約20年ぶり新紙幣発行 他【新千葉新聞】
- 2024/7/5
- ニュース
新千葉新聞2024年7月5日発行
約20年ぶり新紙幣発行
肖像は渋沢栄一、津田梅子.北里柴三郎
日銀が3日に 偽造防止技術取り入れ
日銀は、新しいデザインの紙幣(日本銀行券)を3日に発行、新紙幣の発行は2004年11月以来、約20年ぶり。
新紙幣の肖像は、1万円札が「日本資本主義の父」と称される実業家の渋沢栄一(埼玉県深谷市出身)、5千円札は女子高等教育先駆者で津田塾大創始者の津田梅子(東京都出身)、千円札は近代医学を切り拓いた細菌学者の北里柴三郎(熊本県小国町出身)。
紙幣を傾けると肖像が勣いて見える「3Dホログラム」を世界で初めて採用したほか、高精細のすかしを施すなどの偽造防止技術を取り入れている。
また、表面のざらざらに触れて紙幣を判別する「識別マーク」を、1万円札など種類ごとに異なる位置に配置し、額面の数字は従来より大きく表記。
目に障害のある人や外国人などにもお札の種類がわかりやすいようにした。
実際に金融機関で新紙幣を入手できるのは4日以降になるケースが多いとみられる。
窓口や現金自動受払機(ATM)では、新紙幣と旧紙幣が混在した状態になる可能性がある。
旧紙幣も従来通り使える。
警察などでは、新紙幣発行に便乗した詐欺を警戒している。
「現行の紙幣が使えなくなるので、交換する必要がある」などと金融機関職員を装った人物から電話を受けた高齢者4人が詐欺行為に遭い、計1,500万円が奪われる被害も確認されている。
県警などでは「旧紙幣は引き続き使えるので、不審な電話には注意してほしい」と注意を促している。
災害用備蓄用品購入に
木更津市に納税 (有)丸和建材社が寄付
富津市鶴岡に本社を構える有限会社丸和建材社(代表取締役・青木龍一)は、6月20日、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用し、木更津市に100万円の寄付を行った。
同社は、市政発展に貢献することを目的に、平成30年度(2018年度)から毎年、木更津市に寄付している。
企業版ふるさと納税を活用した寄付は、昨年から引き続き、今年で3回目となる。
今回の寄付の対象は、「災害用備蓄用品購入事業」であり、木更津市では、非常用食料や紙おむつ等の購入費に活用し、防災力の向上に役立てていくとしている。
ちなみに、企業版ふるさと納税は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して、企業が寄付を行った場合に、寄付額の最大九割が法人関係税から税控除される制度。
スマプラ(株)が木更津市に
企業版ふるさと納税
また、スマブラ株式会社(代表取締役・幕田範之、本社・君津市北子安)は、6月14日、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用し、木更津市に30万円の寄付を行った。
同社は、自然との共生をかなえる、アクアラインを活かした定住・交流を推進する事業(中心市街地活性化推進事業)に活用してほしいとしている。
木更津市大和でも上昇
国税庁・東京国税局 路線価を発表
国税庁・東京国税局は1日、2024年分(1月1日現在)の路線価を発表した。
それによると、県内約18,300地点の標準宅地の変動率は前年比プラス4.0%で、11年連続の上昇となった。
上昇率は昨年に引き続き、統計のある2010年以降では最大で、都市部での大幅な上昇が見られた。
路線価は、道路に面した宅地1平方メートルあたりの評価額で、相続税や贈与税の申告に利用される。
県内の税務署別の最高路線価では、船橋市本町1丁目の「船橋駅前通り」が11年連続でトップとなった。
1平方メートルあたり260万円で、上昇率は10.2%だった。
2位は千葉市中央区富士見2丁目の「千葉駅東口駅前広場」で223万円、上昇率は14.9%だった。
最高路線価が前年より上昇したのは、県内14税務署のうち、10税務署。
上昇率は昨年に続いて、「千葉西」が最も高く、15.4%だった。
「木更津」は、木更津市大和1丁目の木更津駅前広場通りで、1平方メートルあたり13.5万円で、上昇率は3.8%だった。
東京都心の地価上昇の流れを受け、千葉県でも利便性の高い都市部を中心に地価上昇エリアが広がる一方、人口減少の進む地域では地価が横ばい、下落傾向となっている。
全国の路線価は国税庁のホームページで閲覧できる。
地域の伝統工芸に触れ
木更津竹工房竹星の石山さん講師に
木更津東高校 房州うちわづくり
県立木更津東高校の家政科の選択科目「服飾手芸」専攻の生徒17人は、7月1日(月)、木更津竹工房 竹星(ちくせい)の竹工芸技能士・石山好美さんを講師に迎え、講義と実技で『房州うちわ』づくりを学んだ。
「房州うちわ」は、日本三大うちわ〈京都の京うちわ、香川の丸亀うちわ、千葉の房州うちわ〉の一つに数えられており、同講座で生徒たちは、房州うちわの歴史を学び、地域の伝統工芸に触れ、実際にうちわを手づくりして、ものづくりのあり方やこれからについて考えた。
講義では、同高校の卒業生でもある講師が、竹工芸を学ぶために京都伝統工芸専門学校を卒業後、京都の老舗竹屋・長岡銘竹を経て、房州うちわの技術を学ぶため房州うちわの第一人者・故宇山正男氏に師事し、現在があるなどを話しながら、「伝統工芸は奥が深い。いかに付加価値をつけるか等も考えこれからも、ものづくりを進化させたい」などの話を闘いた。
実技では竹林から伐採された一本の竹(めだけ)がうちわになるまでの工程を見て、実際に自分で選んだ千代紙の絵柄に糊付けなどを行いうちわを完成させた。
生徒たちは、「手作りは楽しい。大切にしたい」などと感想を語っていた。
8週連続増加
直近1週間コロナ
県は3日、県内の定点医療機関(203施設)から直近1週間(6月24~30日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者報告数は1861人(前週1457人)。
一医療機関あたりの平均報告数は9.17人で、前週の7.25人から1.92人増えた。
増加は8週連統。
年代別で最も多かったのは10代で354人、次が40代273人。
全16保健所別では松戸、夷隅を除く14地域で増加。
最多は君津で19.77人、次が市原で12.55人。
君津保健所管内は前週の11.62人より8.15人多く、6週連続で増加した。
市民野球熱戦
木更津市野球連盟
木更津市野球連盟主催「市民野球大会」は6月30日、C級1部夏季大会、C級2部春季大会、壮年大会の計8試合が市営及び江川軣球場で行われた。
結束は次の通り。
【C級1部夏季大会】
◎1回戦
MBC3-0ドリームボーイズ
▽WINS3-1DRUNKERS
▽清見台Family5-4NEW Days(延長8回)
▽アールシードック4-3Cats eye
【C級2部春季大会】
◎準々決勝
▽木更津市役所6-0ぶひっ
▽ツーカーズ7-0JETS(5回コールド)
▽木更津ウィンクスー松菱=両チーム不戦敗
【壮年大会】
▽ソニーGM&O0-3八幡台ロイヤルズ
総合珠算・暗算に6人合格
木更津商工会議所 珠算段位認定試験
『日本珠算連盟第141回段位認定試験(総合珠算・総合暗算)』がこのほど、木更津商工会議所で行われた。
木更津珠算連盟の生徒らが受験、「総合珠算」で3人、「総合暗算」でも3人の計6人が合格した。
合格者は次の通り。
( )は年齢。
◎総合珠算
▽準初段=岡澤希(9)石川珠衣(14)、柴崎航(12)
◎総合陪算
▽4段=水野友咲子(7)
▽凖二段=成瀬ちづる(10)
▽初段=小林桃子(11)
(敬称略)
地元は震度3
震源は県東方沖
4日、午後零時12分頃、千葉県東方沖を震源とする地震があり、勝浦市、いすみ市、大多喜町などで震度4か観測した。
気象庁によると、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推鬩される。
この地震による津波はなかった。
君津地域の木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市は震度3を観測した。
千葉市中央区も震度3。
新会長に吉川敏孝氏
木更津ロータリークラブ 新年度体制スタート
木更津ロータリークラブの新年度(2024~2025年度)が7月1日、スタートした。
クラブテーマは、《4つのテストの実践》~善行は最良の自己利益である(ベンジャミンーフランクリン)~。
今年度は吉川敏孝(きっかわとしたか)会長(幹事・大村富良)のもと、会員一丸となって奉仕活動を展開していく。
吉川会長は就任に当たり、次のように抱負を述べた。
-私に与えられたミッションは、
①木更津ロータリークラブの伝統を守りつつ
②会員全員参加の元気な明るいロータリーを目指してロータリー活動を全うする事と思っています。
ロータリーの奉仕活動は人々の人生、そして地域社会を変える潜在力を持っています。
私達が直面する諸課題に勇気と希望、そして創造性をもって正面から立ち向かいましょう。
その事が2024~2025年度国際ロータリー会長、ステファニー・アーチック氏の「マジック」を発抑することだと思います-。
同クラブは毎週木曜日、東京ベイプラザホテル(木更津市新田)で例会を開会し、親睦と友和を深めている。
事務局は木更津商工会館四階。
役員等は次の通り。
任期は1年。
【役員会・理事会】
▽吉川敏孝、重城敬子、藤平貞順、大村富良、武井紀夫、内山雅博、大川健士、羽山茂、梶暉芳、成川芳明
▽現場監督S・A・A=羽山茂
【クラブ管理運営委員会】
▽統括委員長=重城敬子(エレクト)
▽クラブ管理運営プログラム委員長=大川健士
▽親睦活動委員長=吉田修秋
▽雑誌委員長=鈴木敦哉
【会員増強委員会】
▽統括委員長=大村富良(幹事)
▽委員長=藤原久美
【公共イメージ委員会】
▽委員長=江澤貞雄
【ロータリー財団委員会】
▽統括委員長=大川健士
▽ロータリー財団委員長=重城明男
▽米山記念奨学委員長=江澤佳彦
【奉仕プロジェクト委員会】
▽統括委員長=藤平貞順
▽職業奉仕委員長=武井紀夫
▽社会奉仕委目長=成川芳明
▽国際奉仕委貝長=梶暉芳
▽青少年奉仕委員長=東瑞穂
【委員(各委員会共通)】
▽松田紀道、堀内正一、本吉光隆、平野弘和、鈴木敦哉、内山雅博、鳥海浩之、飯塚和枝、古屋喬大。
(敬称略)