看護師への第一歩を 他【新千葉新聞】
- 2025/5/9
- ニュース

新千葉新聞2025年5月9日発行
看護師への第一歩を

灯火を受け継ぎ、医療現場での実習をスタート
君津中央病院看護学校 58人が「継灯式」
国保直営総合病院君津中央病院附属看護学校(学校長・藤森基次、木更津市桜井)で今月2日、「第51回生(令和6年度入学・現2年生)」58人(女子55人、男子3人、以下継灯生)を対象に、ナイチンゲールの灯火を受け継ぎ、医療現場での実習をスター卜させ、看護師への第一歩を踏み出すことを祝す式典「継灯式」が執り行われた。
この日の式典には、同校を運営する君津中央病院企業団・田中正企業長、柳沢真司病院長、金井要君津健康福祉センター長、重城正義君津中央病院企業団議会議長、北清美看護局長、県看護協会、君津地域4市の健康福祉部代表、学生の実習先の医療機関・高齢者福祉施設等の代表、保護者なども多数出席した。
この式典は、長年にわたり看護師の象徴であるナースキャップを授ける「戴帽式」を行ってきたが、令和2年度から「継灯式」として実施されている。
継灯生は昨年4月入学以来、約1年間にわたり主に机上で、看護の基礎知識や看護師としての心構えなどを学び、新たに患者と向き合う臨床実習を全員が許可され、この日の式典に臨んだ。
上級生や1年生も見守る中、継灯生は1人ずつ呼名されたのち、ナイチングール像の手元に点る「看護の灯(親火)」を継承し、全員で《51回生誓いの一言葉》~看護師として、命と真摯に向き合い最善の看護、患者の安全・安楽を守りその人らしい生活を支える看護、患者との信頼関係を大切に思いやりの心での看護~を斉唱して志を新たにした。
式典で藤森学校長、田中企業長、来賓代表等も、「常に謙虚な気持ちで患者さんと接する中で、様々なことを学び、専門的な知識と高い技術を持つ看護師となってほしい」「患者さんに沢山の希望の灯りを点して欲しい」などと期待を込めて祝辞を述べた。
上級生代表のお祝いの言葉もあり、ナイチンゲールの賛歌、校歌斉唱を行い、式典は厳粛のうちに終了した。
地域子育てセンターゆりかもめ東清分館

社会福祉法人木更津大正会 あす新館開所式
社会福祉法人木更津大正会(理事長・吾津恕栄)が運営する《地域子育てセンターゆりかもめ東清分館》の新館開所式が、あす10日(土)午前10時半から、木更津市日の出町100-233(東清団地内)で開催される。
同センターは、旧木更津市立東清保育園が、利用者の減少などに伴い平成17年3月31日に閉園後、翌年の4月から、同法人が旧園舎を借り受け「子育て広場」として再生、13年間にわたり活用してきたが、耐震面での問題等が指摘され、市の補助金(262万6千円)等も活用し、令和6年9月~今年3月未までの工期で新館を整備。
総工費は約8,000万円(加えて旧施設の解体費1,000万円)、幅一間のベランダ20坪を新館の南・西の窓際にぐるりと配置している。
地域子育てセンター「ゆりかもめ」東清分館は、300坪の敷地に80坪の安心・安全な新館が整い、子育て世代の応援はもとより、台風など緊急避難所の役割も担うなど東清小周辺地域住民の交流拠点としても期待されている。
留学生のホームステイ

木更津高専と明海大学、1泊2日で
木更津市国際交流協会 5家族を募集
木更津市国際交流協会(KIFA)では、留学生が日本の日常生活や文化を学ぶ機会としてホームステイ受入事業を毎年実施している。
同協会ではそれに係るホストファミリーを募集している。
受け入れ日程は7月5日(土)~6日(日)の1泊2日で、5家族(予定)を募集している。
謝礼金は5,000円。
留学生は、木更津工業高等専門学校と明海大学(浦安市)の2校で、両校合わせて五人程度(予定)。
学生の日本諸能力には個人差がある。
申し込み締め切りは今月16日(金)。
木更津市国際交流協会(KIFA)では、1994年に千葉大学、1996年に木更津工業高等専門学校の留学生ホームステイ受け入れを開始して以来、長年にわたり事業を実施している。
令和6年度からは、木更津市と締結された包括連携協定をきっかけに、明海大学の留学生を受け入れている。
留学生との対面式は、7月5日(土)午前10時30分~11時30分、木更津市立中央公民館第2会議室(同市富士見1-2-1、駅前スパークルシティビル6階)で行われる。
申し込み、問い合わせは木更津市国際交流協会事務局(木更津市朝日庁舎 地域共生推進課内℡O438-38-6736)江澤、鈴木、鶴岡さんまで。
少年野球10チーム参加

君津信用組合旗争奪 1、2回戦の結果
「第5回君津信用組合旗争奪(千葉日報旗予選)木更津市少年野球夏季大会」が5日、江川第1野球場と同第2野球場で開幕した。
木更津市少年野球連盟主催、君津信用組合後援。
木更津市内の少年野球チームが一堂に会し、5日、17日(土)、18日(日)、24日(土)の4日間にわたり、両球場で熱戦を繰り広げる。
参加チームは10チーム(岩根フェニックス、木更津モーニングス、祇園ブルーソックス、八幡台ボーイズ、清川ライナーズ、畑沢コンドルズ、請西ブレーブス、富来田ファイターズ、木更津ジャンボ、金田ビッグウェーブ)。
初日に江川第一野球匐で行われた開会式では、岩根フェニックスの主将・青山芽生さんが選手宣哲を務めた。
試合結果は次の辿り。
◎1回戦
▽祇園ブルーソックス4-2木更津モーニングス
▽木更津シャンポー4-8富来田ファイターズ
◎2回戦
▽清川ライナーズ21-2八幡台ボーイズ
▽請西ブレーブス6-3畑沢コンドルズ
「オオヨシキリ」が鳴く

愛鳥週間木更津市 長須賀のヨシ原で
5月10日から同16日までの1週間は「愛鳥週間」。
木更津市長須加の休耕田にヨシが生え伸びており初夏の鳥「オオヨシキリ」の住処となっている。
全長18.5センチ、頭から背、翼の上面、尾の上面は淡い褐色をしている。
下面は黄白色。
口元にビゲがある。
腰は淡色。
ギョギョシギョギョシ ギョギョシ あるいはケケスケケス カイカイシなどと聞こえる大きな声。
高所でさえずり縄張りを主張する。
日本では全国で繁殖する夏鳥。
繁殖期は数本のヨシや枯れ葉等を束ねて、お椀やの巣をつくる。
一夫多妻性で、同時期ではないが、オスの周辺にメスが巣を作り、抱卵、育雛する。
紅陵決勝逃す

春季県高校野球大会
▽第78回春季県高校野球大会
【準決勝】 (3日)
◎専人松戸10-2拓大紅陵(7回コールド)
拓大紅陵は決勝進出を逃がした。
毛髪からバセドウ病を判定

DNA研究所等 健康チェックに朗報
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)、株式会社アデランス、伊藤病院は共同で、毛髪からバセドウ病のリスクを判定できる可能性を示したと、4月30日に発表した。
簡易的に健康状態を調べる技術の開発は、病気の早期発見につながることから注目されている。
毛髪は血液と比べて、体への負担や一日の中での成分の日内変動が少なく、常温での輸送や保管が可能な特徴を持っている。
自己免疫疾患である「バセドウ病」は女性の罹忠率が高いことで知られており、動悸や発汗過多、倦怠感やイライラなどの症状を示す。
これは、バセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態)によって引き起こされる症状だが、更年期などと症状が似ているため、発見が遅れて甲状腺の病気と気づかれない場合もある。
これまでバセドウ病の血液検査では、甲状腺ホルモン(FT3、FT4)と甲状腺刺激ホルモン(TSH)などの量が調ぺられてきた。
しかし、血液と比較して毛髪に合まれる甲状腺ホルモンの量はごく微量であることから、新たな検出方法の確立が課題となっていた。
同研究では、FT3やFT4を約二ミリグラム(10本程度)の毛髪から検出することに成功した。
この検出方法を用いた臨床研究の結果、バセドウ患者では血液と同じように毛髪中で甲状腺ホルモンが増えており、毛髪中のホルモンいから高い精度でリスク判定することができる可能性が示された。
今後、同研究の成果をもとに、かずさDNA研究所発のベンチャー「Molefinecare」を通じて、毛髪による健康チェックのシステムとして社会実装を目指していく。
研究成果は国際学術雑誌Biomolcculcsにおいて、2月28日(金)にオンライン公開された。