵五月議員
▽自然環境の保護・保全と環境美化(再生可能エネルギーの地産地消。ほか)
▽女性の活躍推進(女性の就労支援。ほか)
◎永原利浩議員
▽子育て世代への支援拡充(サブテキストの無償化。学校給食費の無償化。ほか)
▽窓口における「スマートな接客(阿久里ス番越しの会話。ほか)
◎石川冨美子議員
▽学校教育(情報化。小規模特認校)
▽「地域共生社会」の実現に向けた取り組み(重層的支援体制整備事業の取り組み。ほか)
(続)