医療従事者に感謝をと 他 【新千葉新聞】
- 2020/8/5
- ニュース
新千葉新聞2020年8月5日発行
医療従事者に感謝をと
共栄運輸(株)の管理者19人が380万円
君津 木更津 医師会に応援慰労金
貨物輸送や土砂運搬などが中心事業の共栄運輸(株)(平井秀幸代表取締役、木更津市潮浜)の管理者19人一同の代表が、3日(月)午前11時、木更津市役所駅前庁舎8階の市長応接室を訪れ、このほど国から支給された「特定給付金10万円」を、きさらづしをとおして一般社団法人君津木更津医師会(神田豊彦会長)に応援金として寄付。
この寄付は「自らの感染リスクを抱えながらも、強い使命感で業務に従事している医療従事者に感謝したい」と慰労の意を込め贈ったもの。
同社では、新型コロナウイルス禍のなか現在は前年比2割減ほどの売り上げ減少に留まっており、現業職については、超勤手当等は減少しているものの、管理職は給与・賞与等が減少していない。そこで特定定額給付金受け取り辞退の選択肢もあったが、医療従事者に感謝の気持ちを伝えたいと管理職19人の夫婦が合計380万円を贈ったもの。
寄贈式には、齋藤茂雄取締役会長、平井秀幸社長、永田恵一郎総務部長と、医師会の平林修事務局長(会長代理)が来庁、木更津市では渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、伊藤浩之健康こども部長等が出席して敬意を表した。
贈呈式では、齋藤会長(77、写真右端)が贈呈の趣旨を説明。渡辺市長は「コロナはまだまだ安心できない状況下にあり、今後も医師会や自治会等の協力を得ながら市民の安全・安心を守っていきたい」と挨拶、医療関係者への慰労の気持ちン美感謝した。医師会では、コロナ感染症対応に当たっている医療機関に贈呈し、医療スタッフの慰労金に充当される。
電話de詐欺未然に防ぐ
千葉銀行君津支店の女性窓口職員に
木更津警察署 署長感謝状を贈る
君津警察署(香月直幸所長)は3日、「電話de詐欺被害」を未然に防いだとして、千葉銀行君津支店(内山博之支店長)の窓口職員・長谷川祐子さん(48)に署長感謝状を贈り、敬意を表した。
これは去る6月17日午前11時すぎ、同店窓口を訪れた君津市内居住の女性(80歳代)が高額(300万円)な現金の引き戻しを依頼してきたことから、使途を尋ねたところ「弟の入院費用」との申し出だった。さらに警察から依頼されているアンケートを使用して詳細を確認すると、あいまいな回答が多くなり、大変急いでいる様子だったことから、電話de詐欺を疑い、君津署に通報するとともに女性を説得し、被害を未然に防いだもの。
長谷川さんは「お客様の大切な財産を守ることが出来て本当に良かったです。これからも詐欺被害などが起こらないように、最新の注意を払い、業務を務めたい」などと振り返っていた。
香月署長は、「丁寧な対応と日ごろからの被害防止に対する意識の高さのお陰で被害を未然に防ぐことが出来ました。金融機関は被害防止の最後の砦です。今後も地域と連携して安心・安全な市民生活を確保していきたい」等と感謝し、さらなる理解と協力を願った。
消毒作業や草取り作業
PTAのボランティア活動組織協力
木更津市立高柳小学校 学校応援隊を結成
『全力高柳2020元気いっぱいみんあで頑張る柳っ子の育成』を掲げる木更津市立高柳小学校(臼井弘子校長、児童数392人)では、このほど、高柳翔PTA(山口貴男会長)のボランティア活動組織として会員有志による「学校応援隊」が結成された。
これはコロナ禍の中、学校職員が感染防止のために、放課後、行内の消毒作業を行っていること、長期休校による授業時間確保優先で公邸内の序背負う作業にまで手が回らないことなどを知ったPTA本部役員が「なにか保護者として学校のためにできることはないだろうか」と考え、放課後の消毒作業とグラウンドの草取り作業への協力を保護者に募ったところ多くの賛同が得られ組織されたもの。
7月末には70人を超える保護者が協力を申し出た。
応援隊員は学校に集合ののち、検温・消毒を済ませ1日30分~1時間程度、消毒作業とv草取り作業に分かれて活動している。
最近では下校後の児童も保護者と一緒に手伝う姿も見られるなど活動の輪が広がっている。同活動は8月31日まで実施される予定。
山口PTA会長は思いがけない大勢の協力に感謝して、「この先も、子ども達はもちろん、先生方を、学校応援隊として全力で支えていきたいと思います」などと話していた。
故郷の好きなところは
木更津市八幡台公民館 多くの応募集まる
木更津市立八幡台公民館(館長・鈴木修一)では、コロナ禍でなかなか遠くまで外出ができない中で、自宅でできる活動に取り組んでもらおうと、八幡台公民館40周年記念事業実行委員会・八幡台小学校区まちづくり協議会と共催で「大募集!上烏田・八幡台・羽鳥野の好きなところ・良いところ」を募った。
自分たちのふるさとを見直してみようと、地元の好きな場所やおすすめのイベント、素敵な取り組みや「活動など、自慢できるところを募集したもので、25人・43件の応募があった。
応募の中には「八幡神社の彼岸花と星空」など場所を特定したものや、「祭りなどをひらくらくときのみんなの協力」といった様子をあげたものもあった。また、「子どの達のあいさつの態度が良いところです」という意見が大人から寄せられた一方で、「登校中と、下校中に挨拶をしてくれるところ」という小学生からの応募もあるなど、相互につながりあえるよいところがたくさん垣間見えた。
集まった内容は同公民館に掲示されているほか、一部は公民館だよりや木更津市役所ホームページにも掲載されているので、ぜひ見てもらいたいと案内している。
問い合わせは同公民館(TEL0438-36-4010)へ。
55周年記念式典と
かずさ青年会議所 祝賀会は中止に
一般社団法人かずさ青年会議所(理事長・伊藤友彦)では、新型コロナウイルスの感染症の感染予防のため、4月30日に予定していた「55周年記念式典及び祝賀会」の開催日を未定とし、開催延期としていたが、このほど、正式に中止とした。
現在、日本国内において新型コロナウイルスの感染例が相次ぎ発生している中、感染経路が未だ不明瞭な事例が多いことから、多くの人が集まる行事を実施することについて、感染の危険性がいまだ危惧されている状況。そのため、やむなく中止となった。
中学校携帯容認を通知
文科省が教育委員会に 3条件守れば許可
文部科学省はこのほど、学校へのスマートフォンや携帯電話の持ち込みを議論する有識者会議を開き、登下校時の緊急事態に備えた連絡手段として、中学校では管理方法を明確にするといった3条件が整えば、持ち込みを認めるまとめ案を大筋で了承、全国の教育委員会などに通知した。
通知に強制力はなく、教委などは参考にして対応を決める。
中学校は、校内での使用は禁止するなど、「一定の条件の下、持ち込みを認める」とした。
持ち込みの条件には、①管理方法や紛失などが起きた際の責任を明確にする、②有害な使い方など閲覧対象を制限する「フィルタリング」を保護者の責任で設定、③危険性や正しい使い方を適切に指導-の3点を挙げ、生徒、保護者、学校が合意し、環境を整備することを求めた。
小学校では、従来も今後も、学校への携帯電話持ち込み禁止、中学校は原則禁止の方針は維持した上、今後は3条件提示で容認。高校は授業に専念するため、従来からの校内での使用制限を、今後とも続けることが妥当とした。
第8地区結果
高校野球独自大会
夏の甲子園中止などを受け開催する県独自大会「2020夏季千葉県高等学校野球大会」が2日開幕した。全試合原則無観客。
158チームが参加。8地区に分かれての「地区トーナメント」から始まる。第8地区(君津・市原地域)は18チーム(うち君津地域は12チーム)が参加して熱戦を展開していく。
第8地区のこれまでの結果は次の通り。
◎1回戦 ▽天羽16-4木更津高専(6回コールド) ▽京葉12-4君津(7回コールド)
◎2回戦 ▽志学館17-1市原(5回コールド) ▽東海大市原望洋14-0君津青葉(5回コールド)
県では43人が感染
3日発表のコロナ 60歳代女性が死亡
東京都で3日、新型コロナウイルスの新たな感染者が258人確認された。月曜日に200人を超えるのは初めて。1日あたりの200人越えは7日連続。
千葉県では3日、新たに43人の感染が判明した。40人以上の感染判明は3日連続。入院中だった60歳代女性1人が死亡したとも確認された。
佐倉市内のカラオケを伴う複数の店をまたいだクラスター(感染集団)では、新たな1店を含めて7人増え、4店合計で27人となった。また船橋市立リハビリテーション病院でも入院患者と職人合わせて5人のクラスターが確認された。
新規感染者の居住地別内訳は佐倉市13人、船橋市9人、浦安市4人、市川市、市原市各3人、松戸市、我孫子市、成田市、四街道市各2人、八千代市、流山市、白井市各1人。
君津地域からは出ていない。
3日現在の県内の感染者数は1827人(再陽性含まず)。
地元4市は変わらず、木更津市35人、袖ケ浦市10人、君津市5人、富津市ゼロ。
社会福祉にと
機能性食材研究会とヒラノ商事(株)が寄付
▽機能性食材研究会(代表・中村育子)は7月28日、社会福祉事業に役立ててほしいと、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に1万円を寄付した。
▽木更津市潮浜1-17-106、平野商事(株)は7月30日、社会福祉事業に役立ててほしいと、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に5061円を寄付した。同社の同寄付は毎月、続けられている。