暮らし

新千葉新聞6月19日掲載

6月19日掲載

長年の児童福祉功労

2018-6-19-01

「瑞宝双光章」の宮﨑栄樹氏を称え  300人が集い 盛大に叙勲受章祝賀会

平成30年春の叙勲で、長年にわたる児童福祉功労で「瑞宝双光章」を受章した宮﨑栄樹氏(70、みやざきえいじゅ、木更津福祉会館保育園園長、愛染院住職、木・中央)の叙勲受章祝賀会」が17日(日)、オークラアカデミアパークホテルで盛大に開かれた。
祝賀会には、教育・保育・宗教・政治・檀家・知人など各界の代表300人が出席して功績を称えた。
会場には多くの生花が飾られ、「宮﨑家三代叙勲記念 宮﨑栄樹瑞宝双光章拝受」とあるように、祖父・識栄氏が勲四等瑞宝章、父・祐致氏が勲五等瑞宝章を授与されており、今回で宮﨑家、親子連続三代にわたっての名誉ある叙勲拝受となった。
(写真下、勲章・勲記等)
宮﨑栄樹氏は、寺院住職、保育園園長のほか、長年にわたる児童福祉・地域貢献、さらには千葉県刑務所教誨師(きょうかいし)としての宗教活動、保護司等の活動にも力を注いできた。
祝賀会では冒頭、国歌君が代斉唱の後、真言宗豊山(ぶざん)派管長の田代弘興猊下(たしろこうぎょう げいか、総本山長谷寺化主)より宮﨑栄樹住職に最高位の「大憎正位」の証である「朱の折り五条」が授与され、田代猊下より祝辞が述べられた。
式典では発起人代表の島野光司実行委員長(愛染院筆頭総代)が宮﨑氏の事績を紹介、長年にわたる幼児教育活動、地域復興等への多大な貢献を披露した。
続いて多数の来賓代表して、渡辺芳邦市長、千葉県保育協議会会長・圓藤弘典会長、千葉刑務所教誨師の前会長・遠藤了義氏、木更津市学童保育所協会の副会長・豊田雅之氏、愛染院仏教婦人会の川合憲子会長が挨拶に立ち、「宮﨑氏の栄誉は宗教界のみならず木更津市の誇りであり、その精力的な活動には頭が下がります。今後も生涯現役でご指導・ご活躍いただきたい」等と祝辞を述べた。
また「健康に留意してこれからも頑張っていただきたい」とハルエ婦人の内助の功を称えた。
木更津大正会評議員の青柳敬子さんと、渡辺和彦さんによる元副知事・大槻幸一郎氏らの祝電披露のあと、記念品の「屋久杉の置物」の贈呈が行われた。
続く花束贈呈では、お孫さんの吾津観太郎(2歳)と相馬玄くん(1歳)から花束が渡され、夫婦は相好をくずした。(写真上)
祝宴の合間には、スクリーンに「森の保育園」などのDVDが映され、社会館保育園の職員による太鼓演奏や、同園児による歌などが会場を和ませた。
最後に宮﨑栄樹氏が謝辞に立ち、今回の祝賀会開催へのお礼を述べ「真言宗豊山派管長の田代猊下には恐悦の至りです。お寺や社会館保育園にも後継者がきちんと育ってくれている。これからは皆さんの助力を得ながら、全力を以て御恩返しに努めていきたい。里山教育については、子どもは自然の中で育つ。里山を木更津の宝として子孫に残していきたい」などと幼児教育に溢れる情熱を垣間見せた。
宮﨑氏は、昭和23年3月12日生まれ、同41年木更津高校卒、昭和47年北海道大学・哲学科卒、同年千葉県職員として奉職。
54年4月木更津社会館保育園園長に就任。
木一小学童保育所レンコンクラブ、木二小学区ポプラクラブ、畑沢小学区くじらクラブ、東清小サンシャインクラブなどを運営。
千葉県保育協会君津支会会長、保護司なども務めた。
平成16年第1階木更津こどもまつりを開催。
昨年度で14回目、
市内請西の里山「田切谷」での『里山保育が子供を変える』(90分)は、NHK ETVで5回放映、映画「里山の学校」も制作され、子どもたちが自ら考え行動する人づくりの原点を重視した保育は全国から注目されている。

 

 


アイヌの儀式と古式舞踊

2018-6-19-02

長年にわたりアイヌ文化の保護・継承  木更津市在住 差間秀夫氏が再現

長年にわたりアイヌ文化(儀式や舞踊)の保護・継承などの活動を続けている、カムイトラノ秀吉アイヌの差間秀夫氏(69、さしまひでお)が、~新しい家の土地を清める儀式「アシリ・チセ・シリ・エピルタクサ」(釧路地方に伝えられていたもの)~を17日(日)木更津市桜井新町の差間氏の自宅で再現した。
差間氏は、1948年に北海道白糠町に生まれ、1968年から日高出身のアイヌ民族の長老、故・日川善次郎・きよ夫妻のもとで、アイヌの儀式と古式舞踊を継承してきた。
釧路や阿寒湖畔、層雲峡などを拠点に木彫で生計を立てながらアイヌ文化の伝承活動を続け、香港での第9回アジア芸術祭で、花柳吉衛氏の国立劇場での舞踊公演『神々と共に』に出演するなど、伝統を踏まえながらも新しい試みにも数多く挑戦してきた。
その後千葉県に転居し、2014年からは木更津市に居住している。
今回再現された儀式は、若者の結婚を祝い、新居を新築するにあたり親戚などが集い、土地の穢れを祓う、一般的な「地鎮祭」に相当するもの。
北海道でも正しい伝承が途絶え、久しく行われていないもので、今や差間氏のみが記憶している伝統儀式。
儀式の最後には、アイヌの神である自然・大地への感謝の舞なども披露された。
同氏は弟子や若者たちにアイヌ伝統の文化を永久に残すため今年から、10年計画で映像と活字で記録していこうと計画。
その第一弾としてこの日映像収録が行われたもの。
またこの儀式に使用される酒「トノト・ソロパ」や、酒を吟味する儀式「シントコ・サンケ」も再現された。
また同儀式で使用する用具は全て柳で作られており、差間氏が1年以上かけて手作りで準備した。
女性たちは自分で刺しゅうした木綿のアイヌの民族衣装で参列、感謝の歌などを披露した。
同日はアイヌの生活等に関心をもつ市民なども同儀式を見学していた。
この日のために準備を進めてきた差間氏は「文化は継承していかなければ廃れる。儀式を通して自然を大切にする心も伝えたい。日本の文化として、一人でも多くの人に関心を持ってもらいたい」と話し、文化継承への意気込みを話した。
(写真左は柳の木で作った刀を持ち、祓いの舞をする差間さん)

 

 


伝統の鼓笛演奏にピリオド

2018-6-19-03

おじいちゃんやおばあちゃんも見学  富岡小学校 最後の運動会を開催

木更津市立富岡小学校(校長・佐藤千明、児童数28人)ではこのほど、同小最後の運動会を行った。
全校児童28人という少人数のため、複数学年合同での個人・団体競技の他、親子競技も全学年で実施。
PTAによる綱引きや玉入れなど、多くの保護者の参加も見られた。
また、中学1年生が6年生と対決するリレーでは、急遽、保護者チームも結成・参加し、会場を盛り上げた。
競技もさることながら、同校の運動会のメインの1つとして、全校児童による「鼓笛パレード」がある。
ほとんどの保護者がこの鼓笛演奏を経験し、おじいちゃん・おばあちゃんもその姿を見てきた。
同校の長年の伝統として脈々と受け継がれ、毎年地域の人達も楽しみにしている。
特に、今年度の鼓笛演奏は、来年平成31年3月で閉校となる富岡小学校にとって、特別なものとなった。
鼓笛演奏は、前年度から高学年を中心に練習を重ね準備を進めてきた。
低学年は高学年に教えてもらい、学校全体一丸となって取り組んできた。
いよいよ本番の日。
プログラムは午後の一番はじめとなっており『富岡小学校校歌』『こんにちはトランペット』『聖者の行進』『富岡の歌』の4曲を演奏した。
2年生は、鍵盤ハーモニカを担当し、演奏と行進を同時に行うことに苦労してきたが、これまでの練習の成果を発揮することができた。
校歌では、昨年度まで同行に在籍していた大木昌代教諭(現木更津第二小学校校長)が児童の演奏に合わせて歌声を披露し、グラウンド全体を温かい雰囲気にした。
主指揮を務め、全体をリードしてきた6年生の濱本さんは、「145年の歴史が終わってしまうのはさびしいが、精一杯演奏しました」と、今回の鼓笛パレードを振り返った。
終了後の児童の表情には充実感と達成感にあふれており会場からは28人に温かい拍手が送られ、有終の美を飾ることができた。

 


 

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