フィリピンで意見交換 他【新千葉新聞】
- 2025/5/10
- ニュース

新千葉新聞2025年5月10日発行
フィリピンで意見交換

現地の知事や学生たちと有意義な話も交す
木更津市の訪問団 アクラン州で人材交流
木更津市の渡辺芳邦市長をはじめとする産官学の訪問団が、4月23日(水)~26日(土)に、フィリピン共和国アクラン州を訪問し、人材交流の促進を目的として、現地の知事や学生たちと意見交換した。
同訪問は、同市の友好都市の一つであるべトナ厶社会主義共和国ダナン市との取り組みをモデルとして、自治体間の友好関係の構築並ぴに観光・農業・介護などの様々な分野における人材交流の促進を目的として実施された。
アクラン州は、フィリピン中部西ビサヤ地方に属する州(パナイ島の北部に位置)。
州郤はカリポ。人口約61万人。
日本からは、鶴岡大治木更津市議会議長、池田庸木更津商工会議所会頭、真板竜太郎学校法人君津学園理事長などが訪問。
初日夜に州都カリボに到着後、翌24日午前にハローワーク・職業訓練校の役割を担うテスダ「TESDA」(Technical Education and Skills Deve lopment Authority)を訪問。
レストラン・ホテル等の観光業に就職を希望する学生約100人と意見交換を実施し、日本で働くことを希望する多くの学生と交流した。
同日午後には、アクラン州庁舎を訪問し、労働政策部長と面会の後、ホセーエンリケ・M・メラフロレス知事と面会。
アクラン州、木更津市、それぞれの都市のプレゼンテーションを行った後、知事からは、アクラン州には17の都市、17の大学があり、年間約5,000人の卒業生を輩出しているにもかかわらず、実際に就職できるのは、わずか2割に留まっている現状から、日本を重要なターゲットとして、州としても日本語教育に力を入れ、今後、年間100人程度の学ぶ機会を創出する目標など、双方の信頼関係の構築に向けて有意義な意見交換の場となった。
知事との面会後、アクランポリティカルカトレッジを訪問し、実際に日本語を学ぶ生徒をはじめ、120人の学生と意県交換を実施。
日本の賃金が上がらない中、それでも日本で働きたいと思うかとの問いかけに、日本では働き手が減少する中、それでもフィリピンに比べると、賃金・物価水準が高く、日本は重要なターゲットであるとの回答。
日本で働くことを夢に、一生懸命、日本語を学ぶ姿を目の当たりにし、今後、アクラン州との友好関係の構築並びに人材交流の促進に向けた、大きな気づきを得る訪問となった。
25日には、アクラン州生誕69周年を祝う記念パレードが開催され、、知事の取り計らいもあり、木更津市からの訪問団も記念パレードに参加。
アクラン州との絆を深める良い機会となった。
木更津市では、今回の訪問を通して深めた絆をもとに、今後、オンライン等を通じて、アクラン州との友好関係構築に向けた協議を更に深め、人材交流の促進につなげていきたいとしている。
7週連続減少

直近1週間コロナ
県は8日、新型コロナウイルス感染症の直近1週間(4月28日~5月4日)の発生状況を発表した。
県内の定点医療機関(174施設)から報告された県全休の感染者数は150人。
一医療機関当たりの感染者数は前週の1.50人から0.64人減少して0.86人となった。
減少は7週連続。
年代別では50代が27人で最多。
全16保健所別では長生が最も多く1.86人だった。
君津保健所管内の感染者数は0.75人。
前週の1.50人と比較すると0.75人の減で、2週連続で減少した。
速く走る「コツ」紹介

坂田洋満教授が小学5、6年生に指導
木更津市が高専で 走り方教室開催
木更津工業鳥等専門学校(以下、木更津高専)のグラウンドにおいて、今月3日(土)「令和7年度第1回木更津市走り方教室」が行われた。
木更津市内の小学5、6年生から参加者り者を募り、約90人の児童が参加した。
木更津市は、木更津高専と包括的な連携協定を平成27年度より結んでおり、その一つの事業として、年2回、子どもたちが最先端の走る技術を身につけることができる走り方教室を開催している。
走り方教室では、講師の木更津高専の坂出洋満先生(人文学系体育科教授)が、実践を交えながら子どもたちに速く走る「コツ」を紹介した。
また、同校の陸上競技部の学生スタッフもサポートに加わり、早く走るためのトレーニングや50m走のタイム測定を行った。(50m走は同校作製の測定機器を用いて測定)
坂田先生の100mの自己ベストが10秒3であることや、33歳の時には年齢別日本最高記録10秒75を樹立されたことが紹介されると、子どもたちから驚きの歓声が上がった。
当日は、廣部昌弘木更津市教が長も会場で子どもたちと一緒に参加した。
終了後には、「今日学んだことを今後の学校生活に活かしていきたい」と参加した子どもたちから感想が述べられた。
第2回の開催は、12月頃に小学校4、5年生を対象に予定されている。
木更津美術協会春季展

木更津市立中央公民館 会員26人出品
木更津芙術協会(会長・保立節子)の「2025春季展」(後援=木更津市・木更津市教育委員会・木更津市文化協会)が、今月21日(水)~25日(日)午前10時~午後5時(最終日は午後4時)、木更津市立中立公民館/第7会議室(スパークルシティ木更津/6階)で開かれる。
会員26人による日本画、油彩、水彩、アクリル、パステル作品を一堂に展示する。
多くの来場を歓迎している。
出品者は次の通り。
(敬称略)