実りの秋と収穫の喜び 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年11月14日発行

実りの秋と収穫の喜び

4年ぶりの開催.大勢の市民など来場
JA木更津市 農畜産物収穫祭賑わう

生産者と消費者が共に収穫の喜びを分かち合う令和5年度「JA木更津市晨畜産物収穫祭」が、小雨降るなか12日(日)午前9時から4年ぶりにJA木更津市本店で開かれ、農業はじめ、林業、畜産、水産業など多様な地域産業活動を一堂に紹介する秋恒例の農協まつりに、大勢の市民や家族連れなどが訪れ、賑わった。
豊かな土壌と、動勉な生産者等により育まれた地域の実りが満載で、生産者同士、また生産者と消費者の交流の輪が広がり、地場産品の展示即売やJA職員による各種模擬店(40店)、多彩な演芸が華を添えた。
また「第45回農産物共進会」では生産者が丹精した227点が出来栄えを競い、県知事賞に本多正一さん(万石)のレタスなど10点の特別賁と、奨励賞1点、入賞10点を決定、表彰が行われた。
市を代表する米部門をはじめ農産物は、夏の厳しい暑さが長く続き、雨が降らなかったことなどで苦労が多くほうれん草や小松菜など葉物がなかったが、共進会では、会員の生産技術の高さと努力で、例年通りの良品質の見事な野菜等が並んだ。
来賓多数が出席した開会式では、石渡肇代表理事組合長、浜田靖一衆議院議員、田中幸子副市長(渡辺芳邦市長代理)高橋浩・森岳両県議、石井徳亮市議会副議長(鶴岡大治議長代理)が、安全・安心な地場産物の消費を呼びかけ、同収穫祭を通して木更津の農業・震協を理解する良い機会にしてほしいと挨拶、杉山孝市農業委員会長、筧直樹関東農政局千葉県拠点地方参事官、荒井仁君津股業事務所長、ほか、11人が紹介された。
このあと地区別運営委員長の磯部実氏、女性部長の屍嗚恵子さん、青壮年部長の関口高弘氏による「クス玉割り」で実りの秋を寿いだ。
来場者は新鮮な野菜や果物、農産物共進会の品物等を購入したり、米の消費拡大運動(もちつき大会、お米のすくい取り)に参加するなど、模擬店も出て、会場は終日賑わった。
また二階では女性部展も開かれ、手作り手芸品や生け花の展示のほか、手づくり味噌では、組合長賞に手島敬子さん(下郡支部)、女性部長賞に前田幸代さん(富来田支部)、手づくり食品では、組合長賞に山口三枝さん(茄子からし漬け、中央支部)、女性部長袁に秋本美恵子さん(渋皮煮、中央支部)、金賞に溝口喜代子さん(らっきょう漬け、下郡支部)と豊田靖子さん(梅干し、下郡支部)、銀賞に山口加代子さん(梅干し、中央支部)と神谷みつ子さん(しその実佃煮、中央支部)が選ばれた。
また祭り寿司なども販売され人気だった。
テントを張った舞台では、根本喜一朗氏の司会で、関東ひびき太鼓の演奏で幕を開け、可愛い幼稚園児によるおゆうぎ会、木更津聖嘉館道場生による空手演武、多くの観客が楽しんだ田中あいみ歌謡ショー(2回)、小学生によるジャズダンス、きものショー、、飛び入りカラオケ等が行われ、楽しい1日となった。
共進会コーナーに陳列された矢那園芸研究会の「野菜宝船」は、社会福祉法人同仁会の特餐老「しおかぜ」(岩根)と、社会福祉法人「みずき会」(下郡)に贈られた。
共進会の入賞者は二面に掲載。

水田の雑草のゲノム解読

防除法の開発に役立てるため共同で
DNA研究所等 「タイヌビエ」解読

公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)は2日、京都大学・秋田県立大学と共同で、複数の除草剤への抵抗性を持つ水田の雑草「タイヌピエ」の全ゲノムを高精度に解読したと発表した。
概要は次の通り。
-タイヌビエは水田に生える雑草で、防除には除草剤が有効であることが知られている。
しかし、近年複数の除草剤に抵抗性を示すものが報告されている。
また、水田以外の農耕地でも形が違うタイヌピエが見つかっていることから、今後農業被害が拡大する恐れがある。
タイヌピエの性質を理解し防除法の開発に役立てるため、かずさDNA研究所は、京都大学、秋田県立大学と共同で、複数の除草剤への抵抗性を持つタイヌビエの全ゲノムの高精度解読を行った。
その結采、タイヌビエのゲノムは、32、337遺伝子を含むゲノムと30、889遺伝子を含むゲノムを合わせ持つ複雑な構造であることが明らかになった。
今回得られた遺伝子の情報をもとに、今後タイヌピエが除草剤抵抗性を示すようになった原因や新たな除草剤の開発、適切な管理方法の開発が進展することが期待される。-
同研究成果は国際学術雑誌『DNA Research』において、7日(火)に公開された。

油彩、水彩画など展示

中央公民館で 木更津美術協会展

「第74回木更津美術協会展」が、あす15日(水)~19日(日)まで、木更津市立中央公民館多目的ホール(木更津駅西口前・アクア木更津B館・3階)で開かれる。
入場無料。
時間は午前10時~午後5時(最終日は午後4時)まで。
展示内容は、日本画、油彩、水彩、アクリル、パステル。
多くの人に見てもらいたいと、来場を歓迎している。
問い合わせは木更津美術協会の保立さん

県知事賞にレタス本多正一さん

農産物共進会 特別賞等の入賞者

第45回農産物共進会の入賞者は次の通り。(敬称略)
◎特別賞(10点)
▽千葉県知事賞=「レタス」本多正一(万石)
▽千葉県議会議員賞=「梨(新高)」長谷川博(矢那)
▽千葉県議会議員賞=「ターサイ」半沢友洋(羽鳥野)
▽君津農業事務所長賞=「柿(次郎)」三枝美佐子(犬成)
▽木更津市長賞=「米(コシヒカリ)」古地俊雄(伊豆島)
▽木更津市農業委員会賞=「椎茸(原木)」横田孝夫(犬成)
▽大一木更津青果株式会社代表取締役社長賞=「白菜」渡辺幸樹(矢那)
▽千葉県農業協同組合中央会代表理事会長賞=「大根」小沢勇(真里谷)
▽木更津市農業協同組合代表理事組合長賞=「ブロッコリー」泉類伊代(下望陀)
▽木更津市園芸振興協議会会長賞=「キウイフルーツ」秋川郁子(真里谷)
◎奨励賞(1点)=「レタス」竹内和義(矢那)
◎入賞=榎本耕一(サニーレタス・下郡)、吉田都々子(いんげん・下望陀)、渡辺昭雄(きゅうり・下内橋)、岡本獅叶(さつまいも・矢那)、渡辺光雄(梨〈新高〉・牛袋)、安西裕夫(柿〈富有〉・草敷)、福原嘉一(ししゆず・牛袋野)、石川方栄(米〈ふさおとめ〉・畔戸)、鈴木正幸(銀杏・真里谷)、地曳周嶺(マリーゴールド・万石)

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