被爆から78年を迎え 他【新千葉新聞】
- 2023/8/4
- ニュース
新千葉新聞2023年8月4日発行
被爆から78年を迎え
核兵器廃絶と原水爆禁止等を訴える
木更津市役所朝日庁舎 原爆写真展を開催
今年は広島・長崎の被爆から78年を迎える。
今月3日から、木更津市役所朝日庁舎(2階)で、2023年国民平和大行進木更津市コース実行委員会による「2023年原爆写真展」が開催されている。
1945年8月6日午前8時15分、広島に、1945年8月9日午前11時2分、長畸に原子爆弾が落とされた。
写真展では、「ヒロシマーナガサキ原爆と人間」、「被爆」、「消えた街並み」、「原爆被害の特質」、「大混乱の中の救援・救護活動」、「ヒロシマ・ナガサキの記憶」-被燿者の声―、などが、千羽鶴と共に展示されている。
このほか君津地域4市の今年の国民平和大行進の出発式の様子も紹介されている。
世界で唯一の被爆国の国民として、この写真展から学ぷことは多い。
《核兵器なくせ!子どもたちに平和な未来を》と、君津地域4市コースの「2023年国民平和大行進」は、4年ぶりに7月13日~14日に行われた。(当紙既報)
7月13日には、君津市役所南側玄関前で午前10時10分から出発式、アピタ君津店前を行進し、市役所へ戻るコース。
その後、富津市(市役所-おどや富津店前でスタンディングアピール)、翌14日は木更津市(駅西口に午前9時20分に集合、出発式後、西口周辺を行進し三好家まで)と、袖ケ浦市(午後1時30分に市役所玄関前で出発式―せんどう袖ケ浦店前スタンディングアピール)で、世界平和と核兵器廃絶を訴えた。
発熱植物ザゼンソウ
DNA研究所など 生存戦略に手がかり
植物の中には、花の温度を上昇させることができる「発熱植物」が100種近くあることが知られている。
発熱によって花を暖かくしたり匂いを拡散したりすることで昆虫を誘引して、花粉を運ぱせると考えられている。
ザゼンソウの仲問は唯一北東アジアの寒冷地に生息し、花が咲く一週間程度の期間中体温を20度近くに維持している。
一方、近縁で小ぶりな花をもつヒメザゼンソウではこのような性質は見られない。
また、なぜザゼンソウが他の発熱植物と異なり寒冷地で発熱するのかはわかっていなかった。
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)と宮崎大学は1日、国内に記録されているザゼンソウとヒメザゼンソウの分布情報と環境データを突き合わせることで、発熱するザゼンソウの方が発熱しないヒメザゼンソウより雪深い地域に生息すること、2万年前の最終氷期にはザゼンソウはすでに現在に近い分布を示していたことを明らかにした。
また、日本各地で採取した両種の葉緑体や核のDNAを比較すると、ザゼンソウの方が遺伝的な多様性が高いことがわかった。
これらのことから、ザゼンソウは同じ地域に留まり遺伝的多様性を蓄積していったのに対して、ヒメザゼンソウは分布域を現在の地域へと移動したことが示唆された。
同研究の成果は、発熱する植物としない植物の異なる生存戦略を解き明かすための重要な手がかりとなる。
同研究成果は国際学術雑誌『Ecology and Evolution』で、オンライン公開された。
コロナ1週間
君津保健所は最多
県は2日、県内203の定点医療機関から直近1週間(7月24~30日)に報告された新型コロナの恩染者数を発表した。
感染者総数は3728人。
一医療機関当たりの感染者数は18.36人で、前週(15.36人)より3人増加。
年代別では50代が570人で最多。
16保健所別の平均報告数で最も多かったのは、君津保健所で31.64人、次の市原保健所は28.36人だった。
君津保健所は2週連続の最多で、前週(29.945人)と比べ2.19人の増。
ワースト4位
千葉県交通事故死者
今年上半期(1月~6月)の全国の交通事故死者は、前年同期より24人(2.1%)多い1182人だったことが繁察庁のまとめで分かった。
上半期としては10年ぷりの増加。
コロナ禍での行動制限が緩和されて人の動きが活発化したことが背鋭にあると分析。
千葉県は、昨年同期と同じ57人で、都道府県別の死者数は全国ワースト4位になっている。