木更津トピック

2015/07/21

内房━東京、バス主役に|JRは特急減便

 

内房地域と東京をつなぐ公共交通は、鉄道から高速バスへの主役交代が急速に進んでいる。2009年に始まった東京湾アクアラインの料金値下げの影響が大きい。JR内房線は特急の減便や運行区間の短縮が行われ、県議会は今月、増便を求める意見書を決定した。対照的に木更津市は、各地を結ぶ高速バスの大拠点に変貌しつつある。

 

アクアライン

 

「三井アウトレットパーク木更津」など大型商業施設が立ち並ぶ木更津市の金田地区のバス停。午前7時台は、東京駅に向かう高速バスが1~7分間隔で計18発車する。平日には通勤客らが列を作り、次々と乗り込んでいく。

 

アクアラインを経由した東京駅までの所要時間は、渋滞がなければ約40分。JR内房線の特急さざなみの57分(木更津駅から東京駅、午前8時台出発)より短く、料金1250円は、切符を購入して乗車する特急さざなみ(自由席)より1000円安い。

 

都内への通勤にバスを利用している同市の男性会社員(40)は「速いし、確実に座れる。電車は東京駅までの直通が少ない」と語る。

 

金田地区はアクアラインの値下げ後、急速に開発が進み、都内に通勤する住民が増えた。市は今年度、同地区にバスターミナルを整備し、乗降場所も4から10に増やす。品川、横浜、川崎各便の新設も見込み、将来的には県内外の各地を結ぶバスの発着拠点にすることも視野に入れており、担当者は「定住や企業誘致にもつなげたい」と期待を膨らませる。

 

 

 

昨年10月には館山━新宿間の路線が新設されるなど、房総地域と東京を結ぶ高速バス路線は拡充の一途。影響をもろに受けているのが鉄道だ。

 

特急さざなみ

 

京葉・内房線の特急さざなみは10年3月のダイヤ改正で、平日8往復から7往復に減り、その後のダイヤ改正でも毎回のよう減便された。今年3月の改正では、上り3本、下り5本まで減り、運行は東京━君津間となり、君津間から先の館山までは取り止めとなった。

 

こうした状況に、沿線自治体と県などでつくる「県JR線複線化等促進期成同盟」は昨年9月、JR東日本に、「千葉・東京方面の通勤通学や南房総への観光客の利便性向上」の必要性を訴え、減便、運行取りやめ分の復活を要望した。

 

県議会も今月3日、内房線などの利便性向上を求める意見書を全会一致で可決した。意見書は「鉄道は運行の定時性や輸送力の面でバスに置き換えられるものではなく、不便を強いられる地方部の切捨てにつながる」と指摘した。

 

JR東日本千葉支社広報は、14年度の「さざなみ」利用客数が、07年度の約3割にとどまったことを減便の理由に挙げ、今後については「利用状況を見守りたい」としている。<読売オンライン>

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