住民の融和と連帯を 他【新千葉新聞】
- 2021/6/26
- ニュース
新千葉新聞2021年6月26日発行
住民の融和と連帯を
北村和則会長など再選、今年度役員
木更津市区長会連合会 定期総会は書面決議
住民の融和と連帯を基調とする木更津市内の区(自治会、町内会)が相互の緊密な連絡調整を図るとともに、市生徒の円滑な協力関係を推進し、木更津市の発展と市民の福祉向上に寄与することを目的としている「木更津市区長会連合会」(227区長。36146世帯)の令和3年度定期総会が、今月18日にかいさいよていだったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため今年度も中止された。
議事は書面決議とし、令和2年度事業報告、同収支決算報告、監査報告、令和3年度事業計画、同収支予算について全会一致で承認された。
任期満了に伴う役員選出が選考委員5人によって行われ、北村和則会長(木更津地区)が再任された。
また、長年にわたり連合会役員を務め、前年度末で退任した萱野隆氏(木更津地区)に感謝状と記念品が贈呈される。
令和3年度役員は次の通り。(任期は2年、再任も可)
▽顧問=萩原薫(東清川地区)
▽会長=北村和則(木更津地区)
▽副会長=長谷川吉一(真舟地区)、青木健(岩根東地区)、清水一太朗(請西地区)、齊藤富士男(岩根西地区)、浅川榮治(太田地区)
▽会計=岡田一三(清見台地区)、鈴木達也(富来田地区)
▽監事=佐藤泰史(東清川地区)、重城薫(金田地区)
▽理事=小沼利浩(木更津地区)、小出埼賢二(桜井地区)、齊藤勇(請西地区)、岩崎明男(太田地区)、阿部敏男(真舟地区)、伊田薫(波岡地区)、小篭正美(長須賀地区)、山岡栄二(祇園地区)、田中信和(東清川地区)、鳥飼光雄(岩根東地区)、本橋俊哉(岩根西地区)、和出栄(金田地区)、飯塚章(中郷地区)、柴崎哲也(富来田地区)、須田伸司(清見台地区)
(敬称略)
今年、木更津地区長会連合会では、設立50周年を迎え、11月27日(土)に木更津市民会館中ホールにおいて記念式典を開催、記念誌も刊行される。
また、8月には市長との意見交換会も予定されている。
補正予算や人事案件など
木更津市議会6月定例会 全案可決し閉会
木更津市議会6月定例会(6月3日招集)は23日、最終上程の11議案と追加議案2件、発議案2件を全案原案通り可決・承認・同意して、21日間にわたる日程を終え閉会した。
本会議で審議されたのは調書上程で、専決処分の承認2件、補正予算1件、人権擁護委員候補者の推薦1件、条例の1部改正4件、財産の取得1件など11件。
請願1件、陳情4件。
人事案件では、人権擁護委員に大河原敏雄氏(63、永井作)=元金田中校長、元岩根公民館長=の推薦に同意した。
座にさん(物品)の取得は電子黒板439代の購入に伴い、(株)大崎コンピュータエンジニアリング千葉市店(支店長・堀祐二)と1億5378万円(消費税及び地方消費税含む)で取得する。
追加議案では、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金給付事業のため、歳入歳出それぞれ5884万1千円を追加し、総額を480億1323万1千円とする令和3年度一般会計補正予算(第3号)と、市固定資産評価審査委員会委員に、小川正義氏(61、畑沢南)の選任に同意した。
陳情の「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」と「国における2020年度教育予算拡充に関する意見書」はいずれも採択され、それぞれ議員よりの発議案として提出、両案とも原案可決され、内閣総理大臣、文部科学大臣、財務大臣、総務大臣に宛て提出する。
請願の「産業廃棄物最終処分場《君津環境整備センター》第1期処分場漏洩事故の改善を求める」は不採択となり、陳情の「アクアステーション(仮称)のハブ化された高速バスターミナルの設置を求める」は継続審査となった。
令和3年度一般会計補正予算(第2号)では、新型コロナウイルス感染拡大を受け、財源不足が見込まれることから、コロナウイルス対策に係る財源確保のため、市議会議員報酬月額10%の削減を今年9月まで延長し、特別職人件費を1041万円減額する。(市独自施策・市議会事務局)
また、乳児を持つ家庭の負担軽減のため、月に数回のしない飲食店のテイクアウト等を利用してもらうための、子育て応援見るポイント事業費に1100蔓延、電子地域通貨「アクアコイン」利用者に対し支払額の20%還元を実施するとともに、市外からの練乳者に対し、アクアポイント1000ポイントを付与するための経費などを盛り込んだ。
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費として、ワクチン移送業務など、必要となった事業を実施するための経費、1憶3641万3千円も計上した。
大神輿の巡行・奉舁は中止
八剱八幡神社 7月の夏季例祭予定
昨年より回収を行っていた木更津市富士見の八剱八幡神社(宮司・八剱隆)の関東一の大神輿が今月20日に戻ってきたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、夏季祭礼の大神輿巡行・奉舁(ほうよ・かつぐこと)は、昨年と同様、中止となっている。
7月9日(金)に行われる「本殿祭」には、神職・責任役員・年番総代・各町総代・青年のみが参列する。
7月10日(土)と同11日(日)の夏季例祭では、大神輿の巡行、大神輿の奉舁は両日富中止、境内の露天設置も両日とも中止されている。
しかし、両日の「御神霊(おみたま)の巡行は、
神職・祭礼委員長・副委員長と共に、例年の神輿順路通りに、各町内の御神酒所に回り、町内のお祓いを行う。
また夏越しの大祓いは、6月30日(水)午後3時から執り行う。
茅の輪は30日まで設置。
人形(ひとがた)は例年通り配布し受け付ける。
燃える夏はすぐそこに
学校全体で応援できる雰囲気をつくる
木更津第一中学校 支部総体壮行会
木更津第一中学校では、このほど、7月3日より始まる支部総合体育大会に向けて、部活動の「総体壮行会」を行った。
昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため大会が中止だったので、2年ぶりの開催となった。
体育祭以来の久々の全校単位での集会だったが、可能な限り感染リスクを抑えられるよう、今エンドはグラウンドで行った。
今回の壮行会の運営については1・2年生の学年生徒会役員が中心となって行ったが、これは総体に出場する選手に3年生が多いためということ。
運営を担当した生徒たちは、全校生徒を対象にした行事を企画するのは初めてで、「どうすれば選手の闘志を盛り上げられるか」「学校全体で応援できる雰囲気をつくれるだろうか」など不安な気持ちを巡らせながら、計画から当日の運営までを一手に担った。
コロナウイルス感染症予防のため、例年行っている「円陣」「声出し」「エール」などは出来なかったが、その分、選手個人単位での呼名と返事や部長による選手宣誓、全校生徒による応援歌(ラグビー日本代表チームソング『ビクトリーロード』)に合わせた拍手など、新しい生活様式に合わせた工夫を感じる壮行会となった。
選手を見守るサポーターの姿勢も前向きで、仲間を応戦する温かい姿が見られた。
この壮行会において、出場選手たちの「支部総体にかける思い」を全校生徒が共有したことで、学校の代表として頑張ってきてほしいという雰囲気につながった。
紙芝居で火災予防啓発
木更津市消防本部 園児と一緒に楽しく学ぶ
木更津市消防本部(消防長・高岡禎暢)は23日午後1時30分から、市内の社会福祉法人「長須賀保育園」で、木更津市消防団機能別分団学生部による『紙芝居を活用した火災予防啓発活動』を行った。
これは、園児らに、幼少期の頃から消防への親しみを持ち、火災予防及び防災について理解を深めてもらおうと取り組んだもので、木更津市消防団として初の試み。
紙芝居は、地震発生前の対策や発生後の対応について考える内容で、機能別分団学生部の団員が、園児らに紙芝居を使った読み聞かせを行い、団員と園児が一緒になって楽しky防災について学んだ。
機能別分団学生部は今後も、紙芝居を活用した火災予防啓発活動を続け、地域の防災力の向上に努めていくとしている。
なお、木更津市消防団の団員は、今年6月1日現在で460人となった。
消防団員は随時募集しており、同消防団では入団を歓迎している。
木更津4人袖ケ浦2人
24日県発表コロナ 県内は129人感染
県によると24日、君津地域では木更津市で4人、袖ケ浦市で2人、合わせて6人の新型コロナウイルス感染が判明した。
君津市と富津市はいなかった。
富津市では今月、21日から4日連続で感染者が確認されていない。
県発表の新規感染者は次の通り。
①職業等②推定感染経路③検査確定日
【木更津市】
▽50代女性①保育関係者②調査中③22日
▽60代女性①アルバイト②不明③22日
▽30代女性①無職②その他③23日
▽20代女性(無症状)①アルバイト②同居家族③22日
【袖ケ浦市】
▽60代男性①無職②その他③22日
▽30代男性※千葉市発表①公務員
(同市に勤務する職員でない)②不明③22日
地元4市の同日減愛の累計感染者数は、木更津市が667人、袖ケ浦市が266人に増えた。
君津市251人と、富津市118人は変わらない。
県内では、同日1人の死亡と129人の感染が判明。
同日現在における県内の累計感染者は39592人、死亡者は702人となった。
9羽のこどもカルガモと
木更津市長須賀の田んぼ 巣を作りエサ探し
木更津市長須賀の田んぼで「カルガモ」が笹などを組み合わせた直径22~30センチに達する皿状の巣を作り、9羽が孵(ふ)化して、親子でエサを探して泳いでいる。
カルガモは10~14個の卵を産む。
全長60センチで、カモの仲間。
全体に黒褐色で、顔は白っぽく、2本の黒褐色線がある。
くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立つ。
飛行時の翼下面の風切羽の黒褐色と、雨覆羽の白色の対照が鮮やか。
メスオス同色だが、身体はオスの方が大きく、黒味も強い。
「グエーグエッグェ」と聞こえる大きな声で鳴く。
日本では全国で繁殖し、本州以南では留鳥、北海道では夏鳥。
エサは植物質で、草の葉・茎・草の実などを主食にしている。
ヒナの時期は底生動物も食べている。
カルガモと、大きさはほぼ一緒だが、マガモよりもやや体重が軽く、それが名前の由来になったという節也、万葉集に詠われた「軽ケ池」に由来するという説がある。