クラフトビールが誕生 他【新千葉新聞】
- 2022/1/25
- ニュース
新千葉新聞2022年1月25日発行
クラフトビールが誕生
自社生産のオーガニック3種を販売
木更津市中里 (有)ベアーズが千葉県初
千葉県初、木更津市で「オーガニッククラフトビール」が誕生し、今月11日から販売を開始した。
木更津市中里のコミュニティマーケット、(有)ベアーズ(代表取締役・林利江)は、自社管理の醸造所『TOKYOベイ麦酒(ばくしゅ)』において、ドイツのオーガニック麦芽やアメリカ産ホップ、国産米孝二など地元の生産物を使用した、オーガニック素材比率97%以上の飲みやすい3種類のクラフトビール(発泡酒)を開発した。
今後、年間17000本(1本300ミリリットル)の生産を目指す。
20日、販売開始記者会見と製造工程視察会が同社屋内で行われ、同開発を支援してきた木更津市・渡辺芳邦市長、木更津市産業・創業支援センターらづ‐Biz・瀬沼健太郎センター長なども出席して販売開始を祝った。
開発の趣旨・製造工程説明等では、林代表取締役(57)、川口吉彦専務取締役、岡村拓寛工場長などが、「醸す」をキーワードに、コミュニティや日本の食文化の継承などを大切にしながら、より良いモノをと試行錯誤を重ねた日々を語った。
林代表取締役は「酒屋をはじめて27年、~毎日の食事で健康になってもらい、お酒のある楽しい暮らし~をと提案し、活動してきた。これからも無農薬・無化学肥料の自然農で生産された食材を活かし、日本の食文化の再生を図っていきたい」などと抱負を語り、多くの協力に感謝した。
渡辺市長は、「民間の力と行政の力を合わせることで、これまでない新たな価値を生み出すことが出来る。市が掲げる『オーガニックなまちづくり』もこのような取組から、誰もが活躍できる、活気ある、持続可能なまちを創り出すことにつながります」などと、同社の取組みに敬意を表し、さらなる展開を期待して祝辞を述べた。
また市長は同ビールを新下感想として「さわやかで美味しいです。これから多くの人に愛されると思います」などと話していた。
同社では、今年春には現在の店舗兼蔵の改装を行い、ビールの量り売り、試飲、ビールやリキュールの仕込み体験、製造体験などツーリズムなど、「知る・感じる・観光」体験等、観光バスの受入れも可能な施設にリニューアルオープンする予定。
県内初のクラフトビールは3種類(各330ミリリットル)。
それぞれ味の特徴は、
▽ゴールデンエール(低下・税込660円)=香りが優しく、トロピカルな感じで苦さ控えめ、ビールが苦手な人も楽しめ、食事にも合わせられる。
▽スモークエール(700円)=燻製の香り。液体の色は黒くなく甘さも控えめ。クロモジの香りと苦み、後味爽やか。
▽ウィーとエール(700円)=小麦(ウィート)麦芽を使用し、飲み口柔らか。小麦ビール独特の香りとオレンジのような香りが合わさり、苦みもほとんどなく、梅野柔らかな酸味が後味を引き締める。
木更津市内の取扱店舗は龍宮城スパホテル三日月や飲食店・酒類販売店など、今月中には12店舗になる見込み。
(有)ベアーズはこれまでも、砂糖を使用せず※の甘さを活かしたプレミアム梅酒『赤富士』などを製造、「日本の宝物JAPANグランプリ2020・2021」ドリンク部門グランプリを受章しているほか、2019年の全国梅酒品評会で銀賞受章などの実績がある。
こども環境サミット
小学年生が環境問題について発表
木更津市内でかずさエフエム(株)が収録
君津地域のコミュニティ放送、かずさエ笛美(株)(代表取締薬開帳・前田伸、代表取締役・石村比呂美)が、環境省、木更津市と共に取り組む地球温暖化対策事業のひとつ、『こども環境サミットinきさらづ』の収録が今月21日(金)午後1時30分から、木更津市役所駅前庁舎(中央公民館)で行われた。
堂収録では、木更津市内の小学5年生が環境問題について発表し、代表者2人が「環境宣言書」を渡辺芳邦市長に届ける。
収録日当日から。新型コロナウイルスまん延防止期間に入ったことから、小学生はすべてリモート参加、会場には渡辺市長、廣部昌弘姜区長、江尻益男環境部長、NPO法人環境カウンセラー千葉県協議会の吉田昌弘理事長と佐藤ミヤ子理事がリモート出演した。
かずさエフエムは、「令和3年度地方と連携した地球温暖化対策活動推進事業」のひとつである~民間企業などが地方公共団体と連携して行う地球温暖化対策事業~の採択を受けている。
今回の同事業(収録)は、一般消費者(視聴者)との接点・発信力を活用し、地方公共団体と連携して地域住民の地球温暖化への関心を高め、脱炭素型の行動変容やライフスタイルの洗濯を促す取り組みを展開するもの。
堂収録の模様は、【J:COM千葉木更津局】で、
▽2月19日(土)午前11時~正午
▽2月20日(日)午後6時~7時に放送される。
また【かずさエフエム83.4メガヘルツ】では、
▽2月12日(土)午後7時~8時
▽2月20日(日)午後7時~8時に放送される。
また、「かずさエフエムTOKOTONかずさフリーマガジン春号」と、「木更津市YouTubeチャンネル《きさらづプロモチャンネル》」でも発信される。
同番組絵hの問い合わせは、かずさエフエム(駅前のスパークルシティ木更津)TEL0438-25-0834。
凧(たこ)作りに挑戦
三中学区青少年育成会議 子どもたちが昔遊び
木更津市の山中学区青少年育成会議(会長・平野正善、事務局・西清川公民館)では、このほど、子どもたちが「凧(たこ)作り」に挑戦し、出来上がった「凧」を大空に揚げたり、「昔遊び」を楽しんだ。
西清川公民館(館長・斉藤穀人)を会場に、学区の祇園小や西清小の児童が保護者らとともに集まり、平野会長(70)や尾坂勇さん(74)等の指導を受けながら「凧作り」に挑戦した。
日を変えて、子どもたちは手作りの「凧」を飛ばそうと、小櫃堰公園内野球場で、青少年育成会議の役員さんらに教わりながら「凧揚げ」を体験した。
また、昔遊びの集いも開き、子どもたちは「ベーゴマ」「輪投げ」「おはじき」「コマ回し」「竹馬」などを、平野さんや尾坂さんなどから教わり、楽しんだ。
早咲きの桜のゲノム解読
DNA研究所等 開花予測が可能に
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)と京都府公立大学法人京都府立大学は先ごろ、冬から早春にかけて開花する早咲きの桜2品種、カワヅザクラ(河津桜)とアタミザクラ(熱海桜)のゲノムを解読したと発表した。
どちらの早咲き桜も異種間雑種で、親はカンヒザクラ(寒緋桜)とオオシマザクラ(大島桜)であることが推定されている。
そして、先にゲノム解読が行われたソメイヨシノ(染井吉野=エドヒガン<江戸彼岸>とオオシマザクラの雑種)と比較して、早咲きに係ると思われるカンヒザクラ特有の遺伝子を同定した。
ソメイヨシノの遺伝子発現解析から開花予測技術の開発を進めているが、今回の早咲き桜2種のゲノム情報が加わったことにより、様々な桜品種での開花予測が可能になると期待される。
研究成果は国際学術刺しDNA Researchで、オンライン公開された。
地元は計128人感染
23日コロナ県内 最多更新2382人
県によると、君津地域では新型コロナウイルスの新規感染者が4市合わせて22日(土)に70人、23日(日)に128人確認された。
各市の内訳は、22日が君津市25人、木更津市23人、袖ケ浦市15人、富津市7人。
23日は木更津市56人、袖ケ浦市34人、君津市29人、富津市9人。
このうち23日の袖ケ浦市34人は、1月20日の24人を上回り、過去最多を更新した。
また23日の地域総数128人は過去2番目の多さで、54人だった1週間前の日曜日の約2.4倍となった。
23日現在の4市の累計感染者数は木更津市が2146人、君津市190人、富津市は500人を超え502人、袖ケ浦市が872人に増えた。
千葉県内では22日、2人が死亡、2296人が感染。
1日の感染者数としては2日連続で過去最多を更新した。
小中学校や保育施設など6件の新規クラスター(感染者集団)も確認された。
翌23日には2人が死亡、2382人が感染し、1日の感染者数が3日連続で過去最多を更新。
小学校や幼稚園などで5件の新規クラスターが発生した。
社会福祉にと
ヒラノ商事(株)寄付
ヒラノ商事(株)(木更津市潮浜1‐17‐106)は17日、社会福祉事業に役立ててほしいと、5878円を、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に寄付した。
県技術・家庭科部会長賞
技術部門と家庭部野 中学校92人入賞
令和3年度君津地方小中学校技術・家庭科作品審査会がこのほど、君津市小学学習交流センターで開催された。
今年度は4市の小・中学校から431点(小学家庭198点、中学技術129点、中学家庭104点)が出品された。
作品展は開催しなかった。
入賞者続きは次の通り。