早出し放水のタイムを競う 他【新千葉新聞】
- 2022/11/22
- ニュース
新千葉新聞2022年11月22日発行
早出し放水のタイムを競う
小型ポンプは旧高柳・旧住吉町が優勝
木更津市消防団 ポンプ車は太田・請西V
初期消火のための技術向上を目的に、「第45回木更津市消防団早出し放水競技大会」が、20日(日)午前7時30分から、旧木更津市役所西側駐車場で開かれた。
同大会は「早く水を出す」ことを主眼として、実際に給水から放水迄迅速、的確、安全を重点に機械技術及び消化技術の向上を目的に実施されている木更津市消防団(団長・星野暢=ほしのはるか=、団員470人)の恒例行事。
これまで台風襲来やコロナ感染拡大防止で中止され、今年は4年ぶりの開催。
競技に先立ち、星野団長が地域防災について「自らの町は、自らで守る」の精神のもと、市民の安全確保のため、実践に即した努力と練習の成果をいかんなく発揮してほしい、と式辞を述べた。
渡辺芳邦市長は、近年の自然災害が激甚化する中で、今年4月に機能別分団大規模災害部を組織したことに触れ、重城正義市議会議長と共に、防火や初期消火の重要性を説き、団員に激励の言葉を送った。
草刈慎祐副議長も出席し見守った。
審査長から、けがのないようベストを尽くしてほしいとの注意の後、烏我(うが)龍太郎指揮者(第4分団第3部)が「市民の安全・安心のために日頃の練習成果を発揮し、これまで支えてくれた家族や仲間への感謝の気持ちをもって正々堂々と競い合います」と選手宣誓を行った。
今年の参加は、8個分団31個部(事態の個部もあり)。
ポンプ車の部(1チーム5人)5個部・25人、小型ポンプの部(1チーム4人)26個部・104人の合計129人が出場。
指揮者の「操作はじめ!」の号令により、各操作員がホース3本を延長し、「筒先から水が出る」までの速さと的確な動作などを審査し祭典が行われた。
団員はきびきびとした動作で訓練成果を披露し、火点に向けて放水を行った。
10人以上の審査員による審査の結果、ポンプ車の部は、第1分団第2(太田・請西地区)が32.9秒で優勝、小型ポンプの部では、第4分団第7部(旧高柳・旧住吉町地区)が29.6秒で優勝を飾り表彰状と楯が贈られた。
表彰チームは次の通り。
《ポンプ車の部》
①第1分団第2部(太田・請西地区)32.9秒
②第4分団第3部(久津間地区)32.9秒
③第6分団第1部(中島地区)38.6秒
《小型ポンプの部》
①第4分団第7部(旧高柳・旧住吉町地区)29.6秒
②第4分団第2部(江川地区)31.4秒
③第1分団第1部(中央地区)32.1秒
④第4分団第4部(万石地区)
⑤第7分団第2部(大寺・十日市場地区)
⑥第4分団第6部(西山地区)
代表19人が考え述べる
木更津市青少年相談員連協 少年少女の主張大会
木更津市青少年相談員連絡協議会(会長・佐久間智之)主催、木更津市教育委員会共催の「第48回少年少女の主張大会」が、10日(日)午後1時~同3時30分まで、木更津市民会館中ホールで開かれた。
同大会は、青少年相談員連協の若狭あやさん(木一小校区)と水島享子さん(清見台小校区)の司会進行で行われ、まず同市青少年相談員連協の佐久間会長が主催者挨拶に立ち、「次代を担う少年少女が健やかに育つことは、すべての親・大人の願いである。少年少女が日常生活の中で考えていることをまとめ、広く社会に訴えること、そして、小中学生の仲間が考えていることをお互いに聞き合うことは大切である」などと開催の趣旨を述べた。
続いて、廣部昌弘教育長が、活躍した市内小中学生等を取り上げ報告した後、「今年は市制施行80周年のさまざまな記念事業が行われ、100周年を見据えたスタートの年。20年後の世界は現在の小中学生が活躍している世界で、子どもたちの健全な成長が欠かせない。市教委では『自立と共生』を目標に掲げているが、人前でプレゼンできるのは重要。自信を持って大きな声で発表してください」などと挨拶した。
来賓には、木更津市子ども会育成連絡協議会の尾坂勇会長、木更津ライオンズクラブの森田恵会長、同監事の栗田秀美氏、木更津市PTA連絡協議会の濱嵜徳会長、青少年育成木更津市民会議の尾崎進会長、木更津市青少年歩道連絡協議会の齋藤和利会長が出席したほか、かずさエフエム(株)も後援した。
来賓を代表して森田木更津ライオンズクラブ会長が、ライオンズクラブの紹介後、「ここに立てない人もいるので、代表のみんなはリラックスして頑張って下さい」とエールを送った。
市内各小学校の代表者19人による主張作文の発表が、第1部は午後1時15分から、第2部は午後2時20分から行われた。
また、『将来の自分へ』をテーマにした木更津市中学生川柳コンクール優秀作品の発表も行われ、入賞者4人(最優秀賞1人、優秀賞3人)により、作品が読み上げられた。
生徒の作品は会場に展示されていた。
終了後、少年少女の主張発表者(小学生)全員に賞状・商品を授与。
川柳コンクール入賞者(中学生)4人にも賞状・商品が授与された。
19人の少年少女の主張作文の発表者・題名や、中学生の川柳優秀作品は後日掲載。
園内を桜でいっぱいに
BIG&Rの会で河津桜5本、清掃も
木更津東ロータリークラブ 太田山公園で植樹
木更津東ロータリークラブ(会長・大里光夫)の、社会奉仕プロジェクト委員会(委員長・宮寺順子)、青少年奉仕委員会(委員長・倉島和広)による「太田山清掃&桜植樹 移動例会」が20日(日)午前10時から、太田山公園で実施された。
同活動には、BIG&Rの会(ボーイスカウト2団体、ガールスカウト、インターアクト部、ロータリークラブ)の約60人が参加した。
同事業は、桜の名所太田山公園内の桜の樹木は、近年、老木化傾向にあり、病気(テングス病等)で枯れたり、花も不ぞろいになってきたことを危惧して「木更津市の名所・太田山公園の桜をまもろう!」と木更津東ロータリークラブが立ち上がった。
同クラブの社会奉仕委員会が中心となって4年前に「太田山公園を桜でいっぱいにしよう」プロジェクトを立ち上げ、実施してきたもので、この活動も4年目になり20本の桜を植樹することになる。
大里会長は挨拶で「桜が元気に育つ環境を取り戻したい。ケガをしないように作業して下さい」と、多くの参加に感謝した。
宮寺委員長より活動中の注意事項の話があった。
植樹の前には、5グループに分かれて太田山公園の清掃を行い、枯葉などをごみ袋に拾い集めた。
植樹作業にはロータリークラブ会員および、ボーイスカウト第2団(代表・高橋克典)、ボーイスカウト第3団(代表・鈴木牧代)、ガールスカウト第14団(代表・丸山京子)、木更津総合高校インターアクト部(代表・長島沙也香)のメンバーが参集して、同公園の「自由の広場」に、約4メートルに成長した7~8年もののカワズサクラ(河津桜)の苗木5本を植樹した。
渡されたスコップで最後の土を懸けた参加者の一人は、「植樹という貴重な体験をさせていただき光栄です。時々はみんなで桜の木の成長を見に来たいです」と笑顔が広がった。
全員で植樹した苗木に個々の名前や樹木名を書いたプレートを括り付け、思いを込めた。
最後に宮寺社会奉仕委員長から「ご苦労様でした。市民の憩いの場である太田山公園を守っていきましょう」の挨拶があり、全員でタワーの前で記念撮影を行い閉会となった。
この日植樹した5本のカワズザクラは、これまでに植えた桜(計15本)と共に、ソメイヨシノより早く来年2月ごろ花を咲かせるとのことで、開花が待たれている。
県3075人
20日のコロナ感染
県内で20日(日)、新たに3075人が新型コロナウイルスに感染し、3人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の二兆尾と比較して442人増加。
県内の累計感染者数は104万338人となった。
新規クラスター(感染者集団)は5件発生。
19日(土)は3767人が感染(前週の土曜日と比べ750人増)、死者発表はなし。
新規クラスターは1件。
林家彦いちの落語道場
木更津高専 文化デー芸術鑑賞会
木更津工業高等専門学校(以下木更津高専)はこのほど、文化デー・芸術鑑賞会「林家しこいちの熱血!落語道場」を開催した。
この催しは、学生が科学技術の修得だけでなく、日本伝統の文化・芸術等に触れ、幅広い教養を身に着けることを目的として、産業界の著名人等による講演のほか、演劇、音楽、古典芸能などを在学生に一度は体験できるように後援会からの新事業として開催しており、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年度と一昨年度は中止となていたが、感染状況も落ち着いてきたこともあり、高専創立60周年記念事業の一環として開催する運びとなった。
感染防止の観点から、同校の第1体育館において、同一の演目を午前と午後に分けて2回行った。
岡本保教務主事の挨拶に続き、林家彦いち氏の落語解説と、各3人の学生によるワークショップが行われた。
また、アサダ2世氏による奇術では、午前に人文学系・荒木英彦教授、午後は情報工芸科・米林恵一准教授が参加し、大いに盛り上がった。
古今亭志ん五氏、林家彦いち氏の落語では、身近な学校ネタや、時事ネタなどを盛り込んだ大変面白い話であった。
多くの学生にとって落語は初めてだったこともあり、大変貴重な体験となった。