吾妻公園文化施設整備にと 他【新千葉新聞】
- 2025/5/29
- ニュース

新千葉新聞2025年5月29日発行
吾妻公園文化施設整備にと

「特別寄附栄誉表彰」の表彰状と記念品贈呈
木更津市に対し 大隅義一氏が一億円
木更津市の税理士法人・大隅会計事務所の税理士・大隅義一氏(89、おおすみよしかず)は27日、木更津市に対し、市が現在進めている《吾妻公園文化芸術施設》の整備事業に役立ててもらいたいと、一億円の寄付を行った。
市役所駅前庁舎で行われた寄附採納式には、大隅氏などが来庁。
木更津市では渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、品川昭和企画部長、安田貴之企画部次長などが出席して敬意を表した。
席上、大隅氏は「こどもから高齢者まで多世代が、学び・憩える・心地よい空間の創出を目指し、吾妻公園への文化芸術施設整備事業に役立ててほしい。どんなものが出来るか私もワクワクしている。木更津市民として、少しでも木更津市の役に立てたら嬉しい」などと挨拶した。
渡辺市長は、多額の寄付に深く感謝し「令和10年度の供用開始を目指し、今回の浄財は大切に有効活用させていただきます」などと御礼の一言葉を述ぺた。
このあと、大隅氏に対し、市が今年3月1日に創設した「特別寄附栄誉表彰」(個人500万円以上、団体1,000万円以上の寄付に対し)の表彰状と記念品の贈呈を行った。
大隅氏は令和5年には、産業振興及び生涯学習振興に役立ててもらいたいと、木更津市に1,000万円を寄付している。
多文化共生における教育

特定非営利活動法人レイラインなど
5団体が神戸市で 合同研修会を開催
特定非営利活動法人レイライン(理事長・森田泰文、木更津市太田)では、児童福祉教育について相互に連携協力しながら研究する諸機関に「合同研修会」の開催を呼びかけ、集まった5団体で今月26日(月)から27日(火)にかけ、同機関職員の福利厚生施設の一つであるエクシブ有馬離宮(神戸市)で「合同研修会」を実施した。
北海道文教大学(学長・渡部俊弘)、株式会社HBUサポート(社長・野副博文)、一般社団法人日本アジア医療福祉教台研究所(理事長・吉野正義)、日本語学校・浅草国際学院グループ(会長・劉斌)、彩の国匠事業協同組合(理事長・森田恵)-の幹部職員ら10人が参加。
『グローバル社会、多文化共生における教育』をテーマに、それぞれがこの半年間の研究成果を発表した。
この合同研修会は、昨年11月27日に、衆議院第一議員会館で開催された同様のテーマの研究会への参加登壇者に向けて、こども家庭庁の担当者が投げかけたいくつかの課題を解決しようと自主的に開催されたもの。
合同研修会のプログラムでは、最初に、参加団体が相互に包括連携協定(MOU)を締結し、発表の間には、一時間枠のオンラインミーーフィングを実施して、臨床研究の現場の指導者と意見交換した。
NPO法人レイラインからは、
▽木更津ライオンズクラブと協働するこども食堂の取り糾み状況
▽ソフィアキッス保育園4園に併設する形の児童発達支援事業所ソフィア+(7月に特例多機能型に移行予定)における言葉の発達と臨床研究
▽学童保育ソフィアキッスクラブの自己肯定感を高める実践
-の3つのレポートがプレゼンされた。
同法人では、児童発達支援事業での臨床研究を踏まえて、今後、言語発達支援指導者や心理担当職員を上智大学大学院言語科学研究科へ博士後期課程の研究生として派遣して臨床研究成果をより詳細に分析、理諭化し、日本国内の幼児教育機関や教員養成大学などと、より連携を図り、幼児教育や幼児発達支援の研究成果をアジア諸国の大学等へ発信する計画を立てている。
6月21日(土)には、かずさアカデミアホールで、「こども食堂支援のための平和祈念集会」を木更津ライオンズクラブとの共催で開催する。
母の日の想いを込めて

市内高齢者福祉施設等56か所へ
木更津応援団 KAORUKOさん花寄贈
木更津ふるさと応援団のKAORUKO(かおるこ)さんは、母の日の想いを込めて、市内高齢者福祉施設及び児童養護施設計56か所へ「フラワーアレンジメント」の寄贈を行った。
KAORUKOさん(木更津市出身)は、ドバイ万博2020日本館の公式フラワーアーティストをはじめ、今年4月13日に開幕した大阪・関西万博で、日本政府館開館式におけるフラワーショー、貴賓室の装花や国賓への花束提供などおもてなしの花を担当しており、世界的に活躍している。
木更津市施設への同花の寄付は、令和1年から毎年、続けられており、今年で6回目となる。
寄贈目的は、施設利用者や職員の人が幸せな気持ちになれるよう、色とりどりのカーネーションを使い、母の日の想いを込めて、心のやすらぎとなるようなフラワーアレンジメントを贈る花慰問をするためとしている。
五六個のカーネーションの花(1個あたり1万円相当)のアレンジメントに心に対する愛の想いが込められている。
地域交流センター検証等

木更津市議会定例会 一般質問の要旨③
「令和7年6月木更津市議会定例会」は、きょう29日(木)に招集され6月18日(水)まで会期21日間の日程で開かれる。
一般質問(個人質問)は3、4、5日の3日間、いずれも午前十時から行われ、計14人が執行部の見解を質す。
質問内容は次の通り。
【5日(4人)】
◎渡辺厚子議員
▽市民協働による循環型のまちづくり
①ごみの減量化や資源の有効活用に資する取組(使用済みインクカートリッジの回収。家庭廃食油の回収。粗大ごみリユースの推進〈展示会・ジモティ・びびなぴ等〉「フードドライブ。給水スポット〈ウォータースタンド〉。フードシェアリング〈「タペスケ」等の活用〉)
②住みよいまちづくりに資する取組(雑草対策。ごみ拾いSNS「ピリカ」。木更津ひと涼み処)
◎田中紀子議員
▽指定管理の地域交流センターを検証
①利用団体の利用料金(市長が定める基準。ほか)
②営利又は営業の目的(判断はどのように)
③指定管理の自主事業(生涯学習との違い)
④文部科学省事務連絡(社会教打育法第23条第1項)
▽教育委員会関係会議における会議の在り方
①教介委員会会議の規則
②教育委員会の意見聴取
③教育委員会関係会議
④総合教育会議
▽安心して飲みたい水道水
①水道川水供給事業
②上水道事業
③水道水源で高濃度PFAS
◎大野俊幸議員
▽西口の活性化
①パークベイプロジェクト(富士見通り。みなと周辺)
▽公有財産
①普通財産(現在の貸付状況。貸付料の算定方式。貸付条件)
▽選挙の投票環境
①投票環境改善(当日投票所における投票時間の繰上げ。期日前投票所の増設。ポスター掲示場。投票立会人)
◎竹内伸江議員
▽若者の活躍推進
①オーガニックシティフェスティバル(若者を巻き込んだ取組。ほか)
②包括連携協定による学生捉案(取組状況。ほか)
③中心市街地活性化協議会ユース部会(これまでの取組。ほか)
④高校生食農教育講座(現状の取組。ほか)
⑤「若者語らい場」(若い世代の思いとは。ほか)
▽学校教育の充実
①朝の児童の居場所づくり(市内小学校の現状。ほか)
②通学路の安全確保(小中学生の交通事故発生状況。ほか)
③長期療養中の児童生徒への学習支援(学習支援の方法。ほか)