鬼やらいで福つかもうと 他【新千葉新聞】
- 2025/2/4
- ニュース
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新千葉新聞2025年2月4日発行
鬼やらいで福つかもうと
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神事や来賓等の豆まきに大勢の市民
八剱八幡神社恒例 節分祭追儺式行う
木更津総鎮守、木更津市富士見の八剱八幡神社(宮司・八剱降)では、2日(日)午後6時から、恒例の「節分祭・追儺(ついな)式」を本殿で執り行った。
今年の節分は地球が太陽を回る周期と暦のずれで4年ぶりに2月2日となった。
「追儺式」は、本殿に隠れている鬼を、ショウキ(鈍馗)が追い払う鬼やらいの神事で同神社の伝統行事。
赤鬼と胄鬼が、庄屋さんや村人の所へ飛び出してくると、ショウキが鉾(ほこ)や剣で鬼を迫い立て、豆をぶつけると、二匹の鬼はたまらず拝殿の外へと逃げ出す-という儀式。
「追儺式」は仲片町の千葉県無形民俗文化財の「木更津ばやし」保存会により執り行われた。
太鼓の響くなか、約100人が参列した節分祭式は、修祓の儀、八剱隆宮司の祝詞奏上のあと、3人の巫女(みこ)による召栄(とよさか)の舞いが、笛や笙(しよう)の音と共に雅に奉納された。
玉串本奠(ほうてん)では、宮司に続き、神社責任役員の鈴木克己氏、祭礼委員長の小川三喜男氏、来賓の浜田靖一衆議院議員(代理・大堀将和秘書)渡辺芳邦木更津市長、高橋浩・森岳両県議、鶴岡大治市議会議長、伊東仕哉陸自木更津駐屯地第一ヘリコプター団団長、今泉雅博空自第四補給処木更津支処長兼木更津分屯基地司令、金田新一警察署長、鹿島良行木更津駅長、池田庸商工会議所会頭、野口義信木更津市観光協会会長、松川紀道三栄港運(株)取締役会長、総代、年力代表・渡辺昇氏、福女代表が行った。
神事に続いて、来賓や辰年の年男・福女等による豆まき(福まめ)が、境内で行われた。
無病息災、開運、厄除けなどの祈りが込められた同八剱八幡神社の豆まきには、厳しい寒さの中、今年の「福にをつかもうと、大勢の家族連れや市民等が集まり、歓声を上げながら懸命に手を伸ばして福を取り入れていた。
還付金詐欺被害を防ぐ
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JA木更津市で高齢女性に適切な対応
木更津警察署 真船支店に署長感謝状
木更津警察署(署長・金田新一)は1月31日、木更津市農業協同組合(代表理事組合長・石渡肇、以下JA木更津市)の真船支店(支店長・鈴木勝也)に対し「還付金詐欺を未然に防いだ」として署長感謝状を贈り、敬意を表した。
これは今年1月10日、鈴木支店長が偶然、同支店の駐車場で市内居住の高齢女性(78歳)と出会い、~市の高齢者支援課からの電話で「還付金21,000円があるから手続きをするように」と連絡があった~などと来店の目的を話したことから、「還付金詐欺」を疑い、女性に詳細を説明し、木更津署の協力も得て被害を未然に防いだもの。
JA木更津市では日頃から詐欺被害防止のために職員の士気の向上を図っており、今回これらが功を奏したもの。
金田署長も今後も一層の協力を願い感謝した。
詐欺・強盗から守るために
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鎌足地区まちづくり協 防犯講演会開く
多発する強盗・詐欺事件から身を守ろうと、木更津市の鎌足地区まちづくり協議会(会長・市川一成)は1月19日、木更津警察署協力のもと、鎌足公民館で「防犯講演会」を開いた。
最近、千葉県を介めた首都圏で、闇バイトによる強盗事件や特殊詐欺が多発している。
同講演会は、このような状況を踏まえ、地域の防犯対策の一環として実施したもの。
講師は木更津脣察署生活安全課の高梨係長、演題は「詐欺・強盗の現状と対策」~詐欺・強盗から身を守るために~。
午後6時30分から約1時間にわたり開かれた講演会には地元住民ら約50人が参加、真剣に耳を傾けた。
志学館女子が総合優勝
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県高校新人 少林寺拳法で全国へ
「県高校新人体育大会少林寺拳法大会」はこのほど、県総合スポーツセンター武道館(千葉市)で男女5種目に分かれて行われ、男子は桜林、女子は志学館が団体演武を制しそれぞれ総合優勝を飾った。
志学館女子は自由組演武と自由単独演武の2種目でも頂点。
自由組演武では3位までを独占した。
各種目1位は今年3月に岡山市で開かれる全国選抜大会に出場する。
地元勢の成績は次の通り。
令和7年度市政運営
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木更津市策定 基本的な考え方⑦
【重点施策】
基本方針を踏まえ、基本構想に定めるまちづくりの基本方向における重点施策については次のとおりとする。
(4)まちのにぎわい・活力づくり
④観光地域づくり法人「きさらづDMO」と連携し、里山・里海などの地域資源を活かした体験型プログラムや民間施設を活用したSDGsに関する環境学習プログラムの充実など、オーガニックなまちづくりを基軸とした観光地域づくりに取り組む。
また、アジア圏を中心としたインバウンド誘致に向けて、県と連携した情報発信及び受入環境の充実を図る。
⑤中小企業の持続的な成長をめざし、らづ-Biz等の関係機関と連携した経営・創業支援を行うとともに、働き方改革の推進による職場環境の向上や人材確保・育成支援を推進する。
⑥みなとまち木更津の再生に向けた取組を加速し、金田地区のにぎわいを木更津駅周辺等へ誘導することなどを目標に掲げた「木更津飛行場周辺まちづくり基本構想」の具現化に向け推進する。
また、県と連携し、木更津港内港整備の進展をめざすとともに、富士見通りの歩道再整備や文化芸術施設の整備を進めている吾妻公園の一部区画への民間集客施設の導入に向けた取組など、「パークペイプロジェクト」を推進する。
⑦国際性豊かな人材の育成と共生社会の実現をめざし、外国人市民向けのサポートデスクの周知を図るなど、安心して暮らせる環境を整備するとともに、市民の国際交流活動への参加を促進し、外国人市民や姉妹・友好都市との交流を図る。
⑧道の駅「木更津うまくたの里」の駐車場の拡張工事を行うことにより、来場者の利便性や安全性の向上を図り。
ひいては農業振興や観光振興など、広域交流拠点としての更なる発展に取り組む。
(5)まちの快適・うるおい空間づくり
①「拠点ネットワーク型の集約型都市構造」の形成を図り、持続可能でコンパクトなまちづくりをめざし、公共交通の結節点である木更津駅周辺の利便性と快適性を高め、歩いて暮らせるまちづくりを推進するとともに、空家の利活用と定住を促進し、地域住民が快適で安全に住み続けたいと感じる住環境の整備を推進する。
②金田地区での交通渋滞対策として、交通量の分散化・平準化をめざし、東京湾アクアラインのETC時間帯別料金の社会実験や都市計画道路「中野畑沢線」中野工区の整備促進、金田第一駐車場再整備事業の推進など、県や関係機関と連携し取り組む。
(続)