核兵器なくせと訴え 他 【新千葉新聞】
- 2020/8/4
- ニュース
新千葉新聞2020年8月4日発行
核兵器なくせと訴え
木更津市朝日庁舎 「原爆写真展」開く
木更津・君津平和大行進実行委員会主催の「2020年原爆写真展」が3日~7日(金)まで、木更津市役所朝日庁舎(2階)で開かれている。
「ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間」には、原爆が落とされたキノコ雲の写真、広島・ナガサキの原爆には、原子爆弾の威力として、熱線、爆風、放射能についての説明、ヒロシマあの日-は焼きただれた原爆ドームとその周辺の写真、ナガサキあの日-7も、街に原子爆弾が投下された日の悲惨な状況が映し出されている。
ヒロシマあの日-7には、肥田舜太郎氏の『かっ、と、あたりが真っ白にくらんで 焔のあつさが顔と腕をふいた。両手で目を覆ってはいつくばった。指の間からあたりの様子をうかがった。
広島の街並みの上に真っ赤な大きな日の輪が浮かんだ。眼の下の小学校の屋根が砂塵のつむじ風に軽々と引きはがされた。
私の身体も空中にすくいあげられていた。』の言葉が添えられていた。
8月6日は「広島原爆記念日」、8月9日は「長崎原爆記念日」、1945年(昭和20年)米軍機がヒロシマと長崎に原爆を投下し、多くの死傷者を出し、市街は一瞬にして焦土と化した。我々はこのことを忘れることなく、世界平和を願い、「核兵器なくせ」と、訴え続けたい。
木・小学校教員が感染
学校は4日まで臨時休校に、コロナで
1日と2日に判明 木更津は6、君津2
東京都で1日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多となる472人確認された。同日は千葉を含む7県でも1日当たりの最多を更新した。
翌2日の都の感染者は292人で、4日ぶりに300人を下回った。一方、三重など3県で過去最多を更新、感染拡大は大都市以外にも広がっている。
千葉県では、1日、73人の感染が新たに判明。1日の感染者数としては過去最多を更新した。
県によると、2人が重症、このうち1人は木更津市の60歳代女性。いずれも集中治療室(ICU)で酸素投与を行っている。君津地域からは1日、木更津市から4人、君津市からも2人の新規感染者が出ている。
翌2日、県内では51人の新たな感染が確認され、地元関係では木更津市で2人の感染が判明した。木更津市は7月29日から5日連続で増え続け、この間の感染者は12人となる。
1日と2日に判明した県内及び君津地域の感染者概要は次の通り。
【1日】
◎県内=過去最多の73人感染。居住地別では船橋市15人、千葉市12人、佐倉市7人、松戸市5人、木更津市4人など。佐倉市のカラオケ店2店舗でクラスター(感染者集団)が発生、計15人の感染が確認された。
◎君津地域
▽木更津市の男女4人感染。
①60歳代の無職男性は7月17日発症、31日検査確定(陽性判明)。感染経路不明。発症2日前からの行動履歴は自宅、医療機関。介護サービスを利用していた。
②60歳代の無職女性は7月28日発症、31日検査確定。感染経路不明。発症2日前からの行動履歴は自宅、医療機関。集中治療室で酸素投与中。重症。
③自営業の60歳代女性は7月29日発症、31日検査確定。発症2日前からの行動履歴は自宅、職場、医療機関。7月29日に感染が判明した同市内の60歳代男性(当紙8月1日付既報)と接触していた。
④20歳代のアルバイトの女性は7月27日発症、31日検査確定。感染経路不明。発症2日前からの行動履歴は自宅、職場、医療機関。
▽君津市では2人の感染判明。
①20歳代の会社員男性。7月30日発症、
31日検査確定。発症2日前からの行動履歴は「自宅、職場、医療機関。7月28日に要請が判明している松戸市の20歳代女性と接触していた。
②20歳代の男性教員(木更津市内の小学校勤務)は7月30日発症、31日検査確定。発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。①の男性と接触していた。
【2日】
◎県内=51人が新たに感染。佐倉市のカラオケ店2店舗でクラスターは同市内のカラオケ喫茶でも判明。感染者は新たに4人確認された。慶店舗の感染者は20人となった。居住地別では松戸市10人、市川市8人、千葉市、船橋市各4人、柏市、浦安市各3人、木更津市、成田市、流山市各2人、他。
◎君津地域=木更津市の男性2人感染。
①80歳代の無職男性は7月29日発症、検査確定31日。感染経路不明。発症2日前からの行動履歴は自宅、医療機関。
②50歳代の無職男性は7h月23日発症、検査確定8月1日。感染経路不明。発症2日前からの行動履歴は自宅、医療機関。県では農耕接触者の把握を含めた功労履歴の調査を行っている。
2日現在の、県内の感染者数は1784人(再陽性含まず)。
君津地域4市は、木更津市が35人、君津市5人に増えた。袖ケ浦市10人、富津市はっゼロは変わっていない。
KAORUKOさんと花コラボ
東京のホテルで開催 市川九團次氏が舞踊
木更津市の公式ふるさと応援団で、世界を舞台に活躍中のフラワーアーティスト・KAORUKO(カオルコ)さんと、歌舞伎俳優・市川九團次氏による《The21st KAORUKO FLOWER COLLECTION 2020》 ”祈”~日本の伝統文化と和モダンの花の子ラビレーション~が、8月26日(水)午後1時30分~3時30分(午後零時30分開場)、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで開催される。
これは、新型コロナウイルスという疫病退散に願いを込め、五穀豊穣・天下泰平・無病息災などを神に祈る舞踊『三番叟』を市川九團次氏が舞い、KAORUKOさんが和モダンフラワーアレンジに祈りを込める。
同会場では、「ゆれるブーケコンクール」「和モダンの花作品展」『KAORUKOs 和モダン式のフラワーアレンジ』出版記念イベントなどが同時開催される。収容人員1000人のところ、300人げんていで開催する。
チケットは、▽S席(ショー&交流会)8000円、▽SS席(自由席、ショー&交流会、食事、記念品付き)、▽SS席(指定席、ショー&交流会、記念品、客席1列目~5列目まで優先確保)
問い合わせ、NPO法人March of Bouqet’ TEL03-6274-6027。
平和のための戦争展
木更津市立中央公民館 沖縄戦から75年
「2020年 平和のための戦争展」が、あす5日(水)~8日(土)午前10時~午後4時、木更津市立中央公民館(木更津駅西口前、スパークルシティ木更津6階)第7会議室で開催される。同展実行委員会主催。
内容は次の通り。
▽展示 ①「原爆」「沖縄戦」から75年=「ヒロシマを知ろう」8月6日、きのこ雲の下で。市民が描いた、原爆の。沖縄ひめゆり記念館のパネル②戦前・戦中・戦後の木更津=昭和初めの地域の様子・木更津海軍航空隊の歴史・木更津にあった日本最大の飛行機補給工場・戦時下のちいきの人々・佐貫山中の巨大地下工場跡・戦後の基地と地域の人々など。
▽平和のための美術展=へいわだから自由に絵が描ける。ゲルニカの会が呼びかけ、市民が出品した作品を展示。
多くの来場を歓迎。なお、新型コロナウイルス感染防止の観点から、「3密」を避けるなどのため、今年は規模を縮小し、昨年まで行ってきた戦争体験を聞く会、歌の集い、お話を楽しむ会などは、今年は中止する。
問い合わせはTEL090-6149-4132(栗原克榮さん)へ。
雅は勝ち越し
大相撲7月場所
大相撲7月場所は2日、東京・国技館で千秋楽を迎え、元大関で東前頭17枚目の照ノ富士(28)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が2015年夏場所以来、2度目の優勝を果たした。今場所は、新型コロナウイルスの感染対策を実施し、1日当たり約2500人の観客を入れての開催となった。
木更津市出身の千代嵐(九重部屋、幕下7枚目)は3勝4敗で惜しくも負け越し、君津市出身の雅(二子山部屋、序2段西113枚目)は5勝2敗で勝ち越した。
市民野球熱戦
市営と江川両球場
木更津市野球連盟主催「市民野球春季大会」のC級2部1~2戦5試合と、「壮年大会(リーグ戦)」3試合が2日、市営及び江川両球場で行われた。結果は次の通り。
【C級2部春季大会】
◎1回戦 ▽TOBIX6-3GGフェニックス ▽Knife edge9-0バットボーイズ(5回コールド) ▽Crackers5-2木・シリウス
◎2回戦 ▽ぶひっ9-3食事処おのでら ▽cats eye7-6山王ROOKIES
【壮年大会】
◎A ブロック ▽八幡台ロイヤルズ(不戦勝)-高柳
◎Bブロック ▽酒13-12木・シリウス ▽SONY EMCS7-0おのでら(5回コールド)
ヒト幹細胞の分化に関し
かずさDNA研究所等 転写因子の同定に成功
かずさDNA研究所(木更津市。理事長・大石道夫)および慶應義塾大学医学部坂口光洋記念講座<システム医学>(教授・洪実)、国立成育医療研究センター(理事長・五十嵐隆)、株式会社テンクー(代表取締役社長・西村邦裕)、株式会社DNAチップ研究所(代表取締役社長・的場亮)らの研究グループはこのほど、ヒト胚性幹(Emdryonic Stem–ES)細胞を用いて、714遺伝子を個別に誘導しつつ、発現解析を行うことにより、幹細胞の分化に関係する転写因子(transcription factor–TF)を網羅的に同定することに成功したと発表した。
得られた成果は、公的データベースと慶應義塾大学医学部坂口光洋記念講座ウェブサイトで公開されるとともに、樹立された遺伝子誘導でできるヒトES細胞も、広く研究者に提供される。これらのデータリソース・材料リソースは、ヒト遺伝子の機能を体系的に解析したもののなかでは、これまでになく大規模なもので、幹細胞研究のみならず、TFの機能解析に大きく貢献する。
同研究で得られた生物ビックデータは、転写因子を同一プラットフォームで誘導したというユニークな特徴を持ち、人工知能(Artificial Intelligence–AI)などの数理的な解析に適している。同データを用いることにより複雑なTF同士のネットワーク構造の解析は大きく進み、iPS細胞をはじめとしたヒト幹細胞から、望む細胞系譜を自在に生み出す技術開月に繋がることが期待される。
同研究成果は、5月19日付(英国時間)に、「Cell Reports」誌のオンライン版に掲載された。