真夏の夜空に豪華な花火 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年8月18日発行

真夏の夜空に豪華な花火

盛大に木更津港まつり、大勢の人々堪能
やっさいもつさい踊り ザ・ビースト2連覇

木更津港の先覚者の霊を慰め、ふるさと木更津の発展を期す。
「第76回木更津港まつり」が14日と15日、4年ぶりの通常規模で盛大に開かれた。
今年で49回を数える「やっさいもっさい踊り大会」開催の14日は、暑さにも負けず、数万人の人々が繰り出し、木更津の踊りを楽しんだ。
また翌15日の「花火大会」は、約25万人を超える大勢の観客が訪れ豪華な花火(写真中央)を堪能した。
市民スポンサーの心意気や共栄運輸(株)・共栄海運(株)の提供による豪快二尺玉(直径450メートル、最高点が675メートルとなり、東京スカイフリーを超える高さの5連発や、関東一超々特大スターマインなど、前回に劣らぬ13,000発の花火が打ち上げられ、夜空と内湾港の海面を華やかに彩る花火を満喫した。
日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区の花火ミュージックLIVE尺玉連発水中花火付超特大超ウルトラファイヤーイリュージョンスターマイン等も大きな歓声をあびていた。
「やっさいもっさい踊り大会」は、木更津駅西口(ロータリー)からエルシオン交差点手前までの富士見通り約700メートルを、65連、3,154人が、サシバ調の軽快なりズムに乗って、それぞれ凝った衣装で「おおそうだよ」の意味の「オサ、オサ、オッサ」の掛け声も威勢良く、熱く踊りを纈り広げた。
昭和49年に、かずさ青年会議所によりこの踊りが誕生。
新日鐵が進出してきて木更津周辺の人口が飛躍的に増えた時代に、新旧住民が一緒になって触れ合える場所をつくろうとスタートした。
「やっさいもっさい」は民謡「木更津甚句」のはやし言葉で、船着き場の「矢崎」「森崎」がなまったとされる。
総合司会をしたのは同市桜井出身のシンガーソングライター、イシフタケイタさん(5年連続)と、JCOM千葉「LIVE」ニュースMCの嘉屋崎道子さん(6年連続)。
前回の優勝旗と凖優勝カップの返還後、池田庸実行委員長と名誉会長の渡辺芳邦市長が、準備や警備など関係者の尽力・協力に感謝したうえで「みんなお隣どおし。心一つに踊り、盛り上げていきたい」と主催者挨拶。
金見代雄やっさいもっさい部長(かずさ青年会議所)の合図でスタート。
(株)ハナダ電機技術工業(木更津市)による電気自動車からの電源供給もあり照明や音響電源の一部を担った。
各述の整然とした踊りや全体の美しさを競う「やっさいもっさい踊り大会コンテスト」では休憩を挟み20分ずつ4回、基本の踊りを繰り広げ、3回目までを審査した。
審査員は金見代雄、秀和延若、鶴岡英樹、伊藤勤治、鈴木清、森田泰文、村朮正明、佐久問智之の8氏。
審査の結果、1位のやっさいもっさい大賞には、黒いTシャツと白いパンツ姿で元気に踊った「The Beast」(ザーピースト、63人)が前回に続き選ばれた。
連長は「2連覇でき感瀲です。日頃は市内公民館等でジムやスポー夕をやっている仲間ですが良く頑張ってくれました」と話し、みんなの笑顔がはじけた。
今回も踊りの終了後(午後8時)、表彰式の前にクリーンタイムを実施した。
講評では金見代審査委顏長が「どの連も活気があふれ、郷土愛が感じられる感動した踊りだった。また事故なく終われたことは嬉しい。来年も是非盛り上げてほしい」と締めくくった。
入賞チーム(8チーム)は次の通り。
▽1位(やっさいもっさい大賞)=「The Beast」(ザービースト、63人)優勝旗、優勝楯、賞状。
▽2位(やっさいもっさい賞)=「自衛隊」(68人)凖優勝カップ、準優勝楯、賞状。
▽3位(やっさいもっさい賞)=「泉水きもの教室&拓大紅陵」(65人)楯と賞状。
▽特別賞・チームワーク賁=「かいふち連」(61人)同。
▽特別賞・粋でいなせな賞=「キッズダンスサークルKLOOP」(92人)同。
▽特別賁・ファミリー賞=「学童保育所くじらクラブ連」(54人)同。
▽特別賞・地域連賞=「文京区ふれあい運」(37人)同。
▽市長特別賞=「ピンクシャツデー千葉」(85人)賞状。

早くも新米検査を実施

早生品種の『ふさおとめ』237袋
JA木更津市 畔戸倉庫 全て一等級合格

首都圏の穀倉地帯で早場米の産地として知られる木更津市農業協同組合(代表理事組合長・石渡肇、以下JA木更津市)で、10日(木)、JA木更津市畔戸倉庫で市内初の『令和5年産米初検査』が行われた。
今年は夏日・好天続きで昨年より5日早い初検査となった。
当日は早朝より、JA木更津市関係者、木更津市経済部関係者、君津農業事務所、全員千葉県本部、地元生産者など約30人が参集。
JA木更津市畔戸支部(支部長・荒井米造)の農家4人が、千葉県産オリジナル早生品種『ふさおとめ』を千葉県のマスコットキャラクター・赤いチーバくんの描かれた米袋237袋(一袋30㎏)と、飼料用米134袋、合計371袋の検査を見守った。
検査開始を前に、荒井支部長、石渡組合長、斉藤高根金田地区理事、宇賀神七夕子君津農業事務所改良普及課中央グループリーダー、伊藤昌宏木更津市経済部長、白井達也JA全農ちぱ米穀農産販売課長等が連日の猛暑の中での農作業に対し敬意を払い、初検査を祝った。
検査は金田地区担当検査員の藤浪徼氏により、一袋ずつ穀刺しで玄米を抜き取る「抽出検査方式」で行われ、色・つやなどの整粒具合や、青未熟米・カメムシ等の被害米混入の有無などを厳正に審査した。
検査終了後「ふさおとめはすべて申し分なしの一等米!、飼料用米も、すべて合格米!」の報告に大きな拍手がわき上がった。
藤浪検査員は、「この後も暑さの中での作業は続きますが、熱中症対策を万全にして、天候と稲の様子を見ながら適期収穫により一俵でも多く出荷してほしい」など期待を込め要請した。
この後お茶で乾杯をして、出荷農家から提供された、炊き立てふさおとめのおにぎりを試食し、新米のうまさを味わいながら初検査を祝い、今後の収穫作業への力とした。
この日高い評価を受けた一等米「ふさおとめ」は、全農千葉を通して早速首都圏などで販売される。
JA木更津市の直売所・生活館でも今月22日までには店頭に並ぺたいとしている。
新米検査は9月20日ごろまで市内各地で実施される。

初のサッカー場オープン

オーエンスースポーツーフィールド内
江川総合運動場 20日には北澤豪氏

木更津市初のサッカー場が9月1日(金)、O-ENCE SPORTS FIELD(オーエンス・スポーツーフィールド、江川総合運動場)内にオープン、一般利用・供用が開始となる。
一般利用開始に先立ち、今月20日(日)午前8時50分(開場)から、こけら落としとなるオープニングイベントが行われる。
当日はゲストとして、元サッカー日本代表で、現在は日本サッカー協会参与、日本障がい者サッカー連盟会長として活躍中のサッカー界のレジェンド・北澤豪氏を迎え、普段サッカー場に入る機会のない人も十分楽しめる内容。
まぢかでプレーを見てほしいと、多くの来場を案内している。
当日のプログラムは次の通り。
▽午前9時20分から吹奏楽の演奏、
▽9時30分~オープニングセレモニー(テープカッ卜、ファーストシュートセレモニー、フォットセッション)、
▽10時5分~ダンスパフォーマンス、
▽10時30分~エキシビションマッチ(アンプティサッカーデモンストレーション、リフティング大会、パス大会)、
▽午後零時~サッカー教室(事前申し込み終了)、サッカーボウリング、サッカーナイン、バブルサッカーなど。
予定内容の変更もある。
荒天中止、入場自由・無料。
問合わせ市役所・スポーツ振興課℡0438-23-5328。

県全体は3,050人感染

直近1週間コロナ

県は16日、県内の定点医療機関(173施設)から直近1週間(8月7~13日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者総数は3,050人。
一医療機関当たりの報告数は17.63人で、前週(7月31日~8月6日)の17.91人から0.28人減少した。
年代別では、50歳代が最多で422人。
4週連続で60歳代以上の割合が増加しており、今回は21%たった。
16保健所別(野田、柏市、松戸、市川、船橋市、習志野、千葉市、印旛、香取、海匝、山武、長生、夷隅、安房、君津、市原)の平均報告数は、7保健所で増えた。
最も多かったのは松戸保健所で24.29人。
2週前(7月24~30日)に最多(31.64人)だった君津保健所は、21.44人で前週の27.64人より6.2人少なく、2週連続で減少した。

木更津港の先覚者を慰霊

木更津港まつり 八剱八幡神社で修祓式

「第76回木更津港まつり」の目的の一つである木更津港開発に力を尽くされた先覚者の霊を慰める『修祓式(しゅぱつしき)』は14日午前10時から、鳥居崎公園の頌徳碑(しょうとくひ)前で挙行される予定だったが、天候不良のため、八剱八幡神社で八剱隆宮司により神事が執り行われた。
宮司は祝詞奏上(のりとそうじょう)で、木更津が港のまちとして栄えてきた経緯や、港まつりを称えるとともに、「今年は池田実行委員長を始め人々が御前に集い、修祓の神業を使い、世の中が平穏で、安らかになってほしいと願う。今も、行く先も守りたまえ、賑わいのあるまち、うるわしき木更津を」などと祈念した。
続いて、池田庸港まつり実行委員長(木更津商工会議所会頭)が祭文(さいもん)を奏上。
木更津港の航行の安全を祈願すると共に、重要港湾として大きく発展する基礎を築き、経済の発展や市民生活の向上に尽力した先覚者に感謝の誠を捧げ、御霊(みたま)の安らかなることを祈った。
また、神官による四方祓いの儀の後、雅楽の音楽が流される中、池田実行委員長や渡辺芳邦港まつり名誉会長(市長)、高橋浩・森岳両県議、石井宏子君津市長(代理・竹内一視経済部長)、高橋恭市富津市長、粕谷智浩袖ケ浦市長、鶴岡大治市議会議長、野口義信観光協会長、高松利明木更津港湾愛護協会長(日本製鉄(株)東日本製鉄所副所長、君津地区)、松田紀道木更津港運協会長、市村隆志木更津港長(木更津海上保安署長)などが玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行い、木更津港の開発に尽力した先覚者に慰霊の祈りを捧げた。
平井秀幸千葉県内航海運組合理事長や羽山茂東京電力パワーグリッド(株)木更津支店長なども同席した。

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